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Update06,09,28
PODCASTING AWARD2006 授賞式開催!
2006年9月7日(木)、Apple Store, Ginzaで「PODCASTING AWARD 2006」の受賞式が開催されました。当日は審査員を務めたタレントの真鍋かをりさん、“ケータイ小説家”の内藤みかさんも駆けつけ、歓声が絶えない活気があふれる授賞式となりました。
8月28日にオープンする市民参加型のニュースサイト「オーマイニュース」(日本版)の編集長に就任したジャーナリストの鳥越俊太郎さん。
「ニュースの職人」が語るブログとPodcastの可能性とは?
鳥越俊太郎
1940年生まれ 福岡県出身。京都大学卒業後に「毎日新聞社」入社。
記者、「サンデー毎日」編集長を経て同社退社後は、報道番組のキャスター、ニュース番組のコメンテーターなどを務める。2006年「オーマイニュース」(日本版)初代編集長に就任。
『鳥越俊太郎のオーマイニュース編集長ブログ』
インターネットの「市民記者」が日本の匿名文化を変えていく
──「オーマイニュース」の編集長に就任するまでの経緯を教えてください。
その質問は何度も聞かれたんだけどね(笑)。最初はオーマイニュースの創設者オ・ヨンホ(呉連鎬)さんからの一本の電話からはじまったんです。僕の方は体に自信がなかったので、すぐには引き受けなかったんだけど、家族とも相談して3回目の話し合いで引き受けることにしました。ただし、期待の半分しか応えられないので、それでもよければという条件を付けました。その代わり提示された報酬の半額でよいということを、こちらから提案したのです。最終的に引き受ける気持ちになったのは、オ・ヨンホさんが語る「市民みんなが記者」として「責任ある参加」をするといった、いくつかのキーワードが我々の既存メディアに対する考え方をひっくり返しそうだということ、そして新しいメディアを創るのに立ち会えるかもしれないという「好奇心」ですよね。日本でうまくいくかどうかは実際にやってみなければわからないことだけど、これは理屈ではなく直感的に引き受けました。
──オーマイニュースはブログとは違うものなのですか?
日本だとブログというのはやっぱり日記の延長で、そこには重要な情報が含まれている場合もあって否定する気はないんだけれども、ここまで流行した背景には「匿名性」という文化があるんだよね。でも例えばアメリカなんかだと言論に責任を持つというのが建前となっていて、テレビでも匿名やモザイクがかかった人の発言なんて信用しない。顔や名前を出していれば、それが嘘であるかどうかはすぐにわかるからね。僕らはそうした日本の匿名文化とは別の世界、自ら責任を持ってメディアの中に参加していくという文化を創りたいんです。その具体的な方法がオーマイニュースの登録制「市民記者」という仕組みだと思っているの。この市民記者が数千、数万という規模になったら、今までのニュースとは違った視点の記事が生まれてくると思うのね。あと、記事のチェックはしっかりやるつもりだけど、こうした仕事に100%はあり得ない。もし事実誤認があったときにすぐに謝罪訂正ができるというのはインターネットならではの強みだよね。
──Podcastingをはじめたのは鳥越さんの発案なんですか?
僕自身がというよりは、若いスタッフ達と話している中で、Podcastは映像と音声を扱えるということでやることに決まったんです。インターネット新聞がハードウェアの進化で実現可能になったように、Podcastも進化の最前線で産まれてきたもの。オーマイニュースはそうした精神を大事にしたいと思ってますよ。どんなことができるのかは色々模索中なんだけど、若い人が関心を持っているアーティストへのインタビューや政治家へのインタビューなんてのもいいよね。例えば小泉さんが総理を辞めたら「あのとき何を考えてたの?」とか聞きたいよね。
──これからPodcastをはじめる人へのアドバイス、メッセージをお願いします。
一般の人がどういう番組をやるのかは本当に自由だけどね、自分でコレといったテーマを決めて面白さを競っていくといいよね。昆虫に詳しかったらカブトムシのPodcastとか何でもいいんだ。でもアダルトのPodcastとか過激なものが出てきたら怖いから、そこらへんは暴走しないようにしてほしいです。
──オーマイニュースで将来的にやってみたいアイデアなどありますか?
将来的に動画の投稿はオーマイニュースでも対応していきたいですね。編集部側でも動画配信を積極的に利用していきたいと考えています。今、開発中なんだけど、現場中継のシステムも模索しています。事件の現場で市民記者がリアルタイムで記事を更新できる仕組みができるわけです。
思えば阪神大震災以降、ボランティアやNGOなどで自分で行動して現場へ参加する人が増えてきたよね。そういう人が日本人の10%いれば、さらにその半分でもメディアの中で情報を発信していくことで日本という社会に関わっていければ、結果としていい方向に動いていくと思う。僕らはそういう人たちが「市民記者」になってくれることを信じています。新しいことを始めるときは絶対に大丈夫なんてことはあり得ないけど、信じなければ成功はしません。僕は日本人を信じますよ。
(2006年8月)
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- 06,09,28: スペシャルイベントレポート - PODCASTING AWARD2006 授賞式
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- 06,08,23: スペシャルインタビュー - 鳥越俊太郎
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