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データの参照性に優れたiPodを毎日の業務にも活用
讃岐医師は、iPodを学会の取材のためのツールとしてだけではなく、日々の医療業務にも活用されています。業務上必要なデータの多くがiPodの中に入っており、病院のWindows PC、そして自宅のMacやWindows PCなど、どんな場所でもデータを活用するには「iPodのこのサイズと何でも入るストレージとしての容量、そして軽快な操作感が最適」と、讃岐医師は語ります。



また讃岐医師は、iPodのメモ機能やカレンダー機能について「データの参照にとても適している」と評価しています。「麻酔科には、各病院ごとのマニュアルがあり、それを覚える必要があります。私は最近になって今の病院に移ったのですが、麻酔科マニュアルのテキストデータをiPodの「メモ」に転送し、いつでも参照することで覚えました。そのほかにも、学会IDなどの個人データ、業務で使うソフトウェアのシリアル番号、文献抄録やプレゼンの読み原稿、購入したい書籍のリスト——など、さまざまなデータを持ち歩いています。また、スケジュールデータのシンクにはもちろんiSyncを使います。私はソニーのPDA「CLIE」や携帯電話も使いますが、これらのスケジュールをすべてシンクできるのはiSyncしかありません」

Mac、iPod、PDA、携帯電話のスケジュールをすべてシンクできるのはiSyncだけ。

プレゼンの練習もiPod photoで



PowerBook G4からスライドを画像に書き出して、iPod photoに転送。

そしてiPod photoで画像を閲覧できるようになったことで、讃岐医師にとっての活用の幅はさらに広がりそうです。「学会やセミナーで発表するプレゼンテーションの練習に、iPod photoを使うのです。KeynoteやPowerPointで作成したスライドを画像に書き出し、iPod photoに転送します。そして、スライドを再生し、画面上でポイントとなる部分を確認しながら発表の練習をすることが可能です」

「練習だけでなく、プレゼンテーションの本番だってiPod photoでできますよ。iPod photoをプロジェクタのビデオ入力に接続すれば、左手にiPod photo、右手にレーザポインタ——なんていうプレゼンだって可能になるのです。
iPod photoと付属のケーブルだけを持っていけばいいのですから、プレゼンのスタイルがかわりますね。もっとも、発表の直前までスライドを作っているような人には向きませんが(笑)」

また讃岐医師は、「iPodはコッソリ勉強するにも持ってこいなんですよ」と語ります。「実は、私が携帯音楽プレーヤに着目したきっかけは、いつも病院内でヘッドフォンをしている医師を見たことなんです。たまたま近くにいったとき漏れ聞こえてきた音が、英語の会話だったのです」


「JSA麻酔台帳FM」をiPodで参照するというワークフロー
讃岐医師は、iPodの「参照性の高さ」をさらに活用するソリューションとして、ご自身が開発されたソフトウェア「JSA麻酔台帳FM」のデータをvCal形式で取り出し、iPod上のカレンダーで参照するというワークフローを提案されています。JSA麻酔台帳FMとは、讃岐医師が麻酔科医のための診療支援ツールとして開発したファイルメーカーのデータベースです。

讃岐医師が自ら開発したソフトウェア「JSA麻酔台帳FM」を使ってvCal形式で取り出し、iPod上のカレンダーで参照が可能。

このデータベースには、「どの患者さんに対して」「誰が」「いつ麻酔をかけ」「どんな手術が行われたか」といったをデータを入力します。入力されたデータをvCal形式で取り出し、iCalやiPodのカレンダーに取り込むことで、医師はiPodを参照しながら、術前・術後の回診スケジュールなどを把握できるというわけです。


若い医師や研修医に向けてのメッセージ
讃岐医師は、ご自身が実戦しているワークフローを、若い医師や研修医にソリューションとして提供することにも熱心に取り組まれています。

「今の若い医師や研修医は、コンピュータを使うことはできますが、与えられた仕事をこなすものとしか捉えていません。デジタルカメラやiPod photoといった最新のデジタル機器を、ほんのちょっとのアイディアで工夫して利用することで、自分の能力を飛躍的に高めることができるんです。そういったことを、研修医など若い医師にも伝えていきたいと思います。研修医に対する抄読会の合間などに、そのような話しをすることも多いのですが、ソリューションとして提供してあげて、それが彼らの興味と合致すれば、とても熱心に話しを聞いてくれるんです」

讃岐医師が実践されているiPod photoを中心とした医療業務ワークフローを、より多くの医療関係者の皆様に体験していただくために、具体的なソリューションをこちらのページでご紹介しています。ぜひご覧ください。






讃岐美智義医師
iPod photoが実現するスマートな臨床医ワークスタイル
1. 自分が理解したい発表内容を撮影し、iPod photoにバックアップ
2. データの参照性に優れたiPodを毎日の業務にも活用
ソリューション
iPod photo時代の新しい情報ワークフロー







讃岐医師プロフィール
県立広島病院麻酔集中治療科 医長。臨床麻酔、ペインクリニック、集中治療、救急医療に携わる。研究テーマは周術期医療とテクノロジー,急性期医療と生体情報解析。また、研修医に対する医学教育に加えてデジタルテクノロジー活用のための教育にも尽力する。
http://msanuki.com/

・主な著作
麻酔科研修チェックノート
著者:讃岐美智義
出版社:羊土社
ISBN:4-89706-686-7
発行月:2004年6月
価格:3,150円(税込)


デジタルプレゼンテーション
—PowerPointと関連ソフト/ハードの完全理解

著者:内田 整、讃岐美智義、
   橋本 悟
出版社:秀潤社
ISBN:4-87962-252-4
発行月:2002年4月
価格:3,780円(税込)







JSA麻酔台帳FM
JSA麻酔台帳FMは、讃岐医師が麻酔科医のための診療支援ツールとして開発したファイルメーカーのデータベースです。このデータベースには、「どの患者さんに対して」「誰が」「いつ麻酔をかけ」「どんな手術が行われたか」といったをデータを入力し、いつでも参照できるようにしたものです。最新のバージョンでは、入力されたデータをvCal形式で取り出し、iCalやiPodのカレンダーに取り込むことが可能です。医師はiPodを参照しながら、術前・術後の回診スケジュールなどを把握できるというわけです。

日本麻酔科学会では全国レベルで「偶発症例」の収集と分析を進めています。そのために利用される麻酔科学会公認の麻酔台帳は、讃岐医師が作られたJSA麻酔台帳FMをファイルメーカーのランタイム版としたものです。
※麻酔科学会公認の麻酔台帳は、現在のところvCalデータの書き出しには対応していません。





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