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チームワークの賜物
バージニア工科大学コンピュータサイエンス学部の助教授であるバラダラジャン博士、同大学エンジニアリングカレッジの高性能コンピューティング&テクノロジーイノベーショングループ責任者のジェイソン・ロックハート(Jason Lockhart)、そして同大学クラスタコンピューティング責任者のケビン・シンポー(Kevin Shinpaugh)の3人は、クラスタコンピュータの構築という大規模な国際的プロジェクトの指揮を取りました。バラダラジャン、ロックハート、シンポーのほか、教職員、アドバイザー、ベンダー、ボランティアたち数百名は、3カ月足らずでこの巨大なシステムを計画からプロトタイプ、そして導入にまでこぎつけることができたのです。しかも、構築にかかったコストは、同等の性能を有するシステムの約10分の1に抑えられました。

世界中から集まった熱意に溢れた多くのボランティアの参加がなければ、スーパーコンピュータプロジェクトに着手することすらできないほど、バージニア工科大は財政的に行き詰まっていたとロックハート氏は言います。研究を専門とする科学者からコンサルタント、学生、建設業者に至るまで、さまざなスキルを持つ人々がこのプロジェクトに集まりました。ロックハート氏によると、前代未聞のプロジェクトを完遂させる熱意を全員が持ち合わせていたそうです。
「人々は驚くほどこのプロジェクトに力を結集してくれました。大学当局の上層部から施設の改修を請け負った建設業者まで、さらにその間にいる多くの人たちからもサポートを得ました。プロジェクトの内容や、大学にとってどう役に立つかを説明すると、すぐにみんなの士気が盛り上がり、質の高い仕事をしてくれました」と、ロックハート氏は振り返ります。
| 他の大学へのアドバイス |
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入念に下調べをし、できるだけ早い段階でベンダーの協力を取りつける。
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大学当局の最上層部から可能な限りのサポートを受ける — 彼らが成功のカギを握っている。
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得られる限り最も有能なチームを結成すること。また、そのチームに対し、可能な限り情報を流し、意欲をかき立てる。
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コミュニケーションを取る! 自分の上に立つ立場の者が常に自分の進捗状況を把握しているようにすること。同僚やチームの他のメンバーにプロジェクトの達成度や未解決の目標について知らせる(ただし、些細なことまで伝えて負担をかけすぎないよう注意すること)。
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「プロジェクトが完成した際には、協力してくれた全員に賞を渡しました。建設作業者たちは、我々が世界第3位にランキングされたというニュースを聞くと、みんな大きな歓声を上げました。これは本当にチームの努力の結晶です。みんなが一致団結したのを見るのはすばらしいことでした」と、ロックハート氏は続けました。
大いなる飛躍
現在はバージニア工科大のテラスケールコンピューティングファシリティ(ここにスーパーコンピュータが設置されている)の責任者を務めるバラダラジャン博士によると、この画期的なプロジェクトが実現したのは、ある幸運が重なったからでした。当時、スーパーコンピュータ構築の熱心な支持者であるハッサン・アレフ氏(Hassan Aref)がエンジニアリング学部の学部長に就任したばかりでした。さらに、コンピュテーショナルサイエンス&エンジニアリング(CSE)と呼ばれる新しいプログラムにより、コンピュータを専門とする有能な教職員と学生が大勢揃っていました。しかし、このプロジェクトが本格的に始動したのは、何よりもバラダラジャン博士が初めて使うPowerBookと、発表されたばかりのPower Mac G5のおかげでした。
バラダラジャン博士は、「それまで一度もMacを使ったことはありませんでした」と認めています。「私はLinuxやUNIXのユーザで、Microsoft Officeを動作させるのにWindowsを利用していました。しかし、17インチモデルのPowerBookを(購入し)使ってみて、ほかのプラットフォームで行っていたことがすべて、Macでごく簡単にできることが分かったのです。開発を手掛けていたアプリケーションソフトウェアをコンパイルすることもできました。Mac OS Xで問題なく動作したのです。また、Microsoft Officeを使う必要があるときも、エミュレータを立ち上げたり、再起動することなく利用できました。3日もすると、Mac OS Xと新しいPower Mac G5こそが自分の使いたいツールなのだという結論を出していました。」
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