学生生活の一部になったMac こうした充実したインフラ整備の結果、Macは学生生活の一部として溶け込んでいます。入学時にはマシンと一緒に、学生一人一人にネットワークアカウントを発行されます。このアカウントを使ってログインすれば、自分のマシンはもちろん、学内に設置されたどのマシンからでも、同じ環境で作業できるようになっています。また、学生全員に650MBのネットワークディスクスペースとWebメールアドレスが配付される、“名商大版.Mac(ドットマック)”と言えるサービスも用意されており、インターネットに接続しているコンピュータさえあれば、VPNを通じて学外のどこからでも自分宛のメールを確認できます。一人一台体制以外にももちろん、学内の各所にはさまざまな授業や目的に対応するPower Mac G4やiMacなどのデスクトップ型Macが設置されており、学生が自由に利用しています。「学校にいる頃には当たり前だと思っていた環境がいかに恵まれていたかと、卒業して初めてありがたみが分かるようです。卒業生がたまに遊びに来ると、学生の時にもっと使っておくべきだった、とよく言っています」と、青木氏は語ります。 ![]() Macが変える、学生と教職員のコミュニケーション 学生と教職員のコミュニケーションもMacを軸に行われています。例えば、キャンパスのイメージを代表する掲示板も、ここではより高度なシステムがネットワーク上に構築されています。学生がいたるところでMacを操作して、授業の出席数を確認している姿も日常的な光景。「従来ならセミナーに入って担当の教員と親しくなって、といったコミュニケーションが一般的でした。それはそれで重要なことですが、それ以外にもメールを使った質疑応答を行うなど、学生と教職員がMacを介してより綿密なコミュニケーションが図れるようになっています。」(青木氏) 学生側からの授業評価も「学生の満足度や理解度などを教職員の方で把握して、次の授業に役立てたり、改善しなければならない、といった暗黙のプレッシャーになっています。学生もその点を理解しているので、まじめに評価するようになっています。『あの先生はこんなに教材(資料やデータ)を用意してくれるのに、この先生はデータすら配付してくれない。ぜひ配付して欲しい』という要望があれば、教職員も対応せざるを得なくなりますよね」と青木氏が説明するように、Macを介して、学生と教職員の“フェアな関係”が築かれています。 学内のコミュニケーションを支えるXserve こうしたコミュニケーションを支えるインフラの柱となっているのがXserveです。NetInfo(ユーザ認証およびホームディレクトリのマウント設定で利用)、前述の名商大版iDisk、ファイルサーバ、それにWebサーバと電子掲示板にそれぞれ一台づつXserveを割り当てていいる。「アップルが本格的なサーバ事業に参入してまだ日が浅いですが、他社のサーバ製品と比べて遜色はありません。Mac OS X Serverの信頼性も高いですね。」(青木氏)栗本氏によると、もう1つソフトウェア面で新たに柱となったのが、2002年9月から導入した米Blackboard社の「Blackboard」という、Webベースの教育分野向けソリューションだと言います。Blackboardは、自分のアカウントでログインすると、教員からは自分の担当科目が、学生からは自分の受講科目一覧とその科目に関する情報が確認できる仕組みです。 ![]() 「教育用インフラを学生と教職員、それにハードウェアとソフトウェアという2軸のマトリックスで分けた場合、学生のハードウェアはMac、教職員のハードウェアは教室ですよね。一方ソフトウェアについては、どの学生がどんな授業を履修して、どれだけ単位を取得して、どんな成績なのかを管理することのできる教職員用ソフトウェアを開発しましたが、全ての学生が毎日使うソフトウェアとして、なかなかいいものがなくて、この部分だけ欠けていたんです。その部分をWebベースでやろうということになって、このBlackboardと出会いました。これで欠けていた部分が埋められた、と思っています。」(栗本氏) |
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