
人口360万人を抱える日本有数の大都市となった横浜。2009年6月2日に開港150年を迎える横浜市では、“クリエイティブシティ・ヨコハマ”のスローガンの下、文化芸術創造都市の実現に向けて様々なプロジェクトをスタートしました。その一環として、映像とデジタルアートのイベント『ヨコハマ EIZONE 2007』が7月28から8月5日まで、赤レンガ倉庫1号館などで行われます。そこで、横浜市が目指している都市づくりの考え方や、『ヨコハマ EIZONE 2007』の見どころ、イベント情報発信の手段としてPodcastingを選んだ理由を、横浜市開港150周年・創造都市事業本部長の川口良一さんに伺いました。
クリエイティブシティ・ヨコハマが目指す、横浜のこれから
「独自の歴史と文化を持つ横浜には、他の都市にはない魅力がたくさんあります。開港150年に向けて、今後横浜の魅力をどう伝えていくべきかということを考えた時に、横浜ならではの文化・芸術の創造をサポートすることが最重要課題だと気づいたんです」と川口さんは語ります。横浜市は“文化創造都市=クリエイティブシティ・ヨコハマ”実現のために、4つの目標を掲げています。
(1)アーティスト・クリエイターが住みたくなる創造環境の実現
(2)創造産業の集積による経済活性化
(3) 魅力ある地域資源の活用
(4) 市民が主導する文化芸術創造都市づくり
古いものと新しいものが共存する横浜ならではの文化・芸術を創り出し、市民の力でより魅力的な都市づくりを実現すること。それが横浜市の目指す、クリエイティブシティ・ヨコハマという新しい都市戦略なのです。では、その実現に向けてどんな動きが始まっているのでしょうか。
iPodを手に、『ヨコハマEIZONE 2007』の会場へ。
「日本最初の写真館が馬車道で生まれ、明治時代には既に映画が上映されるなど、横浜は古くから映像文化との関わりが深い場所なんです。2001年には現代美術の国際展・横浜トリエンナーレがスタートするなど、21世紀に入ってからはアート全般を視野に入れた活動を推進してきました。そこで今後は、デジタルのテクノロジーを使った映像制作環境が整いつつある中、横浜から映像表現に携わるクリエイターを生み出し、育てられる環境を創りたいと考えたんです」(川口さん)
昨年スタートした『ヨコハマ EIZONE 』は、横浜から最先端の映像やデジタルアートを発信する祭典。メイン会場の赤レンガ倉庫をはじめ、元・銀行や財務局の建物などをリノベーションし、10の会場で様々な映像作品を上映・展示する、回遊型のイベントとなっています。
今回、インターネット公式サイト、モバイルサイト、ブログと共にこのイベントの情報発信を担っているのが、昨年から導入され好評を得たPodcasting。イベント期間中は赤レンガ倉庫に『EIZONE放送局』を設け、生中継での配信と共にPodcastingとして配信され、iPodで楽しむことができます。
「赤レンガ倉庫は桜木町駅からちょっと歩くんですね。だったら会場に着くまでの時間を楽しんでもらう方法はないだろうか、と考えた時に浮かんだのがポッドキャスティングだったんです。音声だけでなく映像も見られるのでイベントの目的とも合致しますし、何よりこの試みによって横浜への注目を集め、イベントの期待感を大いに高めることができると思いました」(川口さん)
最先端の映像イベントと聞くとちょっと難しそうなイメージを感じてしまうかもしれませんが、クリエイターが演出する縁日、花火、金魚すくい、屋台など、親子連れやカップルも気軽に楽しめる『デジタルアート縁日』などお祭り感覚で楽しめるコーナーもあるそうです。こうした新しい試みのイベントをどれだけ盛り上げられるかどうかが、映像文化都市・横浜の今後を決めることになるでしょう。
この夏はiPodを片手に、新しい横浜と映像表現との新鮮な出会いを実感してみてはいかがでしょうか。
Information
- 開催期間
- 2007年7月28日(土)〜8月5日(日)
ヨコハマ EIZONE 2007
Podcast

- ヨコハマ EIZONE 2007
Portside Station - Arts
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Gallery
ヨコハマ EIZONE 2007の会場のひとつ
東京藝術大学大学院 馬車道校舎
ヨコハマ EIZONE 2007の会場のひとつ
BankART 1929 Yokohama
ヨコハマ EIZONE 2007の会場のひとつ
ZAIM
昨年度開催されたヨコハマ EIZONE 2006の風景
昨年度開催されたヨコハマ EIZONE 2006の風景






