Macライクなルック&フィールを備えた100%無償のオープンソースのDICOMビューア“OsiriX”は日本語対応も行われ、ますます使いやすくなっています。従来ワークステーションが必要とされていた高度な画像解析処理を手元のMacで簡単に利用でき、直感的なインターフェイスから作業を行えるため、さまざまな用途での医師の使用に役立ちます。
今回、OsiriXの利用シーンを紹介するにあたって、DICOM画像の解析ツールとしてOsiriXをアクティブに活用しているさまざまな領域の医師にアンケートを行い、その評価をお聞きしました。CT等画像診断装置の普及がめざましいわが国の医療ユーザからの声を元に、OsiriXを用途別に有効活用する方法を紹介します。
OsiriXコミュニティ─ OsiriXを推奨する理由
OsiriXプロジェクトが支持されているのは、100%無償で提供され、圧倒的にスケールメリットが高いということがあげられます。アンケートの回答に「現場の意向を吸い上げて多機能に進化する姿勢がすばらしい」というご意見があり、医師が中心となって開発しているオープンソースプロジェクトであるからこそ世界中の医師からのフィードバックがあり“医師にとって有効なソフトウェア”になっていると絶賛されています。放射線の専門家からは専用ワークステーションに比してまだ及ばない機能があるというご意見もありましたが、いろいろな診療科の用途にかなった機能や操作性を高く評価する声が多数寄せられています。
オープンソースコミュニティOsiriXプロジェクトを支えているものの1つにオープンソースコミュニティの存在があげられます。Mac OS Xのオープンソースをベースに、各国で公開されている多数のUNIX系オープンソースモジュールを利用してOsiriXが開発されていることが、高機能化のスピードを強力に後押ししています。日本でも急速にコミュニティが形成され、日本語化パッケージや日本語マニュアルの提供もコミュニティの成果として公開されています。現在、以下のようなサイトが立ち上がり、ユーザ間での情報交換も活発になってきています。