MacBook Proのモバイルソリューション

ノートブックを持ち歩いて使うとなれば、いつでもどこでもインターネットに接続できるモバイルソリューションは欠かせません。MacBook Proでご利用いただける新しいモバイルソリューションの一例として、ここではWILLCOMの携帯電話WX310Kを取り上げます。

128Kbpsのデータ通信をサポートしたWX310K

WX310Kは通話機能に加えて最大128kbpsの通信速度でパケット方式によるデータ通信サービスAIR-EDGEを利用することが可能です。Mac OS Xでのデータ通信にも対応しており、Mac OS Xで接続するためのモデムスクリプト(CCL)ファイルと、MEGA PLUS専用クライアントソフトが付属しています。MEGA PLUSとは、インターネット上の送信プロトコルや画像ファイルの最適化を行うことにより、通信の体感スピードを向上させるサービスです(MEGA PLUSは、契約プランによっては有料となります)。

MacBook Proとは付属のUSBケーブルを接続しますが、そのUSBケーブルを通じてMac側からWX310Kへの充電も行われますので、出張時などに充電器を持っていく必要がありません。また、MacBook ProもWX310KもBluetoothを内蔵しているので、USBケーブルではなくBluetoothを用いてワイヤレスでインターネット接続することもできます。

設定の準備

TCP/IP

まずは、必要なソフトウェアのインストールを行います。WX310Kに付属のCD-ROMを挿入します。Mac OS X用の「Setuptool_Mac」を起動し、あとは通常のインストーラと同様に、画面上の指示に従ってインストールを進めます。初めて設定する場合には、Setup toolの画面で「フル設定」を選べば、モデムスクリプト(CCL)ファイルもMEGA PLUSクライアントソフトもインストールされます。また一部のプロバイダについては接続に必要な設定もSetup toolに含まれており、画面の指示に従って進めていけば設定できます。

USB接続の設定

次に、WX310KをUSBケーブルでMacBook Proに接続します。接続時に、WX310Kの画面に「マスストレージを使用しますか?」というメッセージが表示されますので、「いいえ」を選びます。MacBook Pro側ではシステム環境設定の「ネットワーク」を開きます。するとWX310Kが自動的に認識され、Communication Device Classのポートが使えるようになります。先ほどのSetup toolで設定をしていればその確認を、未設定であればここで設定を行います。「表示」ポップアップメニューで「Communication Device Class Driv」を選び、以下の設定を見ていきます。

PPP

PPP

プロバイダに接続するためのアカウント名、パスワード、電話番号を入力します。電話番号は利用するプロバイダのWebサイト等で確認しますが、WX310Kの契約プランおよびプロバイダの対応状況により、使用する電話番号が異なります(ここの設定例ではWILLCOMのインターネット接続サービスであるPRINの設定になっています)。

アカウント名 prin
パスワード prin
電話番号 0570570711##64

また、PPPオプションのボタンをクリックし「PPPエコーパケットを送信」のチェックを外しておきます。

TCP/IP

TCP/IP

IPv4の設定は「PPP」を選びます。DNSサーバはプロバイダにより設定が異なります。

プロキシ

プロキシ

通常、使用しません。

モデム

モデム

モデムポップアップメニューから「KYOCERA USB MODEM」を選びます。これが先ほど、CD-ROMからインストールしたモデムスクリプト(CCLファイル)です。「電話をかける前に発信音を確認」はチェックをはずします。
「メニューバーにモデムの状況を表示」にもチェックを入れておきます。

以上の設定ができたら「今すぐ適用」ボタンをクリックします。

「インターネット接続」を起動し、接続してみましょう。ウインドウ上部の「Communication Device Class Driv」をクリックして選択し、設定が正しく表示されていることを確認します。そして「接続」ボタンをクリックします。

Bluetooth接続の設定

WX310Kに限らずBluetooth対応機器を使う際には、お使いのMacと周辺機器をお互いに結びつける手順が必要です。この手順のことを「登録」あるいは「ペアリング」と呼びます。WX310Kの登録と設定の手順について、以下に簡単にご紹介します。

1. WX310Kのメニューでアクセサリ→Bluetoothと選択し、「接続機器登録」を選びます。
2. 周辺にあるBluetooth機器を探索し、MacBook Proの名称が画面に表示されます。表示されたら「接続」ボタンを押します。
3. WX310Kの画面に「接続待ち中」と表示されているときに、MacBook Proでシステム環境設定の「Bluetooth」を開きます。「デバイス」を選んで「新規デバイスを設定...」ボタンをクリックします。
4. 「Bluetooth設定アシスタント」が開きますので、ワンステップずつ設定していきます。デバイスの種類として「携帯電話」を選んで次に進みます。
5. 周辺を探索し、「WX310K」が表示されます。次に進みます。
6. WX310Kの画面には「Bluetooth接続パスキー入力」が表示されますが、ここは何も入力する必要はありません。MacBook Proの「Bluetooth設定アシスタント」で「続ける」ボタンが使える状態になったら、クリックします。
7. MacBook Proにパスキーが表示されます。パスキーは数字で、使用するたびにランダムに変わります。パスキーとは、ペアにする互いの機器を確認するためのパスワードですが、このときにしか使用しないものなので、メモをとったりする必要はありません。表示された数字をWX310Kに入力することで、お互いに登録されます。
8. MacBook Proで「この電話のデータ接続を使ってインターネットにアクセス」を選んで先に進みます。
9. 接続のためのユーザ名、パスワード、電話番号を設定します。USB接続と同様です。「モデムスクリプト」ポップアップメニューも、USB接続と同様に「KYOCERA USB MODEM」を選びます。
10. 「Bluetooth設定アシスタント」が完了したら、登録完了です。システム環境設定の「Bluetooth」の「デバイス」にWX310Kが表示されていれば、登録されています。WX310K側ではメニューのアクセサリ→Bluetoothを選択し、「登録機器一覧」にMacBook Proの名前があれば、登録されています。

ここでシステム環境設定の「ネットワーク」を開き、設定内容を確認しましょう。「表示」ポップアップメニューから「Bluetooth」を選び、PPPやTCP/IPなどの各項目を確認していきます。この設定はUSB接続と同様ですので、前述の「USB接続の設定」を参照してください。接続するには、WX310Kのメニューでアクセサリ→Bluetoothと選択し、「ダイアルアップ接続待ち」を選びます。MacBook Proで「インターネット接続」を起動して、接続します。

電源を入れるところからモバイルソリューションまで、これまでのMacと変わらない使い方、使いやすさでありながら、これまでよりも高速で快適にお使いいただけるMacBook Pro。どこでも使えるパートナーとして、ぜひご愛用ください。

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