玉川大学

PodcastとiLifeで広がるデジタル教材の可能性

玉川大学


玉川大学の教育学部では、教育の現場で使用することを想定としたデジタル教材を学生自らが作成しています。アップルのデジタル教材コンテストにも応募されたこれらのデジタル教材は、Podcastでも配信できるように制作されていました。現在の教育現場では、iPodで使用できるデジタル教材のニーズも増えてきているようです。

iPodがあれば使えるデジタル教材

玉川大学教育学部の「コンピュータと学習支援」という教育科目では、iMacを使ってデジタル教材の制作が行われていました。教育学部の学生さんが制作していたのは、小学4年生の授業で使用することを想定したデジタル教材です。 一例を挙げると、道路標識やカラーコーンといった身の回りにあるものを使って正三角形と二等辺三角形を理解させるような教材、大人でもなかなか覚えられない国民の祝日を楽しいクイズ形式にした教材、漢字で書かれた身近にある看板を読み上げその意味を理解させるような教材など、いろいろなアイデアがちりばめられた教材ばかりでした。
これらの教材の制作手順は、学生さんがまずテーマを決め、それに基づき簡単な絵コンテを作成。この絵コンテを教員がチェックをし、OKが出たらPowerPointを使用して画像と文字を並べてレイアウトをします。その後iMovieで編集作業を行い、それを最終的にはPodcast形式に書き出すという流れです。 では、デジタル教材のPodcast化には、どのようなメリットがあるのでしょうか。この授業を担当した玉川大学学術研究所准教授、清水英典氏はこう答えます。

「デジタル教材には大きく分けて2種類あります。一つは児童が個人的に使用するもの。もう一つは教員が指導用に使用するもの。予習、復習のために児童が個人的に使う教材であれば、iPodに入れておけばそのまま使えます。また、教員が指導用に使用する教材の場合は、iPodにその教材を入れ、iPodをテレビに繋いで映せば、それだけで教材になるんですね。全ての教室にコンピュータがあるわけではありませんから、iPodでデジタル教材が持ち出せるということで喜んでいる先生がたくさんいます。」(玉川大学学術研究所准教授 清水英典氏)

学生たちがデジタル教材を制作する場合、玉川大学では主にPowerPointで制作しています。しかしPowerPointの形式のままの教材は、コンピュータのある教室でしか使用することができないのが一つのネックになっていました。しかしPodcast形式なら、iPodさえあればデジタル教材を使用した授業を行うことができます。また、デジタル教材を制作している学生さんはiPodで使えるデジタル教材のメリットを別の角度から語ってくれました。

「やっぱり英語の学習の場合は、耳で覚えるのが一番なので、今後そういったデジタル教材を作ってみたいですね、iPodだったら常にどこででも聴けますし」(教育学部 Nさん)
「教育以外でもいろんな派生があると思います。例えば一人暮らしの料理ができない人に向けた番組とか。手軽にダウンロードして、どこででも使えるのがいいですよね。iPodは“使いやすい”という一言では収まらないぐらい使いやすいと思います」(大学院生 Dさん)

学生さんたちにとっても身近なアイテムであるiPodが、授業の現場に於いても活躍の場を広げているようです。