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| 導入の効果と今後への期待 「ECCS2004が稼働してから、すでに1か月余りが経過していますが、情報端末が最新のマシンに置きかえられたこともあって、学生には非常に好評です。自習室は常に満室に近い状態で、講義のない時間帯では空き待ちとなることもあります。大学へ入学してはじめてパソコンを使用する学生や、高校や自宅でWindowsを愛用してきた学生たちも、スムーズにECCS2004とiMacに適応しています。教職員にも好感を持って迎えられて、個別に研究室へ導入するケースも増えてきています」と安東氏が語るように、東京大学ではMac OS Xの“使いやすさ”や教育・研究用としての“素材のよさ”が改めて評価されています。実際、iBookやPowerBookを購入する学生や教職員も増えているそうです。 ![]() Mac OS XはUnicodeバージョン4に対応しているため、日本語以外の言語を母国語とする留学生や研究者、外国語を利用する学生の評判も良いそうです。情報基盤センターでは、システムの本格稼働前に留学生の有志を募り、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、中国語、韓国語など主要な外国語環境をテストしましたが、キーボードさえその言語に対応したものを使用すれば、十分に利用可能であるという結果が出ています。「Mac OS XとiMacの導入は、期待した以上の効果がありました」(安東氏)。 システムの管理は、安東氏をはじめとする教員のほか数名の技術職員が行なっていますが、機器の管理やメンテナンスはメーカーのサポートスタッフが中心となって当たっており、当初掲げた「運用管理の効率化」という目標は十分達成できたと考えています。「長期の信頼性、安定性についても不安要素がほとんどなく、期待できるとの感触を得ることができました。今回の導入に関しては90点以上でしょう」と安東氏は評価しています。安東氏は、教育用システムとしてNetBootとMac OS Xソリューションの発展に期待し、「NetBootの構築・サポートができる企業やシステムインテグレーターのさらなる増加が必要」と指摘します。 ![]() 東京大学を含め、これまで多くの大学ではオープンな情報教育環境を求めて、UNIXベースのシステムを構築・運用してきました。しかし、情報ネットワークの急速な発展と情報共有によるアプリケーション環境スタンダード化が進んだことによって、従来のUNIX端末によるシステムが「唯一最善の選択」ではなくなったのは間違いありません。「Mac OS Xでは、UNIXベースOSとしての顔に加え、ホームコンピュータやビジネスクライアント、ホビー用、オフィスツールなどの“いろいろな顔”をもったOSという柔軟な特性をさらに強めたと思います。システムを評価できる人が、Mac OS Xの“教育、ビジネスに強い顔”にもっと注目してほしいですね」(安東氏)。 取材:2004年5月
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