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自分にあった設定で、より使いやすい環境へ
深沢先生がMac OSに自分で利用するという形で触れるのは、実は約10数年ぶりのことだそうです。 「Mac OS 9以前のシステムやWindowsに馴染んだ人は、Mac OS Xの使い方に戸惑うかも知れません。正直なところ、わたし自身も、最初はFinderやDockの使い方に多少の戸惑いを感じました」。 しかし、そうした場合にも、自分にあった設定に簡単に変更する手段がMacには用意されています。Finderのファイル表示を3種類の方法から選択したり、Dockの拡大表示、表示位置の変更をすることで、さらに使い勝手が向上することが理解できたと深沢先生はおっしゃいました。 ![]() システムの違いで、他に違和感を感じたことがなかったかを尋ねたところ、「SafariでWebブラウジングしてみると、いくつか気になる点が出てきました」とのことです。その点について詳しく聞いてみると、1つは、普段閲覧しているWebサイトの雰囲気が違って見えたことです。 「デフォルトで設定されている表示フォントはとても流麗なのですが、普段の環境と比べると雰囲気が違うので、もし違和感を感じたら、まずは慣れ親しんだ好みの雰囲気の設定に変更してみることをお奨めしたいですね」。 また、「Safariのデフォルトの設定では、ステータスバーの表示がなくウインドウがすっきりしていますが、リンク先のURLを表示させたいなどステータスバーが必要な場合は、『表示』メニューから『ステータスバー』を選択することで簡単に設定できますので、私はこのようにカスタマイズして使います」と具体的に教えていただきました。 深沢先生によれば、他のシステムに馴染んだ人が、Mac OS Xに多少の戸惑いや違和感を感じたとしても、そうした問題は設定を少し変えることで乗り越えられるだろうとのことです。 「全体として、必要な機能はすべて揃っていると感じました。あとは、他のシステムに馴染んだ人がMac OS Xでつまずいたときに、簡単に問題解決できるTips集のようなものが入手できると、より良いと思います」。 2 医療情報管理者の立場からみたMacのメリット ![]() ハードディスクの暗号化機能は患者さんの個人情報保護に貢献する 深沢先生は、東邦大学医療センター大橋病院の情報管理室室長として、普段から院内のさまざまな医療情報・ネットワークの管理に携わっておられます。そこで、医療情報管理者から見たMacのメリットについて伺いました。 「病院施設の規模の大小にかかわらず、患者さんの個人情報の保護は、昨今の大きな課題となっています。ご存じのように、今年4月から施行された個人情報保護法に関連して、厚生労働省からも医療・介護事業者における個人情報の取り扱いに関するガイドラインが通達されています」。 こうした観点から考えると、Macには、先進的でかつ運用しやすいセキュリティ機能が搭載されていると、深沢先生は指摘します。 「ハードディスクのプロテクト機能は、これからの時代には重要な機能になると思います。具体的な事例から考えると、例えば、ノートブックコンピュータをどこかに置き忘れた、盗難にあったといった場合、そのコンピュータのハードディスクに含まれていたデータは、簡単に他の人によって取り出されてしまいます。また、デスクトップコンピュータからハードディスクだけを抜き取られた場合もデータは簡単に盗られてしまいます。たとえOSレベルでログイン・パスワードを設定していたとしても、ハードディスクそのものからデータを取り出せば、データの盗用は可能です。こうした事態を未然に防ぐために、Mac OS Xにはハードディスク内のユーザデータをすべて暗号化した状態で利用できるFileVaultという機能が標準で装備されており、簡単に設定・運用できるという点はたいへん重要なことだと思います」。 ![]() ネットを介したウイルス混入やハッキングの問題についても伺いました。 「現状では、Macを危険にさらすウイルスは非常に少ないですね。現時点で、非常に安心して使えるパーソナルコンピュータと言えるでしょう。ただ、ネットワーク管理者の立場から言うと、今後、Macをターゲットにしたウイルスやハッキングが増えてくる可能性を考えて、十分すぎるくらいの対策をとってゆくことを要望したいですね。ユーザが安心して使えるパーソナルコンピュータが、何よりも求められています」。 最新のMac環境に対する全体的な感想 最後に、Macに対する全体的な感想を述べていただきました。 「今回、最新のPowerBook G4を使用してみた結果ですが、自分がかつてMacを使っていたころに比べると、ユーザインターフェイスがかなり変わっていたため、最初は多少の戸惑いを覚えましたが、それ以上に、OSの機能、利便性が飛躍的に向上していることに感心させられました」。 具体的には、高度なプロセス管理によってアプリケーション毎に並行して作業を行えることや、Windowsとの連携、接続性が向上していることなどがあると言います。 「総じて、Macは、医師のコミュニケーションやプレゼンテーションのためのツールとして、優れた点を沢山もっています」。 1台のPowerBook G4で、医師が日常必要としている大半の作業がサポートされ、それが強力なマシンパワーと簡単かつシンプルなインターフェイスによって迅速に実現される点が何よりも魅力だと述べていただきました。 |
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