|

|
医療従事者の間での使用実績が高く、時として特異性を有する各医療機関においてもカスタマイズが容易なデータベースソフトとして歴史を持つFileMaker Proは、誰でも簡単に扱え、高度なリレーショナルデータベースを簡単に構築し、さらに複数のマシンで情報を共有することが可能です。このページでは、FileMaker Proの基本機能の解説に加え、臨床医が開発した医療用データベースについてもご紹介します。 FileMakerProの基本性能 柔軟なインターフェイスを備えたリレーショナルデータベースを構築 1.作成が容易なカード型のインターフェイスが基本 FileMaker Proは元々カード型のデータベースソフトとして開発されました。多くのデータベースソフトでは情報を収めたデータベースを作成するのと同時に、それを管理するユーザインターフェイスも作成する必要がありますが、FileMaker Proではシンプルなカード型のインターフェイスがあらかじめ用意されており、必要なデータを配置するだけですぐに利用することができます ![]() また、複数のデータベースを組み合わせて各データを連携して取り扱うことのできるリレーション機能も搭載しています。例えば患者さんの病歴、処方、病名・症状などが、それぞれ別のデータベースとして作成されている場合でも、リレーション機能を利用することで、これらのデータベースを関連付け、ある患者さんに関する情報の全体像を1画面で簡単に把握することが可能です。 ![]() 2.簡単な操作で独自のインターフェイスや印刷書式を作成可能 さらにカード型だけでなく、ユーザが自由にインターフェイスを作成することもできます。ひとつのデータベースに対して複数の表示形式を用意して、操作/閲覧するユーザや特定の作業に合わせたデータのみを扱うことが可能です。インターフェイスの作成は必要なアイテムをマウスでドラッグ&ドロップするだけで、さらにデータの連携もポイント&クリック操作だけで行うことができます。もちろん画面上での表示だけでなく、さまざまな印刷用の書式も作成することができます。 例えば、ある患者さんのデータが複数のデータベースに渡って記録されている場合でも、これらをリレーショナル機能で関連付け、診断書、入院証明書など、さまざまな種類の書類を作成することも可能です。 また、データベースにはデジタルカメラで撮影した写真をはじめとする各種画像を貼り込むこともできます。これらのデータは通常のテキストや数字データと同様にインターフェイス上に配置可能です。多くのデータベースソフトでは扱えるデータ量に制限があり、画像や映像といった大容量のデータは別に管理する必要がありますが、FileMaker Pro 7のデータベースは扱えるデータ容量は無制限(搭載するハードディスクの容量以内)ですべてのデータを一元管理できます。
3.豊富なデータ読み出し/書き出し機能を搭載 FileMaker Proには他のソフトで作成したデータを読み出す機能が用意されています。例えば薬品のデータについて、すでにMicrosoft Excelで情報を整理している場合、対象ファイルのデータを直接FileMaker Proのデータベースに追加することができます。もちろんインターネットとの連携も可能です。データベースからWebページへのリンクを開くだけでなく、ネット上で公開されているさまざまなデジタルリソースを自分のデータベースで利用することもできます。インターネット上には例えば、ICD10の疾病分類など医療関係者向けのリソースが公開されているので、こういったリソースを活用することでデータ入力の手間を大幅に軽減することができます。 ![]() また、FileMaker ProはODBCやJDBCといったデータベースの標準的な仕様に対応しており、これらのデータベースにアクセスすることも可能です。このほかFileMaker ProにはCSV、HTML、XMLなど主要なデータ形式への書き出しを行う機能があり、作成したデータベースを再利用することが可能です。 4.ネットワークでのデータベースの共有と管理 FileMaker Proをお勧めする大きな理由のひとつが、ネットワークに対応したデータベースの共有機能です。小規模な病院・診療所でも、データベースに登録したデータは医師だけでなく、事務スタッフと共有できたほうが効率的に業務を行う事ができます。このときFileMaker Proならネットワークでデータベースを共有して使うことで複数のコンピュータでデータの変更をリアルタイムに反映し、書類の作成や閲覧を行うことができます。この機能はMacだけでなくWindows上のFileMaker Proとの間でも利用可能なので、診察室ではMac、受付ではWindowsマシンといった構成にも対応することができます。またFileMaker ProにはWeb公開機能も用意されており、FileMaker ProアプリケーションがインストールされていないマシンでもWebブラウザを経由してデータベースを利用できます。 さらに最近では電子メールとの連携も欠かせない機能のひとつとなっています。Microsoft Outlook/Microsoft Entourage/Mac OS X 標準のMailと連携することで、FileMaker Pro上から直接電子メールを作成し、送信作業を行うことができます。 ![]() 5.セキュリティ機能 医療関係の現場で重要になるのが個人情報の管理です。特に複数人でデータベースを共用する場合には、閲覧/変更できるデータに一定の制限をかけられる機能が重要になります。FileMaker Proにはユーザごとにアカウント名とパスワードを使って、登録されたデータ項目ごとに閲覧/変更の設定を管理できます。この設定はFileMaker Pro同士の共有だけでなく、Web公開についても同様に行えます。またFileMaker上で閲覧/変更は行えるが印刷はできないといった、各種操作についての制限も設けることができます。実際の利用の例としては、処方箋の閲覧はすべてのユーザに許可した上で、作成は医師のみ、印刷は医師と特定のユーザのみに限定する、といったことが可能です。 ![]() 6.さまざまなテンプレートをインターネットから入手可能 さまざまなユーザが実際の現場でFileMaker Proを利用しています。そこで作成されたFileMakerソリューションが「テンプレート」として公開されている場合も多く、実際に入手して自分の業務に必要なデータを入力するだけで、FileMaker Proを便利に活用することができます。 例えばオンラインソフトを紹介している「Vector」サイトでは「ビジネス」の中に「医療・病院」カテゴリがあり、さまざまな医療用データベースのテンプレートを入手することができます。最初はこのようなテンプレートを使ってデータを蓄積し、必要な項目やアイテムについてはカスタマイズして増やしていくといった使い方が可能です。 インターネット上で公開されているのはFileMaker Pro用のテンプレートだけではありません。例えばそのままではFileMakerでは読み込めないデータをFileMaker用に変換するソフトなどもあります。これらのソフトをうまく活用することでFileMaker Proをより便利に使えるようになるのです。 |
|
|
||||||||||||||
| ホーム > Medical > 医療関連ユーザのための、FileMaker Proのすすめ |