AppleThe Apple StoreSwitch.MacQuickTimeサポートMac OS X
アップグレード特長アプリケーションダウンロードサーバデベロッパDarwinフィードバック


Mac OS X v10.2を徹底的に使いこなす(8)かしこさが成長する「ことえり3」

インターネットやメール、書類作成など、Macで行う作業に大きく関わっているのが日本語入力環境です。Mac OS X v10.2では「ことえり」がバージョン3に成長し、さまざまな機能が新たに搭載されました。今回は、この「ことえり3」の数々の優れた機能をご紹介していきます。

あなたに合った日本語環境を作る文脈学習機能

文章を書くとき、頻繁に使う単語は人によって異なります。一般的な日本語入力プログラムは変換結果学習機能がついていて、使われる頻度の高い単語を変換候補の先頭に出すことによって、その人が使いやすい環境を自動的に構築してくれます。

ことえり3に搭載されている「文脈学習機能」は、そういった単語の変換結果学習機能の一歩先を行く機能です。単に単語の使用頻度を学習するだけではなく、言葉が使われる文脈を学習していくのです。文章中の言葉の意味やつながりを学習して、より変換精度の高い日本語入力環境を構築してくれます。

かわい

たとえば、「河井」さんと「川合」さんという知り合いがいるとしましょう。読み方は両方とも「かわい」さんになります。

「河井」さんはミュージシャンです。ですので、「河井」さんは自然と音楽関係の言葉と一緒に登場することが多くなります。一方の「川合」さんはお医者さんです。それなので、「川合」さんは医療用語とともに使われることが多くなりがちです。

ことえり3は、こういった一緒に使われる言葉の傾向を学習していきます。そして、「かわい」さんが音楽関係の言葉と一緒に入力されたときには「河井」を、医療用語とともに入力されたときは「川合」と変換するようになっていくのです。

文脈学習機能の秘密は、ことえり3が言葉の持っている意味をカテゴリーごとに分類して記憶しているところにあります。その意味と言葉同士のつながりや、言葉の使われ方、そして意味的に近い言葉や一緒に使われることが多い言葉を、文章を打てば打つほどことえり3は学習していくのです。そして、自分が書く文章の文脈に合った変換結果が得られやすいようになっていくのです。

使い込めば使い込むほどほど自分にとって、正確な変換を素早く行えるようになります。たくさん文章を書く人ほど自分に合った日本語環境になっていくことでしょう。

さらに向上した変換効率

日本語入力プログラムで、一番気になるのはやはり変換効率です。ことえり3では、日本語変換効率がこれまで以上に向上しています。

まず、基本辞書が従来の21万語から3万語も増え、24万語になりました。日常的に使用する単語はほとんど入っていると言っても過言ではないでしょう。もちろん、人によって日常的に使う単語は異なります。ある人は固い文章を、またある人はスポーツ関係の文章をよく書くということは当然あり得ます。ことえり3は、そのいずれのニーズにも応えることができるのです。

次に、ことえり3では地名のサポートがさらにパワーアップしました。たとえば「東京都・新宿区・西新宿」のように、全国の地名を3階層までサポートしています。その結果「京都府中郡大宮町」「徳島県那賀郡相生町」「茨城県那珂郡東海村」のように、同じ「なかぐん」と読む地名でもそれぞれ正しく一度に変換することができます。

さらに、ことえり3では話し言葉、いわゆる口語表現も正確に変換できるようになりました。メールやiChatなど、コミュニケーションのツールとしてMacを使っている人も多いでしょう。ことえり3の口語表現は、コミュニケーションシーンで大活躍します。

関連文字 そして、単に口語表現に対応しただけではなく大阪弁にも対応しました。従来のことえりでは「粗な異なこと、聞いて経んわ」と変換されてしまうケースでも「そないなこと、聞いてへんわ」と変換できるようになっています。

これまでの日本語入力プログラムでもこのような機能は搭載されていましたが、変換の際にモードを切り替えるなどの操作が必要でした。しかし、ことえり3では口語表現や大阪弁を使用するときに、特にモード変更などを行う必要はありません。いつもどおりに入力し、変換するだけで、ことえりが文脈を判断して自動的に適した変換を行なってくれます。iChatで同僚と打ち合わせをしながらビジネス文書を書くときなど、煩わしい操作もなく自然に文字入力ができるので、とても便利です。

