父親譲りのこだわり
─普段は、音楽はどんな状況で聴くことが多いですか?
最近は車の中が多いですね。今は、iPodにFMトランスミッターをつなげて聞くことが多いですね。都内に出るときは必ず車で移動するので、かなり長い時間音楽に触れています。
─車内の音響には気を使っていますか?
かなりこだわってますね。購入時にスピーカーも増設してますし、カーオーディオもいいものを搭載しているつもりです。設定にもこだわっていますよ。ただ、タイミングが悪かったのか、iPodを直接つなぐことのできるカーオーディオが購入当時はオプションとして選択できなかったので、それが悔やまれますね。
─現在では、iPod仕様の車が各自動車メーカーからいろいろ発表されていますよね。そこは興味があるところでしょうか。
ありますよ!メチャクチャありますよ!正直、かなり心が動いています(笑)。
─車の中でかなり気合を入れて音楽を聴いていらっしゃるようですね。
もちろんです。聴かないことはないですね。車の中では絶対かかっています。とにかく音楽に関しては譲れない部分がありますから。
─こだわりがある。
そう、まさしくこだわりですよ。で、どこからこのこだわりが来てるかっていうと、父の影響なんですよね。父もそんな感じだったんで音にはうるさいんですよ。実家には部屋にスピーカーが8個くらいあるんです(笑)。
─じゃあ、子供の頃から音楽にはかなり触れていたんですか?
そうですね。音楽漬けでしたから。父は歌詞を聴くんじゃなくって、音楽のテンポとかリズムとか、そういうのが好きなんですよ。僕もその影響を受けている部分があります。
─家にいるときは常に薄く音楽がかかっているような?
いやいや。聴くときは本当に爆音で。
─爆音ですか!
近所の人から苦情が来た事もあります(笑)。当時はそれが凄く恥ずかしくてイヤでしたね。だから、最初は音楽に対して拒否反応的なものがあったんですが、段々慣らされてしまって、今に至ると…(笑)。
─なんというか、すごいお父さんですね。
音楽に関しては、父はなんというかもう表現できないですね…。最近も金が無いって言ってるくせに、家に帰ったらちょっとやそっとじゃ買えないようなでっかいウーファーがあって(笑)。僕が『どっから買えるのそれ?』ってお袋に聞いても『よくわからない』って。いやー、父にとって音楽は別腹なんでしょうね。で、まあ、その遺伝子を僕は確実に受け継いでいるわけですが…(笑)。
音楽は僕のパーソナルトレーナー
─試合前に音楽を聴くことはあるのでしょうか?
もちろんです。試合前に音楽を聴く・聴かないで凄く違うときがあるんですよ。
─それはどういった面でしょうか?
凄く激しい曲、トランスとかレゲエとか、僕はああいう系統の曲が好きなんで、そこでリズムを得るというか、気分を高めるというか。サビの部分では『今日はこういうプレーで皆を沸かせたい!』と自分をイメージしたりします。そうすることによって、プレー中にも『こういうプレーがある!』という発想が出てきたりするんですよ。
─一瞬のひらめきにつながるわけですね。
そのためにも、試合前に聴くのがベストだと思うんですよね。リラックスもできますし、モチベーションも高まる。スペインに行っていたときもしょっちゅう聴いていました。
─スペインにいた頃はどんな曲を聞いていましたか?
やっぱり洋楽が多かったですね。スペインでもCDショップにはよく行っていました。スペインの選手からもスペインの曲がいいから聴けっていうんで色々貰ったりしました。あとは、日本からMr.ChildrenのCDを送ってもらったり。
─海外で日本語の曲を聴くと、気持ちが安らぐという方が多いようです。
全然違いますねえ。本当に気持ちが安らぎます。その中でもMr.Childrenの「名もなき詩」には助けられましたね。落ち込んでいるときに聴くとしんみりできて、自分の中で色々気持ちの整理ができて、頑張ろうかなって思えてくるんです。
─宮﨑選手にはあまり落ち込むというイメージが無いんですが…。
たくさんありますよ! 今もそうです(笑)。色々落ち込むことはたくさんあるんですけど、そういうときに音楽があると違うじゃないですか。イメージも色々新しいものが出てきたりしますからね。
─Mr.Childrenがお気に入りのアーティストなんですね。
Mr.Childrenのメンバーの方と一緒に食事をしたことがあって、そこからはすべての曲を聴くようになりました。それ以前からも聞いてはいたんですけど、本人にお会いして話をして、ますますファンになっちゃいました。
─iPodをいろいろと活用していただいてるようなんですが、実際に使ってきていかがですか?
凄く使いやすいですよ。それから、コンパクトでシンプルなのがいいですね。デザインも気に入っています。例えば首にかけておくだけでもお洒落かな、と。
─トレーニングの面では?
まったく邪魔にならないです。僕はよくジムで走るんですけど、結構ペースが速いんですよ。だから、ジムにあるテレビも落ち着いて見られない(笑)。だからiPodを使い始めるまでは、壁を見ながら『今日はダルイなあ』って思いながら走っていたりして(笑)。今はiPodが走るためのモチベーションにかなりつながっていますね。
─iPodを今後はどんな形で使っていきますか?
車でもっともっと活用したいのが第一。それから僕は昔から走ることが基本にしてきて、走ることでコンディションを整えていけるので、そちらでiPodを使っていきたいですね。
─最後に、宮﨑選手にとって音楽とは何でしょうか?
僕にとってのパーソナルトレーナーでしょうね。落ち込んでいるときに励ましてくれたり、モチベーションを高めてくれる。身体も心も癒してくれる存在です。歌詞やリズムで調子を整えてくれますから。
─では、今後音楽とどのように付き合っていきますか?
多分、今後ハンドボールを辞めたとしても何らかの形でスポーツは続けると思うんですよ。そこではずっと音楽は僕のパーソナルトレーナーですからね。切るに切れない関係ということになるんでしょうね。
─楽しいお話ありがとうございました。







