
東京・渋谷にひっそりと佇むクラブ…とはいいつつも、その規模は都内の中心にあるクラブとしては有数の広さを誇る。アジア最大級のミラーボールが据えられた地上三階分の吹き抜けが気持ちよい開放的なダンスフロア。踊りと音楽を楽しむそのメインフロア以外にも、ゆったりとくつろぎ、お酒とトークが楽しめるサブフロア、チルアウトスペースなどがあり、それぞれのフロアではその場の雰囲気にベストな音楽をDJが奏でる…。
音楽、映像、そこで出会える人…世界でも最先端の空間を提供しているクラブ、WOMBが誕生したのは今から6年前のことである。オープン当初からNYをはじめ、世界各国のトップDJを積極的に招き、日本のクラブシーンをリードし続けた。「はじめは当然“WOMBってなんなの?” “渋谷のどこにあるの?”というところからのスタートだったと思います。1年目のアニバーサリーは認知度を上げるのを優先して、お台場の別の場所でパーティーを開いたり、2年目のアニバーサリーは、イギリスのRenaissanceというパーティーブランドとコラボレーションをしたり…と、毎年毎年、その年にあったイベントプランニングをしていました」と、語るのはSABi TAKAHASHI氏。WOMBの運営側の指揮も執っている。 WOMB 6th ANNIVERSARYの試み
6周年目となる今年はレジデントDJ以外にも、今後のクラブシーンを牽引していくDJたちがイベントを盛り上げる。「今年はトップDJだけではなく、僕らが“ニューブリード”と呼ぶ、WOMBが育てている若いDJもピックアップしています。アニバーサリーパーティーはVIPをはじめとして、色々な世代の、色々なジャンルの、色々な方々が遊びに来てくれます。そのとき彼らニューブリードが、持ち時間1時間の中でどんなパフォーマンスをしてくれるのか…。きっと最高のパフォーマンスをしてくれると思っています。」演出面にも力を入れている。メインフロアではフルカラーのレーザーが飛び交い、凝ったライティングが楽しめる。ビジュアルに関しては、2006年度にふさわしい"ULTRA LED PEFORMANCE"と題したテクノロジーとアートを融合させた演出もみどころだ。DJブースの前に横長変形サイズのLEDのディスプレイを設置し、国内外で活躍する日本のVJたち(GLAMOOVE 丸野優 氏、世界VJランキング3位 NUMAN 氏、FATBOYSLIMとの共演で世界デビューを実現させたMIXNUTS 氏、他)が、DJと共にハイ・パフォーマンスを繰り広げる。こちらの共演も非常に楽しみなところ。 WOMBが仕掛ける、WOMBCASTとはWOMBは今年“WOMB WORLD WIDE”というコンセプトを掲げ、世界中に東京発のカルチャーを発信する。その一環であるツアー中に、SABi TAKAHASHI氏は、Podcastingに非常に興味を持ったという。「Podcastingに関しては色々なところで目にしていて、面白いメディアだなと思っていました。今年WOMB WORLD WIDEの一環で、ブラジルにDJとして行ってきたツアーの模様を即日、dlp-podcastにアップしたんです。(※dlp-podcast from Brasil http://dublab.jp/podcast/)そうしたら帰国する前から、すでにたくさんのリアクションがあり驚きました。更にWOMBに帰ってきて、みんなでメインフロアを窓越しに眺めつつ、iPodでブラジルの映像を見ていたとき、“地球の裏側でやっていたイベントが、小さなiPodに収まっていて雰囲気も伝わる。これってすごいテクノロジーなんじゃないか”と実感しました。そこで、最初は自分のライフスタイルに取り入れていたiPodやPodcastでしたが、WOMBでも活用できるんじゃないかと思ったんです」。こうして生み出されたのが“WOMBCAST”。Podcastingを利用した配信型エンターテインメントだ。iTMSのPodcastsメニューからWOMBCASTにアクセスすると、デジタル状のフライヤーが入手できる。 iPodだから実現したI-PASSPORT
WOMBは、インターネットにアップされているフライヤー画像をプリントアウトして持ってくると、エントランスでディスカウントサービスをしているのですが、ただプリントアウトして持ってきてもらったものは、裏紙だったり、発色の悪いものが多いんです。フライヤーも含めてパーティーをブランディングしているのに、それではもったいないとずっと思っていたんですね。それで気付いたのが、iPodにフライヤーを入れて持ってきてもらうという方法。iPodは画面も大きいし画像表示も綺麗だから、実際のフライヤーと同じ色やデザイン、雰囲気をそのまま持ち出せるんです」このサービスにWOMBは“I-PASSPORT”と名付けた。(以下、I-PASSという)
「I-PASSは、今後、ブランド意識の高い世界中のクラブやそこに集まるお客さん達に波及していくと思います。I-PASSと名付けたのは、例えば僕がロンドンに遊びにいって、iPodに入っているフライヤー画像を見せ入場しているところを思い描いた時に、その行為が今後のクラブ業界のPASSPORT的な役割を果たすのではないか?と思ったからです。また、I-PASS(デジタルフライヤー)をするという行為は、フライヤーなどで紙を使用する必要がないため、エコロジーの要素も含んでいるんです。」 |
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