Apple製品を活用した教育事例

Macで新しい学び方を見つけたプナホウ・スクール。

ハワイ州ホノルルにあるプナホウ・スクールの生徒たちは、Macのノートブックを使って、以前にはできなかった方法で課題の研究をしたり、研究の結果を発表しています。

きっかけ

プナホウ・スクールは、キリスト教会衆派教会系の教育施設として1841年に設立されました。第12学年(高等学校)までの一貫教育を行う独立した大学進学準備校としての歴史と伝統を保ちながらも、目的意識の強い改革に積極的に取り組んでいます。ハワイ州ホノルル市の住宅地、マノアバレーの海側にあるこの学校は、革新的で進歩的な教育方針で広く知られています。

1998年、同校の経営者たちは、テクノロジーに精通した人材の優位性が高まっている実社会に生徒たちを適応させるために、カリキュラムの改良が必要であることを認識しました。そこで、ほかの学校がどのようにテクノロジーを導入しているかを詳しく調べた後、4年生全員を対象に、教室で自分専用のMacのノートブックを一日中使えるようにする試験的プログラムを実施し、成功させました。教師たちは、Macを使うと生徒の学習意欲が高まることを発見し、その効果に新しい可能性を見出したのです。この有望な結果を受けて、学校経営者たちは、すべての学年のカリキュラム全体にMacを学習ツールとして組み込むことを決めました。

Macはプナホウ・スクールにおいて、従来の構造的な教育から、より柔軟で自主的な学習方法への移行を促進しました。新しいアプローチでは、興味のあるテーマを生徒たちが選んで学習することを教師たちが後押しします。そのため、今では教師が教壇に立って教えることはほとんどなくなりました。代わりに教師は生徒たちに問題を出し、明確な指針と、生徒たちがどのような結果を出すべきかを伝えます。生徒たちは一人または少人数のグループでMacを使って課題の研究を行い、一つひとつの質問に答えるために必要な情報を見つけ出していきます。

ただしプナホウ・スクールでの学習では、情報を探すことよりも、見つけた情報をみんなの興味を引く形にすることのほうが重視されるため、生徒たちはMac、iLife、iWorkを使って教師とほかの生徒たちに対して研究の結果を発表します。発表はオンラインで行われることもあります。レポートを書いたり試験を受けることに加え、生徒たちは画像、ビデオ、音声を盛り込んだ学習プロジェクトを完全な形でつくり上げています。このようなプロジェクトには、GarageBandで録音して編集した曲やPodcast、Keynoteで作成したデジタルプレゼンテーションやポートフォリオ、学内ニュース番組「Punavision」用にiMovieとFinal Cut Proで編集したビデオなどがあり、Xcodeを使って制作されたiOSアプリケーションまでもが含まれます。

MacとMac用アプリケーションはとても使いやすく、カリキュラムにしっかりと組み込まれているので、教師も生徒も、ツールの使い方よりも学習の質やクリエイティブな表現に集中することができます。

「Macは私の授業に絶対に欠かせない存在です」

—プナホウ・スクール リーディング、ライティング、アメリカンヒストリー教師 Sandy Chang氏

実践

試験的プログラムをすでに成功させていたため、包括的な学習ツールとしてMacを導入することを決めるのは、プナホウ・スクールにとって難しい判断ではありませんでした。教師たちは、授業でMacを使うことの明確なメリットを自ら体験していたのです。テクノロジーに依存して子どもが孤立することを心配していた保護者たちも、Macが生徒たちの協力や交流を後押しする様子を授業参観で実際に見て、すぐに考え方を変えました。

とはいえプナホウ・スクールは、現在3,800人以上の生徒を擁する全米最大の私立の一貫教育校です。経営者たちにとって全校的なMacへの移行は、慎重な計画を必要とする取り組みになりました。そこで教職員、保護者、Appleと協力し、全学年のカリキュラムにMacのノートブックを自然に、かつ適切に組み込むための戦略を立てました。

