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| 利用環境の改善や提案に学生たちが率先して参加
iMacの起動時間は、ローカルのハードディスクから起動するのとほとんど変わりません。起動時の違いといえば、ハードディスクのアクセス音がまったく聞こえないことくらいです。アプリケーションの実行速度も、ローカルのハードディスクから実行するのと、ほぼ同じです。最初に表示される認証画面からログインすると、普通のiMacと同様に利用できますが、プリンタへの出力は有料です。プリンタにデータを送っただけでは印刷されません。プリンタの前まで直接行って、有料の利用カード(プリベイド式)を差し込んで印刷するようになっています。
ECCS2004の運営に欠かせないのは「相談員」の存在です。主に学生で構成される相談員は自習室などに常駐し、初心者へのアドバイスや学生たちの利用マナーの指導などを行なっています。ECCS2004を円滑に利用するためのガイドブック「情報処理ナビゲータ」も、相談員の中の有志によって作られ、システムの円滑な利用や運営に大きな貢献を果たしています。彼らの活動が、東京大学の情報教育の一助を担っていると言ってもよいでしょう。 また、学内の掲示板では、ECCSの利用を促進するための新たな提案や、利用環境改善ツール作成の呼びかけなども行なわれています。プログラム開発のスキルを持った有志がこれに応じて、新しいツールを提供することも珍しくありません。利用者自身が、自らの手で利用環境を改善することができるのは、オープンソース採用による大きなメリットだと言えるでしょう。 ECCSの運用上問題となったのは、Mac OS上でのアプリケーションのインストール/アンインストール方法が統一されていないということでした。Mac OSでは、通常のアプリケーションは、多くの場合ドラッグ&ドロップでインストールできるようになっていますが、一部のアプリケーションについては、他社製のインストーラが利用されているなど、統一性がありません。東京大学では「Fink」というパッケージシステムをベースとし、学生たちの協力のもと必要な機能を加えることで、UNIXアプリケーションのインストール/アンインストールを管理しています。 次ページ:導入の効果と今後への期待 |
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