PANTONEガイド:色を使ったコミュニケーション
「私達が生き残れるかどうかは、その物体が動物、野菜、鉱物なのか、必要か危険かを判断できる能力にかかっており、色は判断プロセスの重要な要素です」
リートリス・アイゼマン(Leatrice Eiseman)
ノンバーバル(言葉を使わない)コミュニケーションのうち、最も直観的にメッセージや意味を伝える方法が色です。人間が色の美学を認識する以前には、色を使ったコミュニケーションには現在よりもずっと実用的な要素が含まれていました。私達が生き残れるかどうかは、その物体が動物、野菜、鉱物なのか、必要か危険かを判断できる能力にかかっており、色は判断プロセスの重要な要素です。
色には、すべての間隔を刺激して相乗的に作用し、抽象的な概念や考えを表象化し、空想や願望充足を表現し、別の時間や場所を思い出させ、審美的あるいは感情的な反応を起こさせます。
色が製品の肯定的で人をその気にさせる魅力的なイメージを伝える重要な鍵となる市場ほど、色の有効性を判断できる場所は他にありません。「物言わぬ営業員」とも呼ばれる色は、消費者の目をすぐに引きつけ、製品に関するすべてを伝え、ブランドアイデンティティを作り、最も重要なことですが、売上に貢献する必要があります。最低限でも、Webページまたは印刷広告の形で、買う気のある人が製品やサービスについてもっと知りたいと興味や好奇心を抱くようにする必要があります。
効果的にマーケティングを行うには、パッケージの色は「願望充足」を満たすか、製品が願望充足を満たすことを約束する必要があります。たとえば、甘い味や香りのする製品の色はピンク、ピーチ、クリーム、ラベンダーで、ひんやりとリフレッシュさせる製品は涼しげな青、緑、青緑でなければなりません。色ごとに特定の雰囲気や関連性があり、製品や企業のイメージをマーケティングする上で重要な象徴になっています。
色相環
色の組み合わせを作る上で重要なグラフィックツールである色相環では、原色、二次色、第三色が円形に配置されています。色相環は、特定の色のメッセージを伝える重要な心理学的要素である色の「温度」、すなわち暖かさと涼しさを視覚的に表現します。昔からの普遍的な関連づけによって、色は暖かい、あるいは涼しいと知覚されます。赤、橙、黄色は火や太陽の暖かさ、青、緑、紫は海、空、葉、宇宙の涼しさを連想させます。
色の類事実
色を特定の機能や使用に結びつけることで、その機能の重要性が増します。色を繰り返し使いすぎると、注意が散漫になり、注目が弱まる場合があります。


