
Macは例えば、ちょっとした映像作品だとFinal Cut Proで作っていますし、映画に関しては仮編集に使っています。ただ、すでに韓国映画の撮影現場では撮った映像をすぐにMacに取り込み、Final Cut Proで編集をかけて作品にフィードバックする、という流れが出来上がっているんですよ。ですから僕も、次の映画ではそういった作り方をしたいなと思っています。あと、iPod限定でのドラマ配信だとかオリジナルドラマとか、ソフトコンテンツとして流通できるものが作れたら面白いかな。
アップルの製品は、多様性がありながらも一貫性があるというか、本来の日本人的な発想や職人的なこだわりが感じられてすごく好きですね。僕たちは皆さんに楽しんでいただけるコンテンツは何なのかっていうことにいつもこだわっていて、とにかく楽しいものを作っていきたいと思っている会社だと言い続けてきたんです。そういう意味において、アップル製品は僕らにとって模範的な存在ですし、クリエイティビティーに共感するものがありますね。
─オフィスキューのメンバーもMacユーザが多いと伺いましたが。
大泉 洋も12インチPowerBook G4を愛用していますし、佐藤重幸は自分のMacを使ったiTunesイントロクイズをテレビ番組で担当していますね。安田 顕や北川久仁子も昔からのユーザで、レギュラー番組内では私物のMacが登場しています。テレビやラジオ局関係者にMacユーザが多いので、その影響もあるんだと思います。
─Apple Store, Sapproではこうしたライブやイベントを定期的に行ったりもしていますが、Apple Storeについてはどのようなイメージをお持ちですか?
デジタル機器を販売している中で、マシンを介さない生ライブを積極的に行っている、というのがアップルらしくていいですね。しかも今回のライブは、Apple Store側から爆音を鳴らしてくれとオーダーが入ったようで、「Apple Storeはここまでやらせてくれるんだ!」と楽しみにしているんです。
もし僕が考えるなら、陳列されているディスプレーを使った絵画展で、ディスクを持ってきたらMac製品を使って個展を開くことができるというような、気軽にアートに触れられる入口、それこそ“きっかけ”になるイベントができると素敵ですね。
—最後にイベントのPRを、全国のみなさんに。
「まずは笑顔で楽しんでみよう」という気持ちが、物事すべての第一歩だと僕は思っています。ですから、この2日間はとにかく楽しんでいただきたい。みなさんが笑顔になって、自分の生活や人生に前向きになってもらえたら嬉しいです。
─ありがとうございました。
(2007.6.9 Apple Store, Sapporoにて)
鈴井貴之
大学在籍中に演劇の世界に入り、1990年に劇団「OOPARTS」を結成。1992年に「クリエイティブオフィスキュー」を設立。1998年に劇団解散後は、タレント・構成作家として「水曜どうでしょう」(HTB)他数々の番組を手がけるとともに、映画監督としての道を開拓。2001年の初監督作品「man-hole」が第10回あきた十文字映画祭北の十文字賞、第15回福岡アジア国際映画祭審査員特別賞を受賞。2003年、「river」は第8回釜山国際映画祭ニューカレント部門等各国映画祭に正式出品。さらに2004年、三作目となる「銀のエンゼル」が第7回上海国際映画祭パノラマ部門に招待上映、第17回東京国際映画祭日本映画・ある視点に正式出品される。2004年秋〜05年にかけて韓国にてクァク・キョンテク監督の新作、韓流スター、チャン・ドンゴンが主演する映画「タイフーン」の現場にて映画修行を行う。2007年春よりCS放送チャンネルNECOにて「鈴井貴之のロケハン。」レギュラー放送開始。
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