医療の現場では、資料や各種書類など膨大な紙ベースのドキュメントが扱われています。すでにファイルやデータベース化されているもの、Web上で閲覧できるものはMacで確認することができますが、紙媒体で配布される書類などは分量が多くなると保存や持ち歩きが困難です。このような書類をデジタル化してPowerBookに取り込んでおけば、PowerBookを持ち歩くだけで常に必要なデータを取り出せるようになります。こうした用途に最適なのが「ScanSnap fi-5110EOX」です。読み込んだ書類はPDFまたはJPEG形式で保存できるほか、一般的なフラットベッドスキャナと異なり、プリントアウトされた書類やカルテといったシートタイプの原稿の連続読み込みに適したオートシートフィーダを内蔵しています。このScanSnapの使い方と魅力についてご紹介します。

フラットベッドスキャナでも書類のデジタル化を行うことができますが、忙しい仕事の合間に1枚1枚原稿を取り替えながらスキャンするのは非効率な作業です。とくに両面印刷されたドキュメントを読み込むとなると、本来の業務に支障を与えかねません。しかし、ScanSnapは挿入された書類の束を自動的に取り込み、自動的に1枚ずつスキャンしてくれます。オートシートフィーダーに書類を差込み、前面にあるボタンを押すだけで連続スキャンが開始されます。スキャン後は自動的にPowerBook内にデジタルデータとして読み込み、指定した形式で保存されるのです。こうして一旦書類をPowerBookに保存しておけば、いつでも閲覧することができるのです。もちろん取り込んだドキュメントは印刷してコピーを作成することも可能です。

1回のスキャンで両面読み取りが可能 |
ScanSnapの大きな特徴は、挿入された書類の両面を同時に読み込めることです。両面コピーや両面印刷プリンタの普及に伴い、配布されるドキュメントの両面に情報が印刷されているケースが増えてきました。従来のオートシートフィードスキャナでは、この種の書類は奇数面・偶数面をそれぞれ読み込み、後で順番をそろえるといった作業が必要でした。しかしScanSnapでは1回のスキャンで両面の情報を連続で取り込むことができます。さらには、白紙ページの自動削除機能も用意されており、情報の書かれたページだけを効率的に読み込むことができます。

ScanSnapで読み込んだ画像は、PDFまたはJPEG形式で保存することができます。PDFの場合は、1度のスキャンで読み込まれた複数枚の書類を1つのファイルにまとめられるため、書類の管理が簡単に行えます。JPEGの場合はページごとにファイルを分割した形で保存されます。保存した書類は、Mac OS X標準のプレビューで閲覧することが可能です。なおPDF形式で保存した場合、書類の並び順の変更やページの回転などの作業には、別途Adobe AcrobatやPDFPenなどのアプリケーションを使用するのが便利です。
| 取り込んだデータはMac OS X標準のプレビューで閲覧可能 |

コピーされた書類などでは、しばしば像が傾いたものが見られます。通常のスキャナでは、この傾きを修正するには手動で回転を行う必要があります。しかしScanSnapにはプラスマイナス5度の角度までの傾きを、読み込み時に自動的に修正する機能が備わっています。原稿を差し込んでボタンを押すだけで、連続読み込みから傾き修正までの処理をオートで行ってくれます。
| 原稿の傾きを自動補正するように設定することが可能です。 |

取り込んだドキュメントはデジタルデータなので、メールに添付して送信することができます。しかし送信相手によっては、メール添付よりもFAXで受け取りたいというケースもあるでしょう。Mac OS Xには標準で、内蔵FAXモデムを使ってFAXの送受信を行う機能が搭載されています。ScanSnapで取り込んだ書類も、この機能を使って簡単に送信することができます。使い方は、FAXモデムを電話回線に接続し、書類を開いたアプリケーションから印刷先としてFAXを指定するだけと、とても簡単です。通常のプリンタで印刷する場合と同じ操作で、FAXを送信することができるのです。
| 読み込んだ画像を、Macの内蔵モデムでFAX送信できます。 |

Mac OS Xで、はFAXモデムで受信したデータをそのままデジタル保存することが可能です。この機能を利用すれば、送られてきた書類を後でScanSnapで読み込むよりも、手軽に美しい画面で保存することができます。すでに手元にある書類はScanSnapで、FAXで送られた書類はFAXモデムで、と用途に合わせて使い分けることで、効率よく書類のデジタル化を行うことができます。
| 内蔵モデムを使ってFAXを受信することも可能です。 |
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ScanSnap fi-5110EOX
USB 1.0/2.0でMacと接続できるオートシードフィーダー搭載のドキュメントスキャナです。A4サイズまでの原稿を最大600dpi(カラー)/1,200dpi(白黒)相当で読み込み可能で、本体サイズは幅284mm×奥行き146mm高さ150mm。 |
AirMac Express
AirMacによるワイヤレスネットワークを構築できる小型のベースステーションです。USBプリンタの共有や、設定ファイルを切り替えて外出先でもワイヤレスネットワークを使用することができます。 |
すべてのデータをPowerBook G4で持ち運ぶ
持ち運んでデータを閲覧する際に最高の環境を提供するのがPowerBook G4シリーズです。ScanSnapで読み込んだデータを保存する大容量のハードディスクと、閲覧するのに必要な大画面を備えています。また内蔵モデムや外部通信機器を使ったモバイル利用にも最適です。 |
1台のプリンタをみんなで共有
Mac OS Xでプリンタを共有する方法は、主に2つあります。1つは、MacのUSBポート等に接続されたプリンタを共有する方法です。システム環境設定のシステム環境設定の「共有」にある「サービス」タブを開き、「プリンタ共有」のチェックをオンにすることで、ネットワーク上のMacが1台のプリンタを共有できます。
もう1つの方法は、AirMac ExpressやAirMac ExtreamのUSBポートに接続されたプリンタを共有する方法です。詳しくは、こちらをご覧ください。 |
MacでFAXの送受信を共有する
Mac OS X v10.3 "Panther"では、ドキュメントを簡単にFAX送信することが可能です。送信したいドキュメントを開いて「ファイル」メニューから「プリント...」を選択し、「ファクス」をクリックすると、送信先等を設定するダイアログが表示されます。ここに必要な情報を入力し「ファクス」をクリックすれば送信が行われます。また、プリンタの共有と同様にシステム環境設定の「共有」にある「サービス」タブを開き、「プリンタ共有」のチェックをオンにすることで、ネットワーク上の他のMacが内蔵FAXモデムを共有することができます。
また、Macの内蔵FAXモデムを使ってFAXを受信するには、システム環境設定の「プリンタとファクス」の中にある「ファクス」タブを開き、「このコンピュータでファクスを受信する」のチェックをオンにします。受信したFAXはデータで保存したり、プリントしたりすることが可能です。受信したデータの保存先を共有フォルダにすれば、ネットワーク上の他のMacからも受信したFAXを見ることができます。 |
iPodでデジタルデータの受け渡し
読み込んだドキュメントは1ページが1MB前後となり、論文などの枚数が多いものでは100MBを超えることもあります。このようなデータをネットワーク接続されていないMacに受け渡すならiPodを使いましょう。iPodはFireWireでMacと接続して外付けハードディスクとして利用できます。 |
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