オーディオファイルに対するタイムストレッチやピッチシフトを、リアルタイムで実行。そんな芸当も、多数のオーディオループやソフトウェア音源のループで構成されたライブラリを利用すれば簡単です。GarageBandで手軽に作った曲を読み込んで、プロ用のソフトウェアでブラッシュアップしてみましょう。Logic
Pro 7が新たにサポートしたApple Loopsファイルフォーマットは、従来のファイルフォーマットよりも柔軟なので、音楽制作の作業効率を大いに高めてくれます。
今やプロにも
Soundtrackと共に登場し、その後、GarageBandでも採用されたApple Loopsは、プロ向けの豊富なサウンドライブラリが使えることもあり、あっという間に人気を獲得しました。そのApple
Loopsをプロ向けのオーディオ&MIDIアプリケーションとして初めてサポートしたのが、新登場のLogic Pro 7です。
ループブラウザ
Logic Pro 7は、ループの検索に便利なブラウザ機能を備えています。このループブラウザはGarageBandのブラウザを基本とするもので、楽器・ジャンル・モードを指定して、必要なApple
Loopsを簡単に見つけ出せます。検索結果はリスト表示されて、その場で試聴することが可能。気に入ったApple Loopsをアレンジウインドウに読み込むと、Logic
Pro 7が自動的にキーやテンポを曲の設定に合わせてくれるので、即アレンジに加えることができます。
ソフトウェア音源のアドバンテージ
ソフトウェア音源のApple Loopsを読み込んだ場合には、Logic Pro 7が自動的に、対応する楽器、エフェクト、入力の設定に切り替えてくれます。この全方位体制の便利さは、標準的なオーディオファイルよりも多くの情報をファイル内部に持つことで実現しています。このため、ある曲で使ったループを別の曲でそのまま使ったり、ミュージシャン仲間とアイディアを共有したりするのが驚くほどシンプルで簡単になります。もちろん必要であれば、チャンネルストリップを使って設定を編集することもできます。
Apple Loops Utility
Apple Loops Utilityを利用すると、単純なオーディオファイルからオリジナルのApple Loopsを作成できます。ループブラウザで検索しやすいように、ファイルの属性を指定するデータを加えたり、オーディオファイルのリズム要素に記述したタグを付けることができます。リズム要素は、オーディオファイルを解析してトランジェント(オーディオ波形の山の部分)を検出することで求められ、結果的には多数のマーカーが作れます。マーカーは自分で新たに付け加えたり、既存のマーカーを別の位置に移動させることもできます。これらのマーカーを基準に、Logic Pro 7はオーディオファイルにリアルタイムでタイムストレッチをかけ、テンポを合わせるのです。
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