
自分一人でやんなきゃいけないと思うのもあるから、そのためにも最初から一人でやるという状況に自分をおこうと思った。憧れを無くし、自分の宗教、考え方を極めるのは、一人で行脚して、自分と向かい合うことしかないんじゃないかな。とにかく足を踏み出せば、そこに道はひらけると信じてる。影響を受けたハードコアという音楽は、媚びない、属さない、真似をしないという考えがベースにあるしね。どこかに属しても、どんなソサイエティでも、どんなコミュニティでも、いつかは絶対終わるから。あとは直感。絶対、理論よりも直感の方が生存能力として高いはずだから、それを大事にしたいなあと思うんです。だから福岡住むのも突然言い出したから、家族は「ええ!」みたいな。自分なりには色んな妄想が何十個も羅列されてたけど、端から見れば「だから何?」ってものしかなかったりとかするだろうし(笑)。
─今住んでいる福岡に対して、何が貢献できるだろうとは考えますか?
もちろん考えてはいます。でもそれは福岡だけというよりは、どこまで自分のエリアと捉えるか、それが福岡の何とか市だけなのか、西日本なのか、日本なのか、アジアなのか、そういう意識の問題で変わってくるものだと思う。今の日本の現状で、日本人っていう意識が、どれだけみんなにあるのか分かんないけど、そういう意味でも、まず自分らの地元っていう意識がないことには、社会や政治に対しても無関心な人が多くなるだろうし。まずは小さくてもコミュニティができていかないと自分たちのコミュニティを大切にする感覚って芽生えないと思うから、みんなにもっと福岡を好きになって欲しい。でも基本的には地球人でいたいんですけどね。
─福岡の音楽シーンはどんな状況なんでしょうか?シンパシーを感じるDJやミュージシャンはいますか?
福岡は音楽シーンでいったらそんなに恵まれた状況じゃないと思う。結構スノッブっていうか、流行モンが好きなヤツとかも凄い多いから、オリジナリティとかもどれだけあるかわからないけど、何人かは信じられる仲間がいるから。チクロマーケットの龍石くんやOLIVE OIL等も。あとは奥さんかな。彼女はSHIHO the purple hazeという名でDJとしても活動してるんですけど、ボクよりも音楽に詳しいし、凄くシビア。僕のやってることをなかなか認めてくれない(笑)。世界的に見ても手強い相手が身近にいるのはある意味幸せなんだと思います。
Appleがある限りはAppleを使う。
─実際に音楽制作で使っている機材は?
PowerBookでLogicを使ってます。この前も京都でDJ終わった後、3日間レコーディングしたんですけど、移動の時も制作環境を持ち歩けるようになったのは凄い便利ですね。Windowsを勧められたこともあるけど、アップルがある限りはアップルを使うと思う。なんか世の中を面白くしようと考えてる気がする。
─Logicを使う理由というのは?
ひと通り使ってみて、Logicが一番頭が良い気がした。他のソフトはどっかどんくさかったりしたんだけど、Logicはシャープな感じがする。反応が良いというか、機動力が高いよね。
─iPodとiPod Hi-Fiの面白い使い方を大阪で実験してましたね。
仲間がやっている〈sound-channel〉ってクラブでMOMENTOSというレギュラーパーティーをやってるんですけど、そこのバースペースが無音状態なのが凄く嫌だったんですよ。以前やっていたFORESTってパーティーでは、バースペースで現代音楽とフィールドレコーディングとかを流してたから、その延長で、色んな音をいっぱいiPodに入れておいて、シャッフル機能を使ってランダムに流せたら面白いんじゃないかと。iPod Hi-Fiに繋いで音を出したんだけど、なかなか良い音だったし、今までよりもサブフロアが良い雰囲気になったと思う。今後もiPodにネタを毎回仕込んで、メインフロアもバースペースも自分が選んだ曲が流れるようにすれば、世界観をより伝えやすいと思う。
─iPodを使うようになって、自分の音楽を楽しみ方、音楽生活は変わりましたか?
機能がシンプルで説明書とか必要なくすぐ使えるし、何GBもデータが入るっていうのは凄いことだと思う。やっぱりみんな情報量を望んでいるんだろうね。iPodは音楽自体にどんどん影響を及ぼしていくんだろうと思う。例えば1曲に対するインパクトみたいなのがどんどん減っていくのかなとか。でも今まで移動する時、音を持って歩くと大荷物だったけど、それがかなり軽量化される事は素晴らしく便利ですよ。それによって人に良い音楽を伝えるということが、より楽になりそうですね。iPod Hi-Fiも花見や、キャンプなどアウトドアで試してみたいです。
─ありがとうございました。
(2007年2月14日 福岡にて)
ボクたちの街に響く音
Profile
- JUZU a.k.a. MOOCHY
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13才の時ギターとターンテーブルを手に入れ、グラインドコアのバンドとDJ両方の音楽活動を並行して始める。19才の時に結成したバンドEVILPOWERSMEの楽曲が著名なイラストレーター、パスヘッドのレーベルからリリース。DJとしては90年代初頭、今や伝説化したパーティRHYTHM FREAKSのオーガナイズ及びレジデントDJとして一世を風靡。 90年代の終わりから打ち込みでのトラック・メイキングを開始。その一方で楽器演奏をメインとしたバンドNXSのリーダーとしても活動を展開。民族音楽と電子音楽の融合を模索中。DJ、楽器演奏、プログラミング、エンジニアリング、バンド活動、パーティーオーガナイズまでをもこなす、音楽に対し貪欲で雑多、雑食な姿勢を持ち続ける希なアーティスト。
Sound Gallery
TICRO MARKET
福岡に越してから、ずっと世話になっているレコード屋。新譜から旧譜まで、メロコアからSun Raまでという幅広い在庫は、自分がいる世界が常に広いものだと感じさせてくれます。行くたびに、何かしら買わざるを得なくなる状況は嬉しい嘆きですが、その中でもこの作品にはいろんな意味で泣かされました。

