これからのデザイナーに楽曲は不可欠


専門知識がなくても音楽が作れるGarageBand


【図.5】

【図.5】GarageBandのメインインターフェイス。楽曲制作のほか、Podcastのレコーディングも行えます。

【図.6】

【図.6】 キーボードと連動するミュージックタイピングウインドウは、少し練習するだけでかなり使えるようになります。

iPhotoで写真やイラストを整理し、iMovie HDでちょっとした映像遊びを行ったり、画像やムービーを素材にiDVDでDVDビデオを作成するところまでは簡単でも、音楽というジャンルには抵抗のある方も多いのではないでしょうか。そんな私も実は苦手な分野です。

デザイナーやイラストレーターにとって昔は専門外と敬遠できた楽曲関連のデータ処理も、最近は無視できなくなってきました。MotionやFlashで作成したムービーがどんなに素晴らしくても、音がなければ効果は壊滅状態と言っても過言ではありません。しかし、iLife ’06のGarageBandがこの問題を解決します。キーボードウインドウやミュージックタイピングウインドウに直接リズムを入力すれば、たとえ雨だれ的であっても、あとからグラフィック表示や音符表示画面で入力データを自由に調整できます。失敗してもあとからフォローできるので、気負わずにリラックスして演奏してみることをお勧めします。

【図.7】

【図.7】画面下のトラックエディタをグラフィック表示にした状態。音の位置や長さを自由に調整できます。

【図.8】

【図.8】 トラックエディタを音符表示に切り替えた状態。それぞれ音符の位置や値を調整可能です。

【図.9】

【図.9】作成した音をループライブラリに登録できます。登録したループから、さらに新しい楽曲が生まれるというわけです。

ICレコーダーなどで録音した音源を調整したり、標準で用意されているループのリズムを組み合わせるだけでも、かなりユニークな即興音楽が作れます。作り込んだ音を、ループライブラリにオリジナルのループとして登録することも可能。短い作品から少しずつ遊び感覚で試してみるといいでしょう。もちろん電気ピアノやエレキギターを弾けるなら、サードパーティーから販売されている鍵盤をMacに繋げて演奏したり、ダイレクトにレコーディングできます。

何千ものApple Loopと数十種類のソフトウェア音源がパッケージされている別売の「GarageBand Jam Pack」シリーズを利用すれば、さらに楽曲制作のイメージは膨らみます。私は .Macメンバーのユーザ特典で、Jam Packに収録されているいくつかのループを無料で手に入れました。

GarageBandでは、トラックエディタのグラフィック表示や音符表示でデタラメに調整しても、それなりに楽曲になってしまうものです。まずはゲームでもする感覚で作り込んでみるといいでしょう。それでも最近は、思い切ってカルチャーセンターで少しだけピアノを学んでみるのもいいかもしれないと、本気で考え始めました。

見切り発車の繰り返しでスキルを身につける


いい意味での見切り発車はデザイナーにとって大切です。まずカタチにすること。そして繰り返すことで経験やスキルが身につきます。特に学生の方は、これを頭に入れてください。失敗作(と思い込んでも)も味のうちと考えましょう。そういった観点から、iLifeに含まれているツール類をもっと使い倒してもいいのではないでしょうか。これだけの機能がMacを購入すれば無料で利用できるのですから。

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