iLifeを使って思い出の写真を
素敵なスライドショーにしよう。
富山・立山自然探訪とICT利活用の体験学習
富山大学人間発達科学部附属教育実践総合センターで行われたワークショップ。親子でiPhotoを使ってスライドショーを作成。
夏休み真っ只中の8月上旬、富山・立山にて「立山自然探訪」が開催されました。大勢の親子が参加されたこのイベントでは、立山・弥陀ヶ原の自然をゆっくりと観察しながら様々なものをデジタルカメラで撮影。そして撮影された写真は後日、Macを使ってインターネット上に公開し、さらにiLifeのソフトウェアであるiPhoto、iDVDを使って、親子でスライドショーを作成しました。
富山・立山の自然をデジカメで思い出に残す。
8月5日、富山インターネット市民塾が主催する「立山自然探訪」が開催されました。この立山自然探訪は、飛騨山脈のひとつである立山・弥陀ヶ原へと赴き、この場所でしか見られないすばらしい景色や植物を観察する体験学習です。標高2000mに位置する立山・弥陀ヶ原には、広大な湿地帯が広がる弥陀ヶ原高原があり、夏にはさまざまな高山植物群を鑑賞することができます。
絶好のハイキング日和となったこの日、体験学習に集まった親子は全部で5組。そして富山大学の教授、学生さんを含め、総勢40名の方々が参加されました。また「ナチュラリスト」と呼ばれる富山県自然解説員の方も同行し、生息する高山植物や土地の特徴についてなどの詳しい解説をしていただきました。
立山・弥陀ヶ原にて。子供たち全員がデジカメを持って、珍しい草木や昆虫を撮影。
午前中は、大人であれば15分ほどで登れてしまう山岳ルートを、子供たちは1時間以上掛けてゆっくり登頂。そして午後には弥陀ヶ原一帯に広がる湿原ルートを散策しました。子供たちは普段見ることのできないさまざまな植物や昆虫に触れながら、自分の目で見て気に入ったものを、デジタルカメラで次から次へと撮影していきます。この日一日の体験学習で、実に300枚以上の写真を撮影したお子さんも。中には子供ならではの視点で、同行したプロのカメラマンも思わず唸るような写真もあったようです。
そして後日、この日の体験学習で撮った写真を、さらに素敵なものへと変身させるワークショップが開催されました。
iLifeを使って親子で作る、本格的なスライドショー。
デジカメで撮った写真をiPhotoでスライドショーにするとイメージが変わりますよね。そこにナレーションを加えれば、そのときの思い出がもっと鮮明に残るかもしれない
富山大学人間発達科学部 黒田卓 准教授
気になったものはすべて写真に収めていく子供たち。
立山自然探訪から4日後の8月9日。この日は富山大学人間発達科学部附属教育実践総合センターにて、体験学習で撮影されたデジタルカメラの写真、そしてiMacとiLifeを活用したワークショップが開催されました。
この日開催されたワークショップの大きな目的は2つ。ひとつは富山インターネット市民塾が主催するウェブサイト「バーチャルトレッキング」に、今年訪れた立山自然探訪の情報をアップすること。子供たちは体験学習で撮ったたくさんの写真の中からお気に入りの写真を数点選び、さらにその写真に感想を付け加えます。そしてその情報を「バーチャルトレッキング」のページ上にある地図に配置します。
8年前より毎年開催されているこの立山自然探訪ですが、同じ時期に立山を訪れてもその年々の気候によって見ることのできる昆虫や植物には微妙な違いがあるとのこと。バーチャルトレッキングの地図上には、立山自然探訪に毎年参加された方々の写真やコメントがアップデートされていて、その年々の微妙な変化を楽しむことが出来るのです。
親子でコミュニケーションを取りながら、写真を選んでいきます。
この日のワークショップチェアを務めた富山大学人間発達科学部の黒田准教授が、「今、皆さんがアップした情報は世界中の人たちが見ることができるんですよ」と伝えると、この日ワークショップに参加された親子からは「すごい」という声が。自分たちが撮影した写真が、世界中の人たちと繋がるコミュニケーションアイテムの一つになることに驚きを隠せなかったようです。
そしてもうひとつ。今回のワークショップではiLifeを活用した本格的なスライドショーが作られました。本格的なスライドショーといってもiPhotoさえあれば誰でも簡単に作成できるので、難しいことをする必要は全くありません。
ワークショップに参加された親子は、たくさんの写真をiPhotoすべてに取り込み、スライドショーにしたい写真を好きなだけ選んでいきます。Macを触るのが初めての方ばかりでしたが、シンプルで直感的に使えるiPhotoは簡単な説明を受けるだけで、小学校低学年の女の子でもすぐに使いこなせるようになっていました。 「iPhotoを使えば、スライドショーなんかは誰でも上手く作れてしまいますよね(笑)。操作の説明をしなくても使い始められるという意味でも、Macは非常に使い勝手の良いツールだと思います」(黒田准教授)
富山大学の学生さんたちも、親子と一緒にiPhotoでスライドショーを作成。
そしてiPhotoで書き出されたスライドショーは、iDVDを使ってオリジナルDVDに。ワークショップの最後には、教室の大きなモニターを使ってそれぞれが作った作品が披露されました。弥陀ヶ原で撮られた美しい風景、そして昆虫や自然の花々の写真は音楽の付いた素敵なスライドショーとなり、参加された親子もとても満足されていた様子でした。なによりも「良い思い出ができました」「いろいろできてすごく楽しかった」と、一連のイベントを心から楽しんでいた子供たちの笑顔が印象的でした。
「デジタルカメラで撮った写真はプリントアウトするのも一つの楽しみ方ですが、iPhotoでスライドショーにして音を付けてみるとまたイメージが変わってきますよね。さらにナレーションを付ければ、そのときの思い出がもっと鮮明に残るかもしれない。今回のワークショップではいろいろと親子で会話をしながら写真を選ばれたと思いますが、パソコンというのはやはりコミュニケーション・ツールなんですよね。ネットワークで繋がった相手とのコミュニケーションだけではないんです。たとえば、今日作ったDVDを持ち帰ってもう一度家族で見たり、おじいちゃんやおばあちゃんに見せながら立山のお話ができるでしょう。みなさんには本日使ったこのようなツールで、新しいコミュニケーションをしていってもらえればいいなと思います」(黒田准教授)
この日iDVDで作ったスライドショーは、教室の大型モニタで鑑賞。
デジカメは気軽に撮れる反面、「撮ってそのまま」にしている方も多いはず。しかしそれでは、せっかく綺麗に撮った写真が残念です。しかしMacとiLifeがあれば、今回のようなスライドショーやDVDが誰でも簡単に作ることができます。
あなたもiLifeを使って、写真やムービーをもっと楽しいものにしてみませんか? 旅先や記念日の写真はもちろんですが、何気ない日常の記録でさえ、素敵な思い出になるかもしれませんよ。

