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iPod photoでは、画像ビューワとしての優れた機能を活かして、学会で撮影したポスターセッションの様子を繰り返し閲覧して最新の研究を学習したり、自分のプレゼンテーションを練習する、といったことが可能です。また、メモやアドレス帳、そしてカレンダーといった機能をアップルのインターネットサービス「.Mac」や、携帯電話など各デバイスとの同期ツール「iSync」と組み合わせて使うことで、「PIM&業務支援ツール」としてより積極的に活用することができるのです。

iPod photoは音楽以外に、画像のブラウズ、カレンダーやアドレス帳の管理、メモの閲覧などが可能です。つまり、携帯やPDAと同様のPIMとしての機能をほぼ満たしているのです。また、コンパクトなサイズながら大容量のHDDを内蔵しているので、非常にたくさんのデータを常に持ち歩くことを可能としています。そしてカラー液晶を搭載したことで、視認性も大幅に向上しているのです。このiPod photoを、臨床や学会などのさまざまなシーンでご活用していただくため方法をご紹介します。

学会編:
iPod photoが学会の見かたを変える



大量の写真も大容量のiPod photoにその場でバックアップ、写真は一覧性にすぐれたiPhotoで一括管理。必要な画像はiPod photoに入れて持ち歩く。

学会は、新しい研究や臨床アイディアの萌芽に溢れた場所です。ポスターによる発表も内容を後から振り返り詳しく理解するために、気になる演題はすべてデジタルカメラで撮影しておきます。撮影した画像はiPod photoに転送し、後から何度でもスムーズに閲覧して学習することが可能です。ポスターを撮影する際に留意する点は「後でどんなビューワで閲覧するか」です。どこでも参照可能なiPod photoを利用するのであれば、iPod photoのディスプレイでも見やすいように、ポスターを一部分ずつ撮影しておく、といった工夫も必要です。

ポスターセッションを大量に撮影すると、デジタルカメラのメモリはすぐにいっぱいになってしまいます。そこで、iPod photoにBelkin Media Reader for iPodを接続し、デジタルカメラの画像をiPod photoに転送、バックアップします。iPod photoは60GBの大容量ですから、デジタルカメラの画像をその場でiPod photoに吸い出すことによって、1,000枚を超える撮影も可能です。もちろん、その場合はデジタルカメラの予備バッテリが必須になります。

このようにして学会を「取材」した後はホテルに戻り、iPod photoに吸い出した画像データをPowerBook上のiPhotoで読み込みます。読み込んだ画像を今度はiTunes 4.7を使ってiPod photoに転送すると、画像はiPod photoに最適なサイズに自動的にリサイズされます。画像がiPod photoに転送されれば、後は帰り道の新幹線の車中でも、何度でも見返し、理解を深めることが可能です。操作性に優れたクリックホイールにより、目的の画像も素早く見つけ出すことができます。また、圧倒的な表示スピードの速さも魅力。PDAや携帯電話の画像閲覧機能とは比較になりません。

※デジタルカメラの画像をBelkin Media Reader for iPodを経由してiPod photoにバックアップしただけでは、iPod photoで画像を閲覧することはできません。iPod photoで画像を閲覧するには、iTunes 4.7を経由して画像を転送する必要があります。

プレゼンテーション編:
かつてなくスマートなプレゼンスタイルを実現


Keynoteで作成したスライドをiPod photoへ転送。ブラウズしながらプレゼンテーションの練習や、プロジェクタに接続してスマートなプレゼンテーションスタイルも実現できる。

iPod photoは、学会などのプレゼンテーションを練習するツールとしても最適です。スライドの枚数が少ない場合は、各スライドのスクリーンショットを撮るという方法もありますが、スライドの枚数が多い場合、例えば、Keynoteで作成したプレゼンテーションを、次の手順で一括して、画像として書き出すことができます。

1. KeynoteプレゼンテーションをQuickTimeの自動再生ムービーとして書き出す。スライド再生時間は「1秒」とする
2.書き出したムービーをQuickTime Player(Proバージョン)で開き、イメージシーケンスに書き出す。書き出す際のオプションで、「フレーム/秒」を「1」に設定する。

書き出した画像でiPhotoのアルバムを作成、iPod photoに転送します。こうすることで、iPod photoのカラー画面を用いて、新幹線の中など場所を選ばずにプレゼンテーションの練習ができます。

また、プレゼンテーションの本番でもiPod photoを使うことが可能です。iPod photoでは画像をテレビに出力することができますが、同様にプロジェクタに接続して投影することも可能です。左手にiPod photoを持ち、右手にレーザポインタを持てば、とてもスマートなプレゼンテーションが実現します。プレゼンテーションの会場には、iPod photoとケーブルだけを持参すれば良いのです。

