
「WINE STYLE稼働後、もう少し使い勝手の良い環境を構築したくなりました。もともとWINE STYLEはCLAIM接続をサポートしていましたので、適当なレセコンを探したり、レセコンメーカに相談したりしたのですが、ほとんど相手にしてもらえませんでした。そうこうしているうちに、ORCAがCLAIMをサポートするらしいという噂を耳にしました。WINE STYLE関係のメーリングリストで開発者の高橋医師に相談したところ、ORCAとのCLAIM接続は大丈夫だとの返事をいただけました。電子カルテとレセコンとの連動がみえてきたんです。嬉しかったですね」(宮崎医師)。クリニックでの診療の電子化を進めるためには、受付のレセプト業務との連動を実現してこそ効果があがる、という信念を持ってORCAの自力導入を決意したそうです。
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| 宮崎内科クリニックのシステム構成図。 |
宮崎医師は以前からのMacユーザで、Linuxにはまったく触ったこともなかったそうですが、ORCAユーザのメーリングリストを頼りに3ヶ月間でORCAを自力導入され、2002年4月から本格稼働されたそうです。CLAIM接続での2つのシステムの連動には、宮崎医師が導入されるまでほとんど実績が無かったため多少時間がかかったとのことですが、現在は受付─カルテ─会計─診療報酬請求のワークフローが完全に実現し、大きな成果をあげています。
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| Mac OS X "Panther"に標準装備されている、X11アプリケーションを実行するためのX11 for Mac OS X。この環境により、診察室にあるMacからORCAのリモート操作が実現している。 |
「最初は気づかなかったのですが、Mac OS XとLinuxは実はすごく相性がいいんですよ。例えばX11 for Mac OS Xを使うと事務職員がいなくても私一人で受付、診療、会計をすべて(Mac OS Xの)画面でできるんですよ」と宮崎医師。実際、診療室のMac OS Xの画面から、X11 for Mac OS Xのウインドウを通して受付のLinuxで動いているORCAをリモート操作していただきました。ORCAの受付画面を呼び出し、患者の個人情報入力すると、何のストレスなくWINE STYLEに取り込まれ、自動的に患者カルテが表示されました。「ORCAでの処方、病名入力のインターフェイスは少し扱いにくいのですが、WINE STYLEでは実に簡単に入力できますよ」とクリック操作で病名と処方を入力し、「処方箋を印刷して、診療は終了です。これでORCAに会計情報が転送されました」。さらに続いてX11 for Mac OS Xの画面に切り替え、ORCAでの会計処理のデモもみせていただきました。
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*Power Mac G4(Mac OS X Server) + Power Mac G4 dual 1.25G
電子カルテで使うコンピュータは、OSのアップデートやハードウェアの入れ替えを定期的に行っているとのこと。「ハードウェアもOSも新しい方がやはり快適ですね。サーバはそれほどスペックは必要ないですが、クライアントマシンは速いほうがより快適に使えるでしょう」とアドバイスしていただきました。ちなみにWINE STYLEの稼動にMac OS X Serverは必須ではないそうです。
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