─リリック書く時も冬が多いですか?
ILL-BOSSTINO 南の島とか行ったって暑くて書かないもん。でも気候とか絶対関係あると思うよ。俺らにはカラッとした音楽っていうのは書けないしさ。俺らみたいな内に入っていくモノを創るには、やっぱり札幌が向いてるんだよ。
─トラックにしても、リリックにしても、凄く自分と向き合っている感じがするのは、そういう気候的なものもあるのかもしれないですね?
ILL-BOSSTINO 実はそれなのかも(笑)。今までの経験とかじゃなくて、実は街からなのかもな。
─環境は大きいですからね。他に地元の良さで考えられるのは?
ILL-BOSSTINO 人と音だね。クラブ・シーンの音がとにかく良い。プレシャスホールがあったり、素晴らしいDJが沢山いたり。当然ながら各街にもそういう人や場所はあるんだろうけどね。あと街がでかすぎないのもいいのかもしんない。昔からみんな知ってるもん、札幌の奴ら。遊んでる奴ら、音楽やってる奴ら、不良も飲み屋の奴も、服屋の奴もさ。俺から見りゃ東京って凄く広く思う。大きな意味では同じ東京なのに、色んなクルーが、色んな街があるからね。それもおもろいけどさ、札幌はみんな知り合いだし、仲いいしね。新しくできた友達なんて、ここ数年はっきり言って札幌以外の友達ばっかりでさ、札幌の友達の人数なんて増えてないし、昔から全然変わんない。呼び名も変わってないし(笑)。そういう友達がいるから、この街にいるんだろうね。
─札幌っていう街は今後どうなっていくと思いますか?
ILL-BOSSTINO 札幌は今の碁盤の目で設計された街としては全然少しの歴史しかないんだ。だから何もまだないと思うのよ。もちろん俺、札幌の街や、人、音楽は世界中どこに出しても誇れるモノだと思ってる。だけど文化的な事とか、歴史的な事で言ったら、はっきりって京都や東京、カトマンズやマラケシュとか世界中の歴史がある街から見たら話になんないよ。だから文化的な濃さが、より深まればいいなぁとは思う。だって札幌には土壌はあるんだからさ。
─文化が形成されていく最中に自分達が存在しているのは楽しみですね。
ILL-BOSSTINO 楽しみだね。でもそういうレベルの話になると、文化的な深さを創るって云うのはもっと大きいことだからね。それは歴史が勝手に創るよ。
旅に出るとiPodのありがたみを痛感する。
─シングル聴かせてもらいました。音もかなり変わった気がしたのですが、創り方などは変わったのですか?
O.N.O 今回はサンプリング無し。自分で弾いて打ち込んでいくスタイルに変わったんだ。それをLogicでレコーディング、MIXする感じだね。BOSSにリリック渡されて「こういうイメージの曲なんだ」って聞いてから創る時に、自分で弾くようになったから、一気に作業がやりやすくなった。創りたいイメージにお互い近づくのが、凄く早くなったね。弾くのも凄く楽しい、結局全部鍵盤で創っちゃってる。
─スタジオ拝見させてもらったら、かなりコクピット感ありましたね。機材のツマミも変えてあったりして、機械が好きなのが伝わってきました。
O.N.O 機材が好きだからね。あの前にいる時は本当に幸せ(笑)。でもコンピューター自体はMacしか触れない、直感的に使えるMacが一番使いやすいから、俺にはベストだね。
─iPodも使われてますか?
O.N.O 音の聞こえ方、鳴り方のチェックに使うよ。チェックするのにいつも持って歩いてる。ヘッドフォン取り替えたり、色んな環境で聴き比べたりする。それで、この音上げようかなって修正する時もあるし。スタジオのスピーカーではほぼ自分の創る音楽しか鳴らさないし、DJのロングセットが好きな自分にとっては生活の中で音楽を聴く場所も、ほとんどがクラブになってしまってたんだけど、データの持ち運びと長時間の連続再生が可能になることによって、スタジオの中やクラブのプレイを気軽に持ち運ぶことが可能になって、今まで以上に音楽を聴く時間が増えた。
─iPodを使い始めたきっかけは何だったのですか?
O.N.O 実はiTunesの最初から使ってんだけど、当時、iPodまだ発売されてないから、10曲ぐらいしか入んない携帯MP3プレイヤーを使ってたんだよね。それでも当時最新だったんだけど(笑)。だからiPod発売してすぐ買ったよ。やっぱり機械が好きなのかも。
ILL-BOSSTINO 俺はやっぱり旅だね。昔はCDプレイヤーとCD100枚以上持って、小さいスピーカー持って旅してたからね。それが今となっちゃiPodと小さいスピーカーだけで事足りるようになったからね。しかもたっぷり入る。どこのゲストハウスに行っても、俺の選曲にかなうものなし!みたいな感じだったよ。とにかく旅に出るとiPodのありがたみを痛感する。すげー助かる。もう少し旅先でも新しい音の補給が、簡単にできるようになったら、もっといいんだろうけど。でも昔に比べたら凄いことだよね。
─今後iPodをどう使ってみたいとかありますか?
ILL-BOSSTINO 俺的にはこれから始まるライブシーズンに向けて、ビートを沢山入れていつでもラップできるようにしておきたい。
─ありがとうございました。アルバムを楽しみに待ってます。
ボクたちの街に響く音
Profile
- THA BLUE HERB
-
ラッパーILL-BOSSTINO、トラックメイカーO.N.O、ライヴDJ DYEの3人からなる一個小隊。'97年札幌で結成。以後も札幌を拠点に自ら運営するレーベルからリリースを重ねる。'98年に1st ALBUM『STILLING,STILL DREAMING』、'02年に2nd ALBUM『SELL OUR SOUL』を発表。'04年には映画『HEAT』のサウンドトラックを手がけグループの可能性を広げる。HIP HOPの精神性を堅持しながらも、楽曲においては多種多様な音楽の要素を取り入れ、同時にあらゆるジャンルのアーティストと交流を持つ。’04年、列島100ヶ所以上に渡って行われたライヴでは、1MC1DJの極限に挑む音と言葉のぶつかり合いから発する情熱が各地の音楽好きを解放している。
再びバックパックを背負った長い放浪を経て、遂に完成した3枚目のアルバムを携え、'07年戦線に復帰。
Sound Gallery
soup curry yellow(イエロー)
今やスープカレー屋は数多くあるけど、俺が行くのはここを含めて5軒位。ここは味が唯一無二。俺等のレーベルの今までのレコードが全て飾っていて、まさにTBHR博物館。俺はいつもチキン野菜、3番、納豆トッピング。まずは焦らずじっくり、何もかも細かく切り砕いてから、それら全てのエキスをごちゃ混ぜにして喰う。
ILL-BOSSTINO

