MTRコーポレーション

鉄道のスムーズな運行を支えるiPhoneとiPad。

「私たちは、鉄道に最新のテクノロジーを組み込みました。今やiPhoneとiPadがその旅の一部となったのは、素晴らしいことだと思います」

MTRコーポレーション 最高経営責任者 Jay Walder氏

香港ほど人口が密集した大都市で、一流の公共交通機関が整備されていない状況は考えられません。しかし35年前までは実際そうだったのです。MTR(Mass Transit Railway)が登場し、今や香港の交通網の根幹を支えています。これが驚くような都市のサクセスストーリーとなったのは、現在香港の移動手段の90パーセントを公共交通機関が占めているからです。99.9パーセントの定時運行率でMTRは一日に500万人以上の乗客を運んでいます。

その陰で、MTRは常に電車や駅のメンテナンスに取り組んでおり、より良いサービスを提供し、台風から交通量まで、システムが遅延する恐れのある状態を監視しています。従業員は、iPhoneやiPadでカスタムアプリケーションや他社製アプリケーションを使って、緊急のサービス問題によりすばやく対応したり、乗客に即座に情報を提供したりできます。

「鉄道が開通すると、人々が想像できなかった方法で香港はつながりました」とMTRコーポレーションのCEOであるJay Walder氏は言います。「以前は1〜2時間かかっていた移動が、今ではわずか30分です」

引き続き運行業務に最新のiOSテクノロジーを組み込むことで、MTRは、さらにスピーディで安全なサービスを顧客に提供することができます。「私たちは、よりいっそう強く香港のコミュニティとつながっていきたいです」とWalder氏は言います。「そこでiPhoneとアプリケーションがそれを実現するための手段だと私たちは考えています」

より安全な建設現場へ

香港の拡大する輸送ニーズに対応するため、MTRは、新しいレールの敷設工事を行っています。これには、複数の既存路線を接続し、現在サービスを提供していない地域に対応範囲を拡大するThe Shatin to Central Linkプロジェクトなどがあります。同社はさらに、自社で運営する駅の周辺に、住宅、ショッピングモール、オフィスビルを建設しています。

MTRの建設現場で最も有用なコミュニケーションツールのいくつかは、iPhoneとiPadのアプリケーションです。その一例が、社内プロジェクト管理アプリケーションのePMSです。ePMSによりエンジニアは、iPadやiPhoneを使って、計画、仕様、予算をすばやくチェックしたり、ほかのグループに報告したり、現場にいながら業者の書類に対応することができます。

以前まで、こうしたプロセスの多くでは、書類を詰め込んだ分厚いフォルダが必要でしたが、建設環境では簡単にばらばらになったり、紛失したり、破損したりしかねません。「これらを現場で読むには、すべて印刷しなければなりませんでした」と、MTRコーポレーションのIT部門を率いるTed Suen氏は言います。「しかし今では、プロジェクトスタッフや業者は自分のモバイルデバイスで、最新情報や規制をその場でダウンロードして参照できるようになりました」

建設区域をより安全に保つための社内アプリケーションもあります。Project Safetyモバイルアプリケーションは、安全技術に関する概要を示し、役立つヒントやアラートを提供し、安全性に対するスタッフや業者の意識を高めます。

「iOSは、他のプラットフォームよりも安全なアーキテクチャを提供してくれます。さらにiPhoneとiPadは、ハードウェア暗号化機能も備えています。それが、私たちがこれらのデバイスを選んだ理由の一つです」

MTRコーポレーション 情報技術部門長 Ted Suen氏

緊急用モバイルツールキット

同社は、iPhoneやiPadを使って、台風の接近などの緊急事態にも対応しています。「香港では誰もが鉄道を頼りにしています」とWalder氏は言います。「しかし、時には問題も起こります。私たちは現状の伝達に努めており、そこでテクノロジーが大きな役割を果たします。iPhoneとiPadは、私たちの戦略に欠かせないものとなっています」

危険な状態に陥りかねない事態が生じると、60人で構成される同社のCustomer Service Rapid Response Unitがすばやく行動に移り、通勤客に最新情報を提供し、付近のリソースを探す手助けをします。各チームメンバーは緊急救出手順の概要を示したCSRRU Manualなどのカスタムアプリケーションが搭載されているiPadを携行し、84ある同社の各駅に関する詳細を提供しています。

「以前まで、Rapid Response Unitは、乗客に案内を求められた時に備えて、大量の書類を持ち歩かなければなりませんでした」と、East Rail Line、Ma On Shan Line、Intercity Passenger ServiceのオペレーションマネージャーであるCheris Lee氏は言います。「今では、たった1台のiPadだけです」

iPhoneとiPadを導入するまで、Rapid Response Unitのメンバーは電話で連絡を受けていましたが、これでは緊急事態のおそれがある場合にも時間がかかってしまいます。現在では、iPhoneとiPadに対応するAppleの「友達を探す」アプリケーションを使って、近くにいるスタッフの位置を確認したり、できる限り迅速に問題を解決したりしています。

Rapid Response Unitチームのメンバーは、iPhoneとiPadに対応する無料の顧客情報アプリケーションのMTR Mobileも活用し、通勤客に常に最新情報を提供しています。さらに同社はほかにも、乗り換え案内、次の電車の到着時刻のリアルタイムアップデート、旅行ガイドなど、香港の顧客に最新情報を提供するためのiOSアプリケーションを複数開発し、一般公開しています。

