2006年トリノ五輪において新種目スノーボードクロスで7位入賞。まさに彗星のごとく現れたニューヒロイン藤森由香選手。雪上のモトクロスとも呼ばれ海外では高い人気を誇るスノーボードクロス。世界を舞台にさらなる飛躍を誓う藤森選手に競技の魅力と、さらにiPodと音楽についても詳しくお話をお聞きしました。
オリンピックに出て良かった
─まず、スノーボードクロスという競技について、教えてください。
コースの長さは700m〜1,000m。その中でバンクがあったりウェーブがあったり、ジャンプ台があったりと、さまざまな障害物があり、それを乗り越えながら順位を争います。4人から6人で競技を行いますが、世界選手権や五輪などの国際的なレースでは1つのレースで4人エントリーするのが基本です。トーナメント形式でそのうちの上位2人がどんどん勝ち残っていって、最終的に決勝まで残った4選手が優勝を争います。
─私も競技の内容自体は知っていたのですが、実際にレースを見たのがトリノ五輪が初めてでした。激しくてエキサイティングな競技ですよね。
“激しい”競技だとはよく言われるんですが、実際にはそうでもないんですよね。
そうなんですか。
もちろん選手同士がぶつかれば危険なんですが、それさえ回避すれば、そんなに危ない競技ではありませんよ。
─なるほど。スノーボードクロスを始めたきっかけとは、どんなことだったのでしょうか?
実家がスノーボードショップをやっているんですが、そこのアルバイトのお姉さんがスノーボードクロスをやっていたんです。そのお姉さんに『面白いから、一緒にやろう』と連れて行ってもらったのがきっかけですね。小学3年生のときでした。
─はじめた当初から選手として大きな大会に出たいと思っていたんですか?
漠然とは思っていましたね。当時はまだ五輪競技ではなかったんですが、小さい頃から『オリンピックに出たい』と言っていましたから。
─国際大会に参加するようになったのは?
高校2年のときにナショナルチームに選ばれて、それからですね。
─そしてトリノ五輪。正式種目となって初めての五輪で7位入賞。この結果に関してはどのように受け止めていますか?
結果としてはすごく満足しているんですけど、自分の力の無さというのもすごく感じました。
─それはどのあたりに?
やっぱり滑っていて、スピードの付け方にしても、板のはめ方にしても、筋力にしても、すべてにおいてトップの選手にはまだまだかなわないと思いました。もっと頑張らなければいけないなと再認識しましたね。
─ですが、藤森選手が7位に入ったことによって競技の注目度も上がりましたし、藤森選手自体への注目も集まりました。トリノから帰ってきて何か大きく変わったことはありますか?
競技を知ってもらえて、『やりたい』と言ってくれる人も増えたので、オリンピックに出て良かったなと思っています。正直、メディアに出るのは苦手なんですが(笑)、競技に対する認識が深まるのであれば、どんどん協力したいと思います。
音楽によって気持ちを整えます
─藤森さんは音楽は普段どのように聞いていますか?
飛行機や車など移動中にiPodで聞くことが多いですね。プライベートな時間には音楽に触れていることが多いです。
─競技に向かう際に聞くことが多いということでしょうか?
そうですね。練習のとき、リフトに乗っているときに聞いたりとか…。朝起きてすぐに聞くことも多いです。落ち着きますからね。音楽によって気持ちを整えています。
─どのような音楽をセレクトしているのでしょうか?
日によって違うんですよ。今日はしっとりした音楽を聴きたいなっていうときはジャック・ジョンソンを聴いたり、ちょっと気分を盛り上げたいときなっていうときにはヒップホップやレゲエをチョイスしたり。
─iPodはいつ頃から使い始めたのでしょうか?
トリノ五輪の前に購入して使い始めました。しかも、ちょうど同じ頃にもう1台iPodを知り合いからもらって、さらに昨年末に新しいタイプのiPod nanoを購入。1年ほどの間に3台もiPodを所有するようになってしまいました(笑)。
─では、実際に現地トリノではiPodをどのように使っていましたか?
同じように使っていましたね。主に移動中です。





