AppleApple StoreiPod+iTunes.MacQuickTimeサポートMac OS X
ホットニュースMacをはじめようハードウェアソフトウェアMade4Mac教育Pro医療デベロッパ製品の購入



京都大学・熊本大学教授として、医療情報に関する数々のプロジェクトリーダーとしてご活躍中の吉原博幸先生は、講演や学会で忙しい日々を送られています。先生は「どこに移動していても快適に仕事ができています」と話します。いつでも情報にアクセスできるモバイル環境の実際について、お話を伺いました。



「最近、特に講演でプレゼンする機会が多くなっています」。地域医療情報の共通利用を目的としたSuper Dorphinプロジェクトなどを手がけている先生は、どこに出張するときもPowerBook G4を携帯して移動します。出張時のモットーは、移動の際にできるだけ軽装で動きたいことからコンパクトなものを好んで使用されているということです。「実はこの12インチのモデルは2台目なんですよ。前のやつは新幹線の中で思いっきり落としてしまって」と吉原先生。「以前はコンピュータ間の環境の移行が大変でしたが、Mac OS X v10.3.5にサポートされているターゲットディスクモードでのシンクで、あらゆる環境を簡単に移し替えることができずいぶん楽になりましたね」と話します。

Macを使う最大の理由はMac OSの出来の良さ
1980年代後半より数々のMacを愛用して来られた先生にとってMacを使う最大のポイントとして、Mac OSの使い易さをあげます。「Mac OSは本当の意味でのデスクトップメタファーがきちんと表現されているので使い易いのです。デスクトップFinderが1対1の対応で表現されていたMac OS 9(Classic)環境もすばらしかったと思います。分かり易くいうと自分の思考回路とマッチしているということ、それは幼児的ということかも知れませんが(笑)」

そもそもMacを使い始めた原点は、CricketGraphに惚れ込んでしまったからと話します。「CricketGraphはグラフを作成する人間のワークフローにあった思考で、系列を意識することなくグラフが表示されます。細かい点を修正したければ、表示されているグラフ上のプロットをクリックするだけで、後からも自由に変更できます。今でも個人的なデータの活用に使っていますよ」と、ご自身の「消費行動と体重(ダイエット)」に関する経時的な研究成果を見せていただきました。現段階でグラフに表示された結果分析では、「あまり行動しない年末年始の生活、美食が続いた期間、宴の回数に体重増加は相関するようです」と楽しそうに説明されました。


医療関係ユーザに必要なOS環境
「われわれのコンピュータ利用は、道具として使えればよい。仕組みを論理的に理解しなければ使いこなせないようなユーザインターフェイスは良くないと思います」と吉原先生。医療情報を扱うユーザにとって最も重要なのは、アプリケーションレイヤではなくデータそのものであり、京都大学ユーザもMac、Windowsそれぞれのプラットホームに分かれているので、OSに依存しないシステムをデザインすることが大事というコンセプトから、先頭に立って院内のシステム開発を進めているそうです。




「仕事柄、これまでのコンピュータ環境で、“Windowsも何台も使ってみましたが、結局メインのマシンとしてはMacになってしまいます」と話す吉原先生は、医療関係者が情報を共有できることが重要な点であり、ツールとしてのコンピュータはそれぞれが自由に選択すればよい、という発想でOSに依存しない多様なレベルのシステムをデザインしています。所属される医療情報部では工学部出身の研究者も在籍して様々なOSを使用していますが、「UNIXベースということもあり、Mac OS X世代になって工学系のスタッフもWindowsからMacに乗り換えた人が何人かいますよ」とのお話でした。

Mac OSに対する評価をお聞きしたところ、「Macが病院情報システムに必須ということではないものの、ネットワーク使用に際してセキュアな部分を評価できます。加えてMac OS Xは堅牢性が高く攻撃されにくいので、サーバ運用としても十分使用できる」と吉原先生は語っています。


次ページ:2. グループウェアを医療関係者のコミュニケーションツールとして運用





吉原博幸先生
モバイル環境でいつでも情報空間にいることができる条件
1. Macを使う最大の理由はMac OSの出来の良さ
2. グループウェアを医療関係者のコミュニケーションツールとして運用
3. モバイルライフを実現する条件





吉原先生は電子カルテ化を迎えた今日の医療情報プロジェクトとして、現在注目されている「Dorphinプロジェクト」「Super Dorphinプロジェクト」を手がけています。

Dorphinプロジェクト
  電子カルテの普及を背景に、地域における医療情報の連携をはかるためにデータセンター(地域医療情報センター)を設け、クリニック、大規模医療機関、検査センターなどが医療情報の共通利用を可能とするプロジェクト。Super Dolphin Projectの基盤として2000年に立ち上げられました。
Super Dorphinプロジェクト
  Dolphin Projectをベースとして、地域ごとの医療情報プロジェクトを統合し全国レベルでのデータセンター構築を目的としたプロジェクト。




ホーム > Medical > モバイル環境でいつでも情報空間にいることができる条件