MTR Mobileで人気が高い機能の一つは、臨時列車のサービス変更について乗客に通知する交通情報のフィードです。「これによって私たちは、極めてタイムリーな情報を乗客に送信できます」とSuen氏は言います。「台風が来る時は、報道より前に乗客に注意を促すこともあります」

メンテナンス業務での活用

同社は、日常的な問題への対応にもiPhoneとiPadを活用しています。従業員はMTRのiSPOTitアプリケーションを使い、軽微なメンテナンス作業から危険性の高い状況まで、あらゆることに注意を促しています。このアプリケーションでは、問題が解決されるまでマネージャーが追跡することもできます。

「iSPOTitを導入するまでは、スタッフが何らかの小さな不具合を見つけても、フォームに記入して、適切な部門に送信しなければなりませんでした」とSuen氏は言います。「今では自分のモバイルデバイスを使って、写真を撮り、コメントを追加して、送信するだけです。より迅速に行動し、より効果的に処理できるようになり、部門間のコミュニケーションが強化されました」

MTRのメンテナンス技術者はまた、他社製のメッセージングアプリケーションのWhatsApp Messengerを使い、iPhone上で共同作業をしたり、一日の業務を通じて自らのタスクについて報告したりしています。

「iPadとiPhoneのおかげでコミュニケーションの効率が上がり、多くの時間が節約できました」とLee氏は言います。「テキストや写真をリアルタイムで送り合えるため、すぐに対応できます。様々な状況にすばやく対処でき、デスクに縛りつけられることがありません。同じ時間でより多くのタスクをこなす事ができ、乗客や同僚と接する時間が増えました」

「以前まで、Rapid Response Unitは大量の書類を持ち歩かなければなりませんでした。今では、たった1台のiPadだけです」

MTRコーポレーション オペレーションマネージャー Cheris Lee氏

より安全なデバイス、より安全なデータ

MTRがiPhoneとiPadを選んだ理由は、使いやすさ、安定性、そしてApp Storeで入手可能な、膨大な数の便利な他社製アプリケーションなど、たくさんあります。しかし、決め手となった要因は、iOSプラットフォームのセキュリティでした。

「企業情報を保護するために、当社ではとても厳しい要件を定めています」とSuen氏は言います。「iOSは、ほかのプラットフォームよりも安全なアーキテクチャを提供してくれます。iPhoneとiPadはハードウェア暗号化機能も備えており、私たちがこれらのデバイスを選んだ理由の一つです」

MTRは、個人所有のデバイスを職場に持ち込むBYODプログラムを通じて、従業員が所有するiOSデバイスをサポートしています。同社はモバイルデバイス管理(MDM)ソフトウェアを使って、従業員のデバイス上で企業情報へのアクセスを管理しています。「私たちは、MDMポリシーとBYODポリシーを同時に打ち出しました」とSuen氏は言います。「従業員には自分のデバイスを持ち込むよう呼びかけていますが、企業情報にアクセスしたい場合は、MDMポリシーに従って登録する必要があります」

コミュニティをつなぐ

この先進的な鉄道会社では、より良い緊急対応、建設管理、メンテナンス、乗客情報のための、敏速で効率的なシステムの鍵を、iOSデバイスとアプリケーションが握っています。「イノベーションは、私たちがMTRで常に奨励していることの一つです」とSuen氏は言います。「社内での効率化が進み、iPhoneやiPadとの連係も効果が上がっています」

iPhoneとiPadは、物理的にだけではなく、スタッフと乗客の双方を適切な方向に導くために、欠かせない最新情報やリソースを通じて、MTRが香港の人々をつなげる手助けをしています。

「私たちは、鉄道に最新のテクノロジーを組み込み、それを絶えず更新し続けています」とWalder氏は言います。「私たちは、長寿命な鉄道を建設し、永く残る資産を築き、コミュニティを作っています。iPhoneとiPadがその旅の一部となったのは、素晴らしいことだと思います」

企業プロフィール

  • 世界最大規模の旅客輸送システムの1社
  • 香港を拠点に、16,000人の社員
  • ストックホルム、メルボルン、ロンドン、
    中国本土の様々な都市でも鉄道を運行
  • 香港で年間18億2,000回の利用回数、ヘビーレール84駅、ライトレール68駅を結ぶ
  • www.mtr.com.hk

アプリケーションの要点

  • ePMSは、建設担当チームが図面や設計、契約や予算に関する情報、チームディスカッションにリモートでアクセスしながらプロジェクトを管理できるようにします。
  • Project Safetyは、スタッフと業者向けに安全上のチェックリストや、安全に関する話題のトピックス、仕様書、テクニックを提供します。
  • iSPOTitは、スタッフが駅や電車内におけるメンテナンスの問題や起こりうる安全上の問題について、その場で報告できるようにします。
  • CSRRU Manualは、Rapid Response Unitが救出手順や駅情報にモバイルでアクセスできようにします。
  • MTR Mobileは、MTRの乗客に対し、移動に関する情報や最新の交通情報をまとめて入手できるリソースを提供します。
  • 友達を探すは、Rapid Response Unitのメンバーがいる場所をすばやく探せるようにします。
  • MTRがiTunesで提供する
    消費者向けアプリケーションをすべて見る

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