札幌市立大学

世界を視野にMacとPodcastで地域の魅力を発信

札幌市立大学


主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が、2008年7月7日から北海道で開催されます。地元北海道の教育現場でも「各国メディアに北海道が取り上げられる」ということで、サミット開催に熱い視線が注がれています。札幌市立大学では、北海道洞爺湖サミットに向けてデザイン学部デザイン学科メディアデザインコースの学生さんがMacとFinal Cut Proを駆使して、北海道の魅力を伝えるビデオPodcastの制作に取り組んでいます。

世界中で通用するPodcastの魅力に着目

札幌市立大学は、2006年春に開学したばかり。コンピュータ教育を学ぶ3つの演習室にはiMac 50台、eMac50台そしてWindows50台が導入されているほか、数部屋ある専門教育の制作室にはMac ProやPower Mac G5が完備されています。デザイン学部のMacを使う実習では、学生一人に対してディスプレイ2台が用意され、ひとつの画面で先生のマシン操作を確認し、もう一方の画面で制作を行っています。まるでマンツーマンに近い画期的な活用法によって、学生たちは無理なくスキルを高めています。

同大学で現在推進しているのが、今年9月にスタートした ビデオPodcastプロジェクト。デザイン学部教授・武邑光裕先生はプロジェクトの目的について、「市立大学の使命は、一言でいうと地域貢献です。従来から映像を使った地域のブランディングを計画していました。そこに来年、北海道洞爺湖サミットとアイコモンズサミットという2つの大きな国際会議が地元で開かれることから、世界の人々に北海道の魅力を映像で伝えるのが狙いなのです」と語ります。さらに、Podcastを採用した理由については「日本のモバイルコンテンツ、例えば携帯電話は世界とリンクしていません。しかし、Podcastは世界中の人々がiPodを持ち、iTunesを使っています。世界で通用するグローバルなプラットホームとしてPodcastを選んだのが第一の理由です」と、Podcastを評価しています。 実際にMacを使い、映像を制作している学生さんたちにPodcastの魅力を聞いてみました。

自由度の高いPodcastで北海道の新たな魅力を伝えたい

—ビデオPodcastプロジェクトを通して、北海道をどのように伝えていきたいと思いましたか?
(女子学生Aさん)海外メディアに取り上げられても恥ずかしくないようなクオリティーの作品を作って、世界中に国際都市・札幌をアピールしたいと思っています。
(女子学生Dさん)情報誌にはない、新たな視点で北海道の魅力を伝えたいです。
(女子学生Eさん)海外では、札幌がどこにあるかさえ知られていないことも多いので、世界中の人に北海道の自然はもちろん、ここに住む人々の魅力も伝えたいと思います。

—ビデオPodcastの制作はどうでしたか?
(女子学生Aさん)ドキュメント映像の制作は今回が初めてでした。すべての作業が新鮮で、まったく新しい世界だと感じました。
(女子学生Bさん)Podcastに触れるのも映像制作も初めてで、まるで未知の世界でした。Podcastは小さな画面ですが、持ち歩いて見るというアクティブさから新しい何かが生まれる気がしています。
(男子学生Cさん)僕もPodcastにはなじみがありませんでした。でも、決まった時間帯に決まった番組を流すテレビとは違い、見たいときに好きなコンテンツを見られる自由度の高さや、コンテンツの種類がものすごく多いところが魅力だと感じました。テレビよりもPodcastを見る時間の方が増えていきそうです。
(女子学生Dさん)先日、洞爺に近い京極町のロケでは、名物の“湧き水”を撮影しました。天然水の美しさをどのように見せるのか、そこが難しかったです。
(女子学生Eさん)大切なのは、メッセージを決めることだと気づきました。見ている人に、伝えたいことが届かなければ意味がないと思うんです。チームで取り組むことで大切なメッセージがブレないように話し合いながら工夫しています。
(男子学生Fさん)Podcastはとても能動的なメディアだと思います。だからこそ、見る人を満足させる内容づくりが一番大切だと実感しました。