PIM&業務支援編:
音楽だけじゃないiPod photoの機能をフルに活用

iPodおよびiPod mini、そしてiPod photoは、音楽以外にも便利な機能を備えています。

大容量ハードディスク:40GBまたは60GBの記憶容量
メモ機能:一般的なテキスト情報の保存、参照が可能
カレンダー機能:vCalendarやiCalenderフォーマットをサポート
アドレス帳:業界標準のvCardファイルに対応
ボイスレコーダ:アクセサリを追加することでボイスレコーダとしても利用可能

とくにカレンダー機能は、iSyncを使ってiCalと簡単に同期できるので、日々の予定を常に持ち歩くことが可能です。これらの機能を上手に組み合わせることで、医療関係者にとっても有効なPIM&業務支援ツールとなります。

iPodのカレンダー機能は、iSyncを使ってiCalと簡単に同期できる。

iPodのメモ機能で文書を読むためには、MacとiPodを接続し、iPodの「Note」フォルダにテキストファイルをコピーします。また、情報量が多くファイルサイズの大きいテキストやWebサイトの情報を直接iPodに転送するには、フリーウェアのTransNote for iPodが便利です。通常、iPodのメモ機能では、テキストファイルのサイズ上限が4KBとなっています。TranNote for iPodを使うと、4KBを超えるテキストを自動的に分割してシーケンシャルにリンクした状態でiPodに転送するので、iPodで長文を読むことが可能になります。

スケジュールの同期には、「iSync」を使用します。iCalに入力したスケジュールを、iSyncによってPalm OSを搭載したソニーのPDA「CLIE」やBluetooth携帯電話、iPodなどのデバイスと同期させることができます。これらすべてのデバイスを同期させることができるのは、iSyncだけです。iCalに入力したスケジュールを携帯電話とiPodの両方で同期させておけば、携帯電話で通話しているときはiPodでスケジュールの確認が可能です。

携帯シンク」の製品パッケージに含まれる「iSyncコンジット」を利用すれば、日本国内の100機種を超す携帯電話とデータのシンクが実現します。また、アップルのインターネットサービス「.Mac」にご加入いただくと、ネットワークで接続された複数のMacの間でデータを同期することも可能です。

JSA麻酔台帳FMをiPodと連携
JSA麻酔台帳FM」では、データをvCal形式で取り出すことが可能です。取り出したvCalデータをiPod photoのカレンダーフォルダに入れるか、iCalにインポートしてiSync経由でiPod photoと同期させることで、「どの患者さんに対して」「誰が」「いつ麻酔をかけ」「どんな手術が行われたか」といったデータを、常にiPodで参照することができます。

このようにiPodは、使い方に工夫を加えることで音楽プレーヤとしてだけでなく、医療関係者にとって欠かすことのできない「携帯情報端末」となるのです。




学会撮影時の注意点
県立広島病院の麻酔科医の讃岐医師は学会の発表内容を撮影する場合の注意点として、以下を挙げられています:
(1) 撮影した画像は個人的に利用するのみで他人に供与しない
(2) 勉強会や報告会で他人に供覧するときには発表者の許諾を得る
(3) 撮影した画像データを他人にコピーしない
(4) データを盗まれないような配慮を行う
また、学会によっては撮影を禁止している場合があり、事前の注意が必要となる場合があります。



Belkin Media Reader for iPod
Belkin Media Reader for iPodがあれば、デジタルカメラの画像をその場でiPodにバックアップすることが可能です。方法はとても簡単。Dockコネクタを装備するiPodにBelkin Media Reader for iPodを接続し、デジタルカメラのメモリカードを挿入するだけ。コンパクトフラッシュ(Type 1, 2)、スマートメディア、SDメモリーカード、メモリースティック、マルチメディアカード(MMC)の各メディアに対応します。
TransNote for iPod
iPodのメモ機能では、テキストファイルのサイズ上限が4KBとなっています。しかしTranNote for iPodを使うと、iPodで長文を読むことが可能になります。 4KBを超えるテキストをTranNote for iPodが自動的に分割しシーケンシャルにリンクした形で、iPodに転送します。「Safari」で表示中のWebページや「Mail」の未読メールを転送することも可能。マニュアルや論文の抄録などを、常に持ち歩くことができるというわけです。
iCal
iCalは、スケジュールをグラフィカルにわかりやすい形で管理するアプリケーションです。さまざまなカテゴリーの予定表(カレンダー)を必要なだけ作成して複数のカレンダーをグラフィカルに串刺しにして全体のスケジュール管理ができます。例えば、家庭用、学校用、仕事用のように、内容別にカレンダーが作っても、それらを全体として調整可能です。また、インターネットを介したスケジュールのやり取りが容易な点も大きな特長です。
iSync
iSyncは、MacのiCalのスケジュールやアドレスブックのデータをiPodやPalmなどの各種でバイスと同期させるためのソフトウェアです。リュウド社製ソフトウエア「携帯シンク」の製品パッケージに含まれる「iSyncコンジット」を利用すれば、日本国内の100機種を超す携帯電話とMacのアドレス帳やスケジュールとのシンクが実現します。




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