iPod touchで水族館の楽しみ方が変わる。

iPod touchで水族館の楽しみ方が変わる。

慶應義塾大学『クラゲラボ プロジェクト』による
新しいエデュテイメントの提案。


慶應義塾大学環境情報学部(湘南藤沢キャンパス)の学生が主体となって進めている『クラゲラボ プロジェクト』。このプロジェクトでは、日本人には昔から馴染みの深い“お魚”をテーマにしたエデュテイメント(エデュケーション+エンターテインメント)活動が行われています。新江ノ島水族館での新たなナビゲーションとしてiPod touchの利用、そして海外特派員によるグローバルウオッチプロジェクトではMacBook Airが活用されています。

昨年、井の頭公園で開催された『Beingいきていること展』の中心メンバーとして活動していた慶應義塾大学大学院生の大橋裕太郎さん。動物園で iPodに入った音声コンテンツを楽しむという試みは、非常に反響も大きく好評を博しました。そして今年、新たなメンバーでスタートしたのが『クラゲラボ プロジェクト』です。このプロジェクトは学生さんが中心となってITを使ったエデュテイメントの提案と、地域活性化の活動を行っています。もちろん企画提案からシステム開発、写真、デザインにいたるまで、すべて学生さんが担当しています。
現在の主な活動は2つあり、1つはキャンパスと同じ藤沢市にある新江ノ島水族館で、iPod touchを使ったナビゲーションツール“えのすいナビ”の開発と提供。そしてもう1つはクラゲラボの海外特派員が世界中を巡り、世界の魚についてレポートするグローバルウオッチプロジェクトです。では、今回“魚”をテーマにしたのはいったいどのような理由からだったのでしょうか。

「慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスの近くには海があり、そして新江ノ島水族館があります。また、日本人にとっても魚は非常に身近な存在だということもあり、今回は魚をキーワードにしようと思ったんです」(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 大橋裕太郎さん)

水族館の貴重な映像コンテンツをiPod touchで楽しむ。

『クラゲラボ』というプロジェクトの名称は、クラゲの飼育と展示に関して世界的にも有名な新江ノ島水族館にちなんで名付けられました。iPod touchを持って館内をまわりながら、新江ノ島水族館が所有する数十種類の秘蔵映像が楽しめるこの“えのすいナビ”は、2008年5月3日~6日のゴールデンウィークに新江ノ島水族館にて提供されます。

映像コンテンツの中には、びんのフタを開けるマダコや、タカアシガニの脱皮、スカシカシパンの食事シーンなど、普段では滅多に見る事ができない、新江ノ島水族館ならではの貴重な映像コンテンツが数多く収められています。こうした映像を楽しみつつ館内をまわる事で、自然とお魚に対する知識を身につけることができ、また、実際に目の前で泳いでいるお魚の見え方も変わってくるのではないでしょうか。また、iPod touchのWi-Fi機能を利用したさまざまなリアルタイム情報をお楽しみいただくようなオプションも検討中です。 今回“えのすいナビ”のツールとしてiPod touchを採用した理由を大橋さんはこう語ります。

「水族館にガイドツールを導入するとなると備え付けのものは難しいんです。人がぶつかってしまったり、消防法などの制約もあります。そこで必然的にモバイルツールとなるのですが、携帯電話の場合だと複数のキャリアにも対応させなければならず、さらに操作が複雑すぎるんです。その点iPod touchは画面を直接触りながら直感的に使う事ができます。必要な情報へも素早くアクセスできるので、これしかないと思いましたね」(大橋さん)

小さなお子様から年配の方まで訪れる新江ノ島水族館。このようなツールを導入する場合、特に重要視されるのは操作性の良さ。指でタッチする事で直感的な操作ができるiPod touchは、幅広い年齢層に受け入れられる有効なツールといえるでしょう。また、今回この“えのすいナビ”のシステム部分の開発を担当した横江宗太さんは、iPod touchにWi-Fi機能が搭載されていることも大きなメリットだと言います。

「操作性が良い事はもちろんですが、一番大きかったのはWi-Fiが搭載されていることです。今回は内蔵のsafariを使ってウェブ形式でナビゲーションを作成しているのですが、iPod touch単体で実現できない機能に関しては、サーバ上でプログラムを組む事で対応できますので、かなり自由度の高いコンテンツが作れます」(慶應義塾大学 環境情報学部4年 横江宗太さん)