現在、プナホウ・スクールで最も年少である幼稚園から3年生の生徒たちは、計画的な指導のもと、教室やマルチメディアルームでMacの使い方を学びます。4年生になってiPhoto、iMovie、GarageBandに慣れてくると、学校や家で使うためのコンピュータがすべての生徒に1台ずつ与えられます。こうすれば、年少の生徒でも、徐々に難しくなっていく学習課題に必要なツールをすばやく使いこなせるようになります。そしてプナホウ・スクールを卒業する頃には、見る人を引きつける学習プロジェクトをつくるための能力が身についているのです。

教師たちは自らもMacを使いこなせるようになるために、夏期ラボセッションなどのトレーニングに参加します。カリキュラムへのMacの組み込みについては、教師たちが同僚を指導します。教師たちと高学年の生徒は、Final Cut Proなどのより複雑なアプリケーションのスキルを向上させるために、学校が指定したエキスパートによる個別指導を受けることもできます。

学校のテクニカルサポートグループは小規模です。彼らからは、Macのノートブックはコンピュータウイルスの影響を受けることが明らかになく、家と学校の間を往復するハードな使用にも十分耐えられるという報告が寄せられています。ノートブックは使いやすくメンテナンスも簡単なので、問題が発生しても、ほとんどの生徒や教師は自分で解決できます。

プナホウ・スクールにおけるテクノロジー導入計画の目標の一つは、あらゆる学習の機会に適したデバイスを生徒に持たせることです。そこで、校外学習で実地測量を伴うような活動のために、iPod touchも導入しました。さらに、全学年の生徒が、厳選されたアプリケーションを搭載したiPadを使って学習の幅を広げています。幼稚園児は文字や数字の練習、4年生は仮想都市の設計と管理、中学生はジオロケーションやビデオジャーナルを使った実験、高校生は高度な音楽や美術の制作などにiPadを使っています。

結果

プナホウ・スクールの経営者、教職員、保護者たちは、Macがカリキュラムに変化をもたらし、革新を重んじてきたこの学校の歴史をさらに発展させたと考えています。教師たちは、生徒たちの学習をより効果的に促進できるようになりました。その影響で生徒たちの学習意欲も高まり、学んだことを表現する能力もかつてないほど向上しました。

6年生を教えるSandy Chang氏は語ります。「私が教壇に立ち、黒板に情報を書きながら教えることはなくなりました。代わりに黒板には問題を書きます。生徒たちは答えの見つけ方を知っているので、各自が自分のMacを使って、必要な情報を手に入れます。このようなインタラクティブな学び方は、生徒たちの集中力、授業に対する興味、学習意欲をより高めることができるのです」

使用されている製品

MacBook Pro

教室の中と外の両方で、学習に最適なノートブックコンピュータです。 MacBook Proについてさらに詳しく

iPad

この革新的なモバイルデバイスは、学習と教育にまったく新しい手法をもたらします。 iPadについてさらに詳しく

iPod touch

デバイスそのものも、用意されたアプリケーションも、校外での学習に理想的です。 iPod touchについてさらに詳しく

Appleのパワフルなアプリケーション。

iPhoto、iMovie、Garageband、Pages、 Numbers、Keynote。あなたのクラスの創造力と生産性を高めるアプリケーションの数々が、すべてのiPadとMacに無料でついてきます。
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はじめての水栽培

4年生による水栽培の研究でも、MacとiLifeが活躍しています。

環境維持の促進はプナホウ・スクールにおける重要な教育イニシアティブの一つです。Danette Kobayashi先生が受け持つ4年生のクラスが制作した学習プロジェクトは、このテーマにぴったりの表現手段であるといえるでしょう。まず先生と生徒たちは、通常の庭に植物を植える代わりに、それらを水栽培で育てることにしました。そしてMacBookコンピュータとiPhoto、GarageBand、iMovieなどのアプリケーションを使って学んだことを記録。パンフレットや、エフェクト、音楽、ナレーションを盛り込んだビデオの制作にも取り組みました。
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