ファニーかつファンキーな音を繰り出して、世界中の好き者のハートを鷲づかみにしている1人の男。彼の名前はALTZ。過去3枚のアルバムを発表し、その内1枚はイギリスからのリリースという事実は、彼が世界中から注目を集める期待のトラックメイカー兼DJであることを証明する。会場の空気を一気に変えるそのライブもぜひとも体感して頂きたいもの。そんなALTZのオススメスポットを一緒に散策したのだが、どこも彼の音のようになんだか愉快だけど心地の良い場所が多く、新たな大阪を伺い知ることができた取材だった。
自分が作った音楽で、みんなが笑顔で踊ってくれるなら、そんな場所に参加できるなら、どこに呼ばれようが行きたいと思ってます。
─今までに3枚のアルバムをリリースされてますが、毎回旅が大きなテーマだと伺ったのですが?
3枚とも旅がテーマですね。旅のサウンドトラックっていう言い方するとわかりやすいのかも。旅することで気付いたり、発見したりすることが創造の源なんやろね。普段自分がいるフィールドから遠く離れて、まったく日本と音信が途絶えた状態になると心も身体も楽になるんですよ。旅に出ている間はとことん自分の好き勝手にできるから。好きなもの食べたり、見たり、聴いたり、寝たり、泳いだり、あてもなくバイク乗ったりして、ホントただ好きな事だけして、ボーっと時間を過ごしてるだけなんですけど、日本いるとなかなかそういう生活できないから。そんな旅先で初めて見るもの、食べるもの、飲むものによって感覚が刺激されて、その初めて飲んだもので1曲出来たり、初めて見た異国の女性で、1曲リフが湧きでたり、リズムが出来たりしますからね(笑)。 実は新しいアルバムの製作に入ってるんですけど、今回旅に行けてないから、なかなか進まないっていうのが本音で…。それで旅行に行かなくちゃダメなんじゃないのかって悩んでて。誰か旅行に行かせてください!アルバム1枚全力で作りますから!(笑)
─ターニングポイントになった出来事は何ですか?
やっぱり〈FLOWER OF LIFE〉というパーティーですね。これがなかったら、ALTZっていうプロジェクト自体こんなにやってなかったと思う。〈FLOWER OF LIFE〉に出ることになったのも、宅録してた音をBETALANDの平野に聴かせたら、誘われたのがはじまり。そこで初めてターンテーブルを本格的に触るようになったんですよ。そこが全てのはじまりなのかも。 〈FLOWER OF LIFE〉がはじまったことで、それまでバラバラだった大阪のダンスミュージックシーンがまとまった感じもあったんよね。
─バンド時代は曲のアイデアを取り入れてもらえず、宅録に向かったというお話しを聞いたことがあるのですが?
バンド時代から曲のアイデアを出してもなかなか受け入れてもらえなくて、気弱くてあんま言えないっていうのもあったんやけど…。リフとかベースラインのアイデア出しても、キョトンとされて却下みたいな。オレは凄い自信を持って意見を持ってきたんやけどね、これはイケてないっていうリアクションが帰ってきて。そういうことがあって1人で家でモクモクと曲を作るようになって。だからみんなが俺の曲で踊ってくれているのを見た時は本当に嬉しかった。今までもこれからも自分がやりたい事って「みんなで踊りましょう!みんなと楽しいコトを共有したい!」ただそれだけなんですよ。はじめて会った人でも、言葉とか通じなくても音楽を通じて仲良くなったりすると、なんか分かり合えたりするじゃないですか。自分が作った音楽で、みんなが笑顔で踊ってくれるなら、そんな場所に参加できるなら、どこに呼ばれようが行きたいと思ってます。
─今後やってみたいことはありますか?
いまちょうどアルバム作ろうとしているのと、いままで色々と他の人のリミックスをやらせて貰ったので、それを集めたアルバムを出したい。あとは自分の曲を色んな人にリミックスしてもらったアルバムも作りたいな。誰がいいやろね。「この人とやったら面白いちゃうんかな」っていう提案を絶賛募集中です(笑)。
─ALTZさんにとって音楽とは何ですか?
衣食住ってあるけど、衣食住の“衣”が抜けて、かわりに音楽が入るくらい生きていくのに必要なモノかな。まあ要するに音がなってれば、機嫌がいいんですよ。日常生活を無事に送れているのも音楽があるからかも。音楽があるからバランスが取れてるんちゃうかな。
大阪にいる方がやりたい事がはっきりと見えるんですよ。
─大阪を拠点に活動する理由とは何ですか?
大阪にいる方がやりたい事がはっきりと見えるんですよ。確かに東京は情報も多いし、仕事をするにはスピーディーで便利だと思うんです。だけど音を1つ1つキチンと構築するなら、ある程度自分の落ち着ける環境がどうしても必要になるから、生ま育ち住み慣れた大阪を拠点にやってます。と言いつつも最近はもうちょっと田舎に移ってみて、その環境で音を作ったら、どうなるのか?ということに興味があったりもします。でも実は最近、東京も楽しくてしょうがないんです。ようやく電車に乗れるようになったのでALTZ的東京の楽しみ方が出来つつあって(笑)。そのうち東京に1年限定で住んでみることで、何が出来るか実験してみたい。
ボクたちの街に響く音
Profile
- ALTZ
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大阪在住のクリエーター、DJ。大阪が宇宙に誇るパワー・スポット〈マカオ〉@味園ビルで繰り広げられていたパーティー〈FLOWER OF LIFE〉を中心に活動する。’04年1stアルバム『FANTASTICO』をウッドマン主宰のレーベル〈Rare Breeze〉よりリリースし、好事家の話題の的となり、一躍時の人となる。2ndアルバム『lalala』〈時空〉、3rdアルバム『YELL』をイギリスのレーベル〈BEAR FUNK〉よりリリースと、その勢いはますばかり。最近はCM音楽も手掛けるなど、ますますALTZの愉快で不思議な音世界はゆっくりと、だが確実に世の中に浸透中。ライブDVD作品も『LIVE AND DIRECT』、『〜超人誕生〜 LIVE AT SPECIALOOSE,Shinjuku LOFT』の2タイトルリリース中。現在はアルバムを鋭意制作中と今後も目の離せない存在である。
Sound Gallery
NEWTONE RECORDS
発掘師斉藤君 aka MANGUSEとDJ YA△MAちゃんプロデュースの素敵なSHOPです。夜な夜な閉店まぎわを襲い、ゆっくりセレクト&ナイスな会話で!?いつも楽しんでます。ディープな音好きが集い、というか名物店員がこれまたグルメ情報達者で変わり者、笑えますよ〜。いつもありがとうございます!

