iTunes presents LIVE from Tokyo
元気ロケッツ
デビュー曲『Heavenly Star』がYouTubeやMySpaceなど、インターネット上の映像・音楽メディアで大きな話題を呼び、瞬く間に世界中の音楽ファンを虜にした元気ロケッツ。2007年にはiTunes 2007 Best New Artist(Electronic)部門を受賞、同年開催されたイベント『Live Earth Japan』のオープニングアクトでは、ノーベル平和賞受賞者、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏とホログラムで共演を果たすなど、全世界からの注目を集めました。
しかし元気ロケッツの実態は謎に包まれており、わかっているのは “30年後の18歳” Lumiがフロントアクトをつとめるコンセプチュアル・バンドということだけ。
その元気ロケッツが7月2日、デビューアルバム『元気ロケッツ I -Heavenly Star-』を発売、iTunes Storeでも配信をスタートしました。そして、この記念すべき日にアップルストア渋谷に登場し、『iTunes presents LIVE from Tokyo』のライブイベントを行いました。
ストアの内外には多くの行列ができ、最終的には600人ものファンが殺到。ステージ上の大型スクリーンにLumiからのメッセージが映し出されると、会場が沸き上がりました。その後、シルバーの宇宙服に身を包んだメンバーがステージに登場し、DJプレイをスタートしました。
まずはデビュー曲であり、大ヒット曲の『Heavenly Star』から。イントロが流れ始めると、ストア内は大きな歓声に包まれました。この日のプレイセットは『Breeze』『Star Line』を含むヒット曲で構成され、すべてこのイベントのために用意されたオリジナルMIX。ストア内はまるで宇宙船の内部にいるかのような雰囲気に包まれ、浮遊感漂う楽曲を思う存分楽しめるひとときとなりました。
このライブ音源は本日からiTunes Storeで配信中。ニューアルバムと共に、iTunes限定の貴重なMIXをぜひお楽しみください。
今回は、元気ロケッツのメンバーでありプロデューサーである、水口哲也氏と玉井健二氏に登場をお願いし、お話を伺いました。
“宇宙的” な視点でいろんな楽曲やメッセージを伝えていきたい。
─アルバム発売おめでとうございます。まず最初に、元気ロケッツのコンセプトについてお聞かせいただけますか。
水口哲也(以下、水口) 元気ロケッツは、“30年後の18歳” のLumiがフロントアクトを務めるコンセプチュアル・バンド。メンバーは玉井健二と、僕とLumiの3人で、音楽、映像、メッセージも含めて、様々なジャンルの世界に出現して、色々な表現をしています。
─ “未来感” みたいなものが一つのキーポイントなのでしょうか?
水口 たぶんあと10数年で、国際宇宙ステーションで出産する人が出てくると思うんですよ。それは人類史上初めて、地球外で生まれる子供。それはSFの世界でもなんでもなくて、ちょっと先の未来。それがLumiなんです。彼女は真っ青な地球を見て育っていて、僕ら地球にいる人間とは全く違う視点を持っているんです。たとえば鳥が空を飛ぶことや、海で魚が泳ぐのこともすべて新鮮に映る。元気ロケッツはそんな “宇宙的” な視点でいろんな楽曲やメッセージを伝えていきたいんです。
─玉井さんはYUKIさん、伊藤由奈さんなど、数々の女性アーティストをプロデュースされてきていますが、Lumiさんについての魅力を教えてください。
玉井健二(以下、玉井) 彼女の一番の魅力は、僕らにはない発想をふんだんに持っているということですね。彼女は現在僕らが使っている機材よりもかなり進化したものをフル活用していて、音の作り方もだいぶ違うだろうし、もしかしたらトラックという概念すらも僕らとは違うのかもしれない。
水口 宇宙空間では音の聴こえ方も違うだろうし「この曲で宇宙的にはアガるのか?」とかね(笑)。
玉井 「我々的にはいいけど、Lumiちゃん的にはどうなんだろう」とか。そんなことを話し合いながらトラックを作ってますね。
─7月2日に発売となった待望のファーストアルバム『元気ロケッツ I -Heavenly Star-』の聴き所をお聞かせください。
水口 全てが詰まっている感じですね。一年間掛けてじっくり作っていますから。例えば『Heavenly Star』一曲作るだけでもいろんな実験をしながら作っています。
─『Heavenly Star』をはじめとして元気ロケッツの楽曲はいろんなアーティストやDJがリミックスされていますが、それも実験の一つという意味合いでしょうか?
玉井 そうですね。
水口 リミックスにしてもハウス、テクノ、トランスといろいろなジャンルがあるけれども、そういうジャンルにとらわれることなく、色々な可能性を考えていきたいんです。だからいつも彫刻のように練りまくってますね。
玉井 曲の発想はめちゃくちゃ自由です。なんせ重力が無いので(笑)。たとえば “ダイエット” とか、そういう発想が無い人たちのラブソングだったり… 。とにかくこれまでの概念を、一度思いっきり飛ばして遊びながら作ってます。
iTunesは僕らにとって親和性の高いプラットフォーム。
─アップルストア渋谷は、ライブをする場所としていかがでしたか。外に向けたステージやストア内の印象は?
玉井 営業中にライブをするところが斬新ですよね。
水口 さすがアップルですよね。普通は閉店した後にやるとか… 。
玉井 肩肘張ってないところがいいですね。路上でもないし、閉ざされた空間でもないし。そういう空間は新しいなと思いました。
─今回の『iTunes presents LIVE from Tokyo』のライブ音源は全世界22カ国で配信されます。
水口 元気ロケッツの最初のブレイクのきっかけはYouTubeでした。元気ロケッツは立ち上げ当初から、世界を自由に泳ぎ回るというコンセプトを元にスタートしたので、iTunesは僕らにとって非常に親和性の高いプラットフォームだと感じています。
玉井 元気ロケッツは音楽的にも、映像的にも、メッセージ的にも世界中で楽しんでもらえるものを目指していつも発信しているので、iTunesはまさに僕らにぴったりですね。
─アップルのMacやiPodが、元気ロケッツの楽曲制作に役立っていることはありますか?
水口 いつも役立っていますよ。
玉井 逆にiPodやiTunesがないと困っちゃいますね。最近はスタジオ作業が終わって、楽曲のコピーを持って帰る時にiPodに入れて渡してもらうスタイルになっています。それと1年ほど前から、トラックダウンのチェックをするときに、iPodでどう聴こえるかという “iPodチェック” が入るようになりました。もちろん、レコーディングのときにはMacでProToolsを使ってますしね。
─最後に元気ロケッツの『iTunes Live from Tokyo - EP』をお聴きになるファンのみなさんへメッセージをお願いします。
水口 元気ロケッツは今回の『iTunes presents LIVE from Tokyo』を皮切りにいろんな活動をしていきます。今後をぜひ楽しみにしてください。
玉井 この『iTunes presents LIVE from Tokyo』はこの日のために用意したこの日限りの音なので、オリジナルとはまた違う楽しみがあると思いますよ。
─ありがとうございました。
(2008.7.2 Apple Store, Shibuyaにて)
Photo
フロントアクト、Lumiのビデオメッセージでイベントはスタートしました。
この日の元気ロケッツはシルバーの宇宙服に身を包んでのパフォーマンスとなりました。
600名を超えるファンの熱気に満ちた店内。
当日、渋谷の街には元気ロケッツの一色のバスも登場しました。
この日の模様は『iTunes Live from Tokyo - EP』でお楽しみください。





