実際、ダンジョン シージにはレベル間のロード待ちが存在しない。ゲームは一度も途切れることなく、エッブ王国の風景を映し出していく。森からダンジョンへと下っていく場面では、次第に草木が見えなくなり、冷たく、ざらざらした石組みの中へと風景が変化する。そしてこれは、ダンジョン シージが他の多くの RPG から抜きん出ている点の一例でしかない。
旅の仲間達 荷運び動物も忘れずに。
旅立ち…
「このゲームにインスピレーションを与えてくれたゲームがあるとすれば、 Diablo だね」、ダンジョン シージを開発した Gas Powered Games 社の創業者の一人にして社長である Chris Taylor は説明してくれた。「美しいグラフィックと簡単にプレイできる点が素晴らしかった。それまでの RPG は、複雑でアクション性に乏しかったんだ。その常識を変えたのが Diablo だった。」
ダンジョン シージは、プレイするキャラクターの役割を、戦士や魔術師のようなクラスに固定しない点でも他のRPGと一線を画している。ゲーム開始時にキャラクターを作成すると、名前と容姿だけを決められた、「何者でもない」状態から物語は幕をあける。キャラクターは質素な武器と、能力を持った状態で生まれ、冒険の中で様々なアイテムや能力を身につけるのだ。
多様な世界 各地で不思議の数々が待ち受けている。
すべてのキャラクターが直接と間接両方の武器を扱い、戦闘魔法と自然魔法の 2 つの系統の魔法を唱えることができる。伸ばす能力を決めるのはプレイヤー自身だ。例えば、弓を使えば使うほど弓のスキルと敏捷性が向上し、与えるダメージや命中率が向上する。
NPC と荷運び動物
エッブの各地を旅するうちに、さまざまな NPC に出会うだろう。プレイヤーは最大 7 人までの NPC を仲間にすることができるが、 NPC によってはお金を払わなければ仲間に加わらない。「仲間の大切さ」の項目で説明されているように、仲間にできる NPC には、最初から特定の分野に特化している場合と、万能型でこれから必要に応じて特化させていく場合がある。難しいダンジョンをくぐり抜けるために、仲間の助けが不可欠となるだろう。
会話を交わす ただの村人から高名な戦士まで、さまざまなNPCと出会うことになる。
もうひとつ、旅の仲間に忘れてはならないのがエッブの各街で売られている荷運び動物だ。 1 頭で 3 人分の荷物を運ぶことができる彼らは、ライフ ポーションとマナ ポーションに加え、予備の武器や防具を運ぶのに大いに活躍する。 Taylor 達開発チームは、多くの PRG でキャラクターが僅かな荷物しか運べないことに不満を抱き、このアイデアを思いついた。
Gas Powered Games 社のプロダクション コーディネーター Bert Bingham は次のように語る。「 Neal Hallford がこれまで描いてきたキャラクターの中でも、荷運び動物は特別な存在だ。ファンタジーゲームの中のパーティーが荷役用の動物を連れて旅をするというのはゲームプレイの観点から見ても論理的だった。」
| ダンジョン シージ メディア | ||||
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ストーリーの妙
著名なゲーム デザイナーの Hallford は、 Taylor 達がエッブの世界観を築いた後でチームに参加した。 Hallford は、「基礎となる箱、つまり世界観はとても良くできていた。私の仕事は、箱の中のさまざまな要素が正しく働くようにし、物語として破綻しないように調整することだった。」と語っている。
そのために、 Hallford はゲームのために用意されたさまざまな要素を確かめ、ゲームに登場する土地や人物がプレイヤーを一連のクエストやクライマックスへと導く物語の流れに矛盾なく収まるよう、徹底的に見直した。
「キャラクターが『アズナイに誓って!』と叫ぶなら、アズナイとは何で、なぜそれに誓うのか、プレイヤーが理解できるようにしなければならないんだ。適当にでっちあげた言葉でなく、きちんとした物語を持つ宗教で、その宗教がエッブの世界の成り立ちに大きな影響を与えたことを説明しなければならないのさ。」
つり橋を渡る パーティはさまざまなフォーメーションを取ることができる。
見果てぬ世界
Taylor も認めるとおり、ダンジョン シージは物語を無視して、アクションだけに注目してプレイすることも可能だ。しかし、エッブの世界に興味を抱いたなら、 Hallford によって数多くの手がかりが用意されている。エッブの各地に存在する歴史書を読んだり、多くの NPC と会話することで世界に関するさまざまな知識を手に入れることができるのだ。また、物語の重要な場面では、カットシーンが挿入されることもある。
Bingham はこのように説明している。「カットシーンはプレイ中と同様にリアルタイムで描画されるが、プレイヤーは見るだけになる。この手法を使うのは、本当に特別なイベントの時に限定した。総合的に考えると、この手法では、ニュアンスといった細かい所まで物語を伝えるのが難しかったと思う。」
我に力を! ライフ ストーンを使ってダメージを受けたキャラクターを癒やす
「このゲームが、ゲームプレイそのものに物語の要素を埋め込み、よりシームレスなストーリープレイを実現する手法の先駆けになればいいと思っている。」とも語ってくれた。 「ストーリープレイ」は RPG を語るときに頻繁に使われる用語で、 LoreGaming.com によれば、ストーリープレイによって、「常に変化し続ける世界の中で冒険を繰り広げていると感じられる」のである。
シングルプレイヤーのクエストを完了した後は、育てあげたキャラクターをウトラエアン半島と呼ばれる地を舞台にしたマルチプレイヤーゲームで活躍させることができる。そこでは、他のプレイヤーを仲間にしたり、プレイヤー同士が戦えるのだ。
また、 Gas Powered Games チームの作製したイエスターヘブンと呼ばれる追加マップがゲームに付属する。ダンジョン シージの物語はさらに続くことが約束されており、冒険はまだ始まったばかりである。
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