
─今後やっていきたいことは何ですか?
アートディレクションやデザインや編集だけでなく、クリエイティブ寄りというか、コンテンツを含めてデザインすることを考えてます。単にデザインを売るのではなく、それをどうやって使って面白いと思えるか? 一緒に楽しみながら、遊び方の提案ができたらいいですね。少し真面目だけど、社会とクリエイティブは切り離して考えられないものだから、ジャーナリスティックな視点を含め、時代の空気や雰囲気は汲み取っていきたい。インターフェースとしてだけでなく、そこを入り口として、その奥の世界を考えさせるデザインを作っていきたいです。
最初から距離を持って東京を見ているような気がする。
─東京で活動する事へのこだわりはありますか?
東京へのこだわりっていうのは特にないです。ただ物心ついた場所が東京だったというだけで、子供の頃から変わらずの遊び場ではあるけど、今は仕事の場所って感じです。東京って様々な人がいる場所で、東京出身者だけで構成されているわけでもなく、古い物も、新しい物も、良い物も、悪い物もなんでもゴチャ混ぜで、何でもアリって感じな部分は心地いいですが…どちらかというと、東京とゆうより日本自体にいたくないかも(笑)。
─今回、いろいろ日本中を取材して思ったのは、例えば何かしらイベントや活動、メッセージを伝えたいと電波を使うことを考えた時に、やはり東京が環境が一番整ってるんですよね。そういう意味では特異な場所ですよね?
東京って街自体がある意味メディアだと思うんです。昔からわりとそういう感覚でずっと見てるかも。自分は生まれ育ったのが東京でも、郊外ってこもあって、案外距離を持って東京を見ているような気がする。メディアみたいに使える街として、何でもやりやすい便利な場所っていうのはあります。だけどもはやインターネットも交通網も整備された時代だから、東京に住むメリットみたいなのは、だんだん関係なくなってる気がしますね。これからは今いる場所が仕事や創作のネックになるっていうことは無くなるんじゃないかな。顔を合わす打ち合わせもiChatで出来るし、これからは色んな場所で仕事するのもありかもな、なんて考えてます。
近々、仕事でベルリンに行くんですけど、行っている間にも毎月定例でやっている仕事は続いているので、その仕事をベルリンで作業することになると思うんですけど。そんな環境の変化がどのくらいデザインに影響があるのか? と実験してみたいところです。
次にやる仕事関連の音をiPodに入れて聴くことで、気持ちやイメージを高めたりしてます。
─プロダクトデザインとかも興味ありますか?
プロダクトデザインは是非やってみたい!アップル製品で一番衝撃だったのが最初の白いiBook。もの凄くカッコいいものが出たなと思った。あのタイミングであえて白を出すのが凄い。あのデザインを最初に提示するのは、文脈というか、流れを新しく創るわけだから凄い判断ですよね。
─iPodが気分転換のお役に立っているとか?
iPod nanoを使ってるんですけど、薄くてサイズ的にもちょうどいい。かなり使い倒して、すっかり満喫中です。デザイン作業とかしていて煮詰まると気分転換によく散歩するんですけど、そんな時iPodがあることで簡単に自分のアーカイブを持ち歩けるのは本当に便利。次にやる仕事関連の音をiPodに入れて聴くことで、気持ちやイメージを高めたりしてます。あとiTunesというソフト自体の発想が凄いですよね。音楽を聴くスタイルがすっかり変わったと思うんです。パソコンで音楽聴くこともそうだし、さらに音楽聴くだけじゃなく、自分の持ってるライブラリ全部を管理できるっていうところとか、その時の気分に合わせてコンピレーションCDもすぐ作れるし。今後はACCで保存した高音質の音楽ファイルで、iPodでDJしてみたいですね。
─iPodやMacが、生活やデザイン制作に役立ってるんですね?
Macが生活を全部変えた。Macがなかったらデザイナーにはなってないし。できないと諦めてたことが出来るようになりましたからね。いまだってMacBookProが登場したことによって、ある意味デザインスタジオを持ち歩けるようになった感じ。机や椅子に縛られてたのが、使い慣れた環境を持ち出せることで、デザイナーを外の世界へと解放してくれたと思います。そうしたことで、打ち合わせ先でのディスカッションがグルーヴを生み、その場でセッションするようにデザインをすることも可能だろうし。後はJAYPEGで音楽制作を考えていて、これ1台で音楽も、PVも、ジャケットデザインも作ってみようと思ってます。1台で全部できた!みたいな(笑)。
─ありがとうございました。
(2007年4月4日 東京にて)
ボクたちの街に響く音
Profile
- 石黒景太(ISHIGURO KEITA)
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アートディレクター&デザイナー。1971年東京生まれ。2002年に<イルドーザー / ILLDOZER>解散後も、個人名義でECD、イルリメ、スライマングース等のミュージシャンのアルバムジャケットをはじめ書籍の装丁、アパレルブランドにグラフィックを提供するなど多岐にわたり活動。元ILLDOZERの阿部周平とともに音楽ユニット<JAYPEG>として夜な夜なDJや音楽制作もしている。工藤キキとのユニット<YOUNG AND ROBOT>では、ラジオ番組のコンテンツ制作からアートブックのデザイン&ディレクションなど、ジャンルを横断しながら活動中。
Sound Gallery
PAM
オーストラリアを拠点にするファッションブランドですが、デザイナーがリスペクトを送るアーティストの作品集をリリースしたり、シーズンに合った MixCDを作ったりと、ファッションを媒介に、アートも音楽もひっくるめたサブカルチャーとしての活動をしているのが興味深いです。もちろん洋服も面白い。テキスタイルは毎回、キてます。