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Frozen
Altz
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靭公園
UTSUBO PARK。西区に位置する、のほほんな公園。夏なんか噴水前で、子供たちのヌード水泳を拝みながら昼寝。ペットと散歩な人達や、ドレッドな爺さんまでいてリラックス満点なんです!ただ冬はちょっと寂しいんですよね〜。それもグー。こんな場所にはLEO KOTTKEがよく似合う。

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AGILE N
Leo Kottke
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LMD
いつも面倒みてくれる“すぺしゃる”なエンジニアKABAMIX所有のスタジオ。いつもはゆるく、そして時折ハードに、サウンド面でいろいろ相談させてもらってます。パーティーからサウンドデザインまで、その評価はコアな支持者がいるほどの出来るタフガイ。ここは今あるもので最高の音を作らせろ〜ということで、LET ME DESIDE!

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I Wanna Rule the World
10cc
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新勢湯
今住んでる街の銭湯、新勢湯。ぎりぎり熱いので長湯は禁物ですが、間のぬけた空間であります。時間帯によっては、顔なじみなメンバーが揃い、サウナ室は常連さんの発汗大会と化します。部屋まで極上の銭湯のフレーバーが立ち込め、イイ気分にさせてくれて、いつも幸せです。

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Telstar
Ronnie Montrose
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GOLDEN FUDGE CAKE
これまた、西区の新町にある名店。その昔アメ村にあったモンスーンというチャイ屋で働いてた長谷川氏によるナイスなカフェ。オリジナルなタコライスが味わえる。店の女の子も美女揃いで、さらにいい感じ、ついつい長居してしまいます。たまにライブイベントなどもやっていて、音と食が実にいいバランスで迎えてくれます。

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Steppin' Out
JOE JACKSON
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