また、ことえり3では未知のカタカナ語に対する変換が強化されています。IT化、国際化により、カタカナの新語が次々と登場してきている中、非常に便利な機能です。ことえりにとって未知のカタカナ語が入力されると、接続詞などの言葉の係り受けや、語と語とのつながりを判断し、正しくカタカナに変換します。

セパタクロー たとえば、「せぱたくろー」とだけ入力をして変換を行うと「背ぱ炊くロー」という結果になってしまいます。これは、ことえりにとっては未知のカタカナ語ということを意味します。

ところが、「せぱたくろーのしあいをみにいかない?」と入力してスペースバーを押し、「せぱたくろーの」と正しく文節を区切りなおすことによって、「セパタクローの試合を見に行かない?」と正確に変換することができます。ことえりが未知のカタカナ語である「セパタクロー」と接続詞の「の」で構成された文節であると判断をし、正確に変換するのです。ちなみに変換中に文節の区切りを変更するには、shiftキーを押しながら左右のカーソルキーを押します。

便利な漢字入力・日本語入力支援機能

日本語を入力しているとき、変換候補の中に同音異義語がたくさんあって、どれが正しいか迷ったことはありませんか? ことえりでは同音異義語を表示するとき、一緒に用例も表示します。用例を見ることによって、いつでも正確な変換を行うことができるでしょう。また、「暑い」と「熱い」など、特に紛らわしい用例がある場合は、2つの変換候補についての情報が大きく表示されることがあります。

関連文字



変換を行うとき、通常はスペースバーを押して変換します。ですが、ことえり3では句読点を入力したタイミングで自動的に変換する設定ができるようになりました。えんぴつメニューの中の「環境設定を表示」を選び、「入力」タブの中の「句読点で変換する」にチェックを入れて設定します。

さらに、ことえり3ではファンクションキーによる文字種変換にも対応しました。未確定の状態でF6〜F10キーを押すことにより、文字種を変換することができます。

F6:ひらがなに変換
F7:カタカナに変換
F8:半角英字、もしくは半角カタカナに変換
F9:全角英字に変換
F10:半角英字に変換

F8キーは、ことえりの環境設定の「入力」タブの中の「半角カタカナ入力を行う」にチェックを入れていると半角カタカナに、そうでないときは半角英字に変わります。Windowsでの入力操作に慣れた人にはうれしい操作方法になるでしょう。

また、ことえりでは文章を変換するとき、文節の区切りを確からしい順番に表示します。通常、変換候補のリストは文節の文字数が多い順番に表示されますが、文節の区切りによって正しい文章になると思われるときには文字数に関わらず確からしい順番で表示されるのです。


例をあげてみましょう。「ここではきものをぬいでください」という文章を変換するとき、「ここで履物を〜」と「ここでは着物を〜」の二通りが考えられます。そこで、変換候補には「ここでは」と4文字の候補の次に、「ここで」と3文字の候補がくるのです。従来のことえりでは「ここでは」の次は「個々では」など、同じ4文字の変換候補がきました。ですが、ことえり3では文節の文字数の順番で並べるのではなく「ここでは」の次に「ここで」が確からしいと判断するのです。


関連文字

そして「漢字博士」のことえり3ならではの特徴的な機能として、新たにことえりのえんぴつメニューに追加された「部品の共通な漢字を検索」があります。これは、読み方が分からない難しい漢字を入力する際に、その漢字を構成する部首に着目し、それと似ているか同じ部首を使った漢字を入力して、「部品の共通な漢字を検索」を実行することで、ことえり3が似ている漢字を調べて候補として表示してくれるのです。この機能の重要なポイントは、マウスやタブレットを使う必要がないことです。一切キーボードから手を離すことなく漢字を見つけだすことができ、日本語入力の自然な流れを妨げられることがありません。

***

ことえり3は、毎日たくさんの文章を書くあなたの強い味方です。あなたがたくさん文章を書けば、ことえり3はあなたと一緒に成長していきます。ことえり3と末永く付き合ってください。


ホーム > Mac OS X > OS X News


Gray line
新規情報 | マップ | ヘルプ

連絡先 | プライバシーポリシー
© 2002 Apple Computer, Inc. All rights reserved.