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October (Love Song)
Chris & Cosey
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Plant #201
アーティストのアラキミドリさんが空間プロデュースする、青山の休憩所。とはいえアラキさんとは面識がないんですが(笑)、ここのお店番をしているのが、ドイツのアート誌『sleek』やご存知『Purple Fashion』などのディストリビュートをしているイニシアルの茂市さん。彼 女が友人、ということで時々寄らせてもらってます。セルフサービスでお茶などが飲めたり、もちろん雑誌も見れます。

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Les matins de Paris
Lio & Teki Latex
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静岡おでん屋「6(ROKU)」
ほぼ溜まり場と化している、宇田川町にある静岡おでんの店です。最近では自分たちがやってるパーティーでも、出張おでんをやってくれてます。女将のあっこさんが音楽好きなので、多種多様な音楽関係のお客が多いですね。時々、この6坪の店内に即席DJブースを作って、パーティーをやることも。もちろん、おでんは美味しいです。

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Let 'Em In
Paul McCartney & Wings
詳しくはこちら
ひよこレコード
アメリカでも有名なレコード・ディーラーであり、DJシャドウからカット・ケミストなどのレコード・ディガーたちも足しげく通っていたNYにあった伝説のレコードショップ‘WEEKEND RECORDS’の永友さんが帰国後に下北沢にオープンしたレコードショップ。一説では名付けを間違えた(?)と言われてますが、その品揃えは他に類を見ない素晴らしさです。

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Mind Blowing Decisions - Re-Mix
Heatwave
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MARCH OF THE JAYPEG
毎月第一金曜日に青山のOATH ex青山蜂1階でやっているパーティーです。イルドーザー時代に一緒にデザインをやっていた阿部くんと、音楽をやるときにはJAYPEGという名義で夜な夜なDJ活動を中心にやってます。ふたりがホストDJで、毎回代わる代わるスペシャルゲストを呼んでやってます。しかも入場無料。もしよかったらお待ちしてます。

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Try
Delta 5
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- Live Information
- 8月3日(金)MARCH OF THE JAYPEG @OATH
GUEST/ DEXPISTOLS, ROGER YAMAHA
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- 石黒景太のアシスタント募集(インターンおよび経験者)
- イラストレーター、フォトショップが使いこなせて、ウエブデザインもできて、すべての作業がはやい方。音楽、ファッション、アートなどに興味シンシンの都内近郊にお住まいの25歳までの方。ご興味のある方は、こちらまでご連絡ください。