-
Stevie Wonder
As
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吉田バー
SAPPORO MOST WANTED A.K.A.JERRY"KOJI"CHESTNUTSの店。夜が更けるにつれて酒と音楽を愛する奴らが流れ着く。迫る朝日に逆らうが如く、何と上がって行くテンション。皆がすぐ打ち解け、仲良く馬鹿話してさ、大声で笑ってよ、歌ったりしてさ、色々あっけど多分大丈夫だろう、俺は乗り越えて行ける。俺は譲れやしないこの夜だけは。
ILL-BOSSTINO

-
Funkadelic
One Nation Under a Groove
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平岸駅
日常的に利用する地下鉄にはいつも色々な人たちが乗っている。同じ時間・同じ車両に乗っているサラリーマン、大声で騒ぐ子供たち、買い物帰りの大荷物のおばちゃん、始発の車両で横になってつぶれているホストなど…それぞれの人の時間の流れを感じ取れて面白い。そんな地下鉄では、こんなHIPHOPがハマる。
DYE

-
Company Flow,J-Treds & The Brewin
WThe Fire In Which You Burn
試聴はこちら
すすきの交差点
札幌に出てきてすぐにススキノのキャバレーで働き始めた。毎晩仕事が終わったら遊びに出て、そこで色んな人に出会った。良い事も、悪い事も、汚い事も何でも見てきた。無数の乾杯を交わしてきた。その後ろではいつも音楽が歌っていた。今はもうここには来ない、来られない全てのかつての仲間達へ。元気かい?俺はまだここにいるぜ。
ILL-BOSSTINO

-
Sister Sledge
Thinking of You − Live
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平岸の公園
自宅からプライベートスタジオまでの途中にあるごく普通の公園。次の季節に向かって、じわりじわりと変化する様を見ながら毎日通り抜ける。ただそれだけの場所です。
O.N.O

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The Orb
Ripples
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- THA BLUE HERB
PHASE 3 (MAXI CD SINGLE)
2007.3.21発売

- THA BLUE HERB
HIPHOP番外地/この夜だけは (12 INCH ANALOG)
2007.4.20発売

- THA BLUE HERB
Life Story (CD ALBUM)
2007.5.23発売
- Apple Store Sapporo
- 北海道札幌市中央区南一条西3丁目8-20 QB 札幌 詳しくはこちら
- soup curry yellow(イエロー)
- 札幌市中央区南3条西1丁目エルムビル1階
- 吉田バー
- 札幌市中央区南2条西7丁目 M's スペース2F
- 平岸駅
- 北海道札幌市豊平区平岸2条7丁目にある札幌市営地下鉄南北線の駅
- すすきの交差点
- 北海道札幌市中央区
- 平岸の公園


