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![]() 県立広島病院の麻酔科医としてご活躍中の讃岐美智義医師は、医療関係者がコンピュータを活用するために必要なノウハウの提供、ワークフローの提案などにも尽力されています。医師はiPodを「データの携帯と参照に優れたストレージデバイス」と位置づけ、常にポケットの中に入れて持ち歩いています。そして学会から臨床、さらには日々の語学学習に至るまで、あらゆるシーンでの活用方法についてお話をお伺いしました。 Macをはじめとして、PDAの「CLIE」やBluetoothの携帯電話など、様々なデバイスを日々の業務に使用している讃岐医師は、iPodの白衣のポケットに収まる携帯性と、音楽機能にとどまらない多機能性、優れた操作性や参照性に注目。PowerBook G4と連携して、iPodを強力なモバイルストレージデバイスとして活用しています。
讃岐医師とiPodの出会いは、初代モデルにまでさかのぼります。それまでメモリカードを使用する携帯音楽プレーヤを使っていましたが、讃岐医師は「大容量のHDDを搭載すればいいのに」と常々思っていたそうです。「だから初代のiPodが出たときは、これだ!と思ってすぐに購入しました」 そんな讃岐医師が、iPod活用の場としてまず挙げられたのが学会です。讃岐医師は「学会を取材する」という新しい学会の捉え方についてこう語ります。「学会の面白さは、新しい研究の萌芽を見ることができるという点にあると思っています。論文として発表されるものは、その時点ですでに完成された世界です。一方、学会発表の抄録は発表の数ヶ月前に書かれたものであり、実際の発表とはニュアンスや詳細が異なるものがほとんどです。そういう意味で新しい医学研究の芽は、学会の場にしかありません。臨床や研究での新しい考え方の基、トリガーとなるものが、学会にはたくさんあるのです」。そして讃岐医師は、学会で発表される萌芽的なものを吸収するために、スライド発表やポスターセッションの中でご自身の理解したい発表をその場で内容を理解した上で、さらにデジタルカメラで撮影されています。 学会発表をすべて撮影し、iPodにバックアップ 「デジタルカメラで学会を“取材する”というスタイルを確立したのは、ここ2〜3年のことです。これはデジカメの性能が近年飛躍的に向上したため可能になったことで、多いときには、1つの学会で1,000枚は撮影しています。当然デジタルカメラのメモリはすぐに一杯になってしまうので、その都度バックアップが必要です。以前はバックアップのためだけに、ノートパソコンを学会に持ち込んでいました。今はiPodにBelkin Media Reader for iPodを接続し、デジタルカメラの画像をその場で吸い出せるので、学会取材のフットワークもずいぶん軽くなりました。iPod photoなら最大25,000枚の画像をバックアップできるのも魅力だと思います。」
発表の内容を撮影するといっても、むやみにシャッターを押しているわけではありません。「スライドやポスターを撮るときは、常に後で再学習するときのことを考えています」。医師が現在、メインで使用しているデジタルカメラは、サンヨーのXacti C4です。「400万画素なので、ポスター全体を1ショットで撮影しても、文字を読むことができます。またスライド発表では、最初は静止画で出ていた心エコーの画像が、突然動き出すようことがあるんです。そのような場面でも、動画を逃さず撮影できます。静止画を撮影しながら、モード切り替え無しで同時に動画を撮影できるのはこのカメラだけなんです」と、その選定理由を説明します。 学会を振り返るにはビューワの性能が大切 讃岐医師によれば、「学会の発表内容をデジタルカメラで撮影して個人的な勉強に役立てているような人は、まだほとんどいない」と話します。ではなぜ医師は、画像として記録するのでしょうか。「それは、“絵として”画面で見たほうが記憶に残るからです。ポスターに書かれている内容を文章として読むよりも、“絵”の連続で見たほうが記憶に残るので、発表の内容を整理し、理解する上では有効な学習方法であると思います。」 何度も画像を見返すにあたっては、画像ビューワの性能が大切だと讃岐医師は力説します。「画像ビューワの動作が速ければ、見たい画像をすばやく探し出すことができます。その点、iPhotoは、画像ビューワとして大変すぐれていると思いますね。それから大量の写真、例えば1,000枚の写真を一度に読み込ませても安定している点もいいです。」 そして讃岐医師は、これからはiPod photoを学会の取材後にもビューワとして大きく活用したいと考えています。「学会で撮影した画像をiPhotoで吸い出してからiPod photoに転送すれば、学会からの帰りの新幹線の中などで繰り返し見ることができます。クリックホイールの操作性が良いので、前後を見返したり、思いついた場所に一気に飛んだりということも自由自在です。そうやって何度も見ることで、意識の中に定着するんです。これからは、iPod photoで見ることを前提に撮影する必要がありますね。今まではポスター全体を1ショットで撮っていたのを、部分部分を撮影する──というようにです。」 次ページ:2. データの参照性に優れたiPodを毎日の業務にも活用 注)本ページに一部誤解をまねく表現がありましたので、追加訂正いたしました。(2004年12月3日) |
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