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Steel City Jam
The Chabot Panhandlers
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舞鶴公園
ここで去年自分の機材を仲間と運びこみ、花見を明け方近くまでやった良い思い出があります。その中でも自分の意識が、かろうじて認識するピークはこの曲でした。決してポップな曲ではありませんが、まさしく分かるやつには分かる名曲です。某友人はここらへんから猿人に進化したようです。本当はこの曲のライブ盤をDJでかけてます。

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Pieces of a Man
Gil Scott-Heron
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親富孝通り
現在でも若者の夜遊びと言えば親不孝のようです。福岡にいる時は、やはりよく顔を出します。夜遊んで酒を飲むというのも太古からある事ですし、あまり罪悪感を持たないように親富孝と名前を変えたのでしょうか?人と人が語り合う事は知恵をつけるという意味でも本当に重要な事だと思います。ちなみにこの曲のイントロは青森のねぷた祭です。ねぶたでは無く。

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Raise Above
Juzu a.k.a.Moochy
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まぐろの紀文
2年前「このマグロは何処で穫れたのか」と尋ねると「地中海」という衝撃的な事実を告げられ、今の漁業問題や世界の資源、環境問題の深刻さを感じました。自らのルーツを大切にするというのは国家を愛する事ではなく(そんなものはいつの時代もすぐに滅びるので)、文化を愛する事が何より重要だと、この曲を腐った政治屋に聴かせたいものです。

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ヨイスラ (よいすら)
地元民謡歌手
試聴はこちら
BAR ROSA ROSA
4年前に福岡に越した当時、けやき通り沿いにいる事が多く、この店を朝夕問わずよく利用してました。店の内装や選曲も好みで、なかなかのラテン感があります。まるでサンフランシスコのミッションにある高級な店のような。David Mancuso師も連れて来て、本当に興味深い話を聞けました。この選曲はすこし気取った感じで、モヒートを飲みたいなと。

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You Go Crazy
El Negro and Robby
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- RE-MOMENTS ~INTRODUCTION~ (CD ALBUM)
JUZU a.k.a. MOOCHY
2007.7.6発売
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- Live Information
- 7月6日(金)"FAM" @Warp Kichijyouji Tokyo
- 7月7日(土)"ASANTE"〜WORLD MUSIC PARTY〜
@room heaven&earth Shimokitazawa Tokyo - 7月13日(金)Momentos @Sound Channel Taisho Osaka
- 7月14日(土)MELTPLANET 2007.7.14〜15
@岐阜県多治見市八曽の里キャンプ場 Gifu - 7月21日(土)ECLIPSE2OO9 奄美皆既日食音楽祭Countdown Party 2007
@Hana Hana EastAmami Oshima Kagoshima - 7月27日(金)CONNECT&NIGHTLIFE @Love Tribe Kyoto Kyoto


