ネットショッピングなども行っている広報用のウェブサイト。Mac OS X Serverに標準で入っているPHPとMySQLを利用し、oscommerceをカスタマイズしたショッピングシステムが稼働中。
西麻布の閑静な住宅街に位置する株式会社シンクは、h.NAOTO、gouk、T-KUNITOMO、kugoといった自社ブランドを企画・製造・販売するアパレルがコア事業である。さらに、店舗デザインやインテリア家具の制作を手がける有限会社ソッド。そして、販促ツール制作などのグラフィックワークを業務とする有限会社インクスをグループ会社として展開する複合企業体でもある。
国内事業所や店舗は東京や大阪をはじめとして、17ヶ所。さらには、中国やオーストラリアなどの海外拠点も抱えている。事業所と店舗との連絡を密にするために、これらの拠点はすべてネットワークで結ばれている。その他にも、オンラインショッピングサイトe-shopで自社製品の販売を行っている。そのビジネスの中心となるのが株式会社シンクの本社2階で稼動している6台のXserve G5、そして3台のXserve G4である。
現在、株式会社シンクでは自社サイト、オンラインショッピングシステムはもちろん、DNSやMailサーバといった基幹ネットワーク部分にMacintoshを採用、自社で構築から運用管理まで行っている。
Mac OS X Serverのメンテナンス性に注目し、導入を決める
「以前はレンタルサーバーを利用していたのですが、ウェブでの広報活動を強化したり、オンラインショッピングをスタートさせたりするなど、ネットビジネスを強化するなら、自社で管理する必要があると判断しました。自社で管理を始めた頃は、Linux系のシステムだったのですがメンテナンスやアップデートなどの管理が大変になってしまって。そこで、Mac OS X Serverのことを調べていると、DNSやメールサービスも安定で堅牢になっていることが分かったのです。ならば、Xserve G5とMac OS X Serverの組み合わせで社内ネットワークシステムを構築しようと判断したのです」と話していただいたのは、システム・エンジニアの小船井幸男氏。
そして、同社のDNSやメールサービスを管理運用しているのは、山本剛史氏。これまでLinuxで管理していた基幹ネットワークサービスをXserve G5に移行して日々運用するにあたり、Mac OS X Serverならではのメリットを感じているという。
「Mac OS X Serverは、DNSやメールサービス、ウェブサービスなど必要な機能が最初から装備されていますし、インストールもGUIなので導入が非常に簡単です。また、管理や運用に関しては、安定性が高くて堅牢であるということが一番のメリットでしょうね。」
「メールアカウントの新規発行や変更など、管理業務が扱いやすいですし。さらにOSのアップグレードが簡単で、セキュリティなどをより堅牢にすることができます。ハードウェアとしてもXserve G5を導入しているので、片方のディスクアレイでメジャーアップグレード環境を試験して、本番環境に移行させるという使い方ができます。ネットワークの停止が最小限でサーバをアップグレードできるのは、管理者にとって非常にありがたいことです。」
システムの選定ではアップル法人営業部と何度も話し合った
株式会社シンクがDNSやMailサーバをMac OS X Server環境へ移行しようと決めたときに小船井氏の目にとまったのが、アップルサイト内にあった「アップル法人営業部」のリンクだった。アップル法人営業部、その名の通り法人向けにアップル製品を販売する窓口として機能し、新システムを導入するにあたってのソフトウェアやハードウェアの選定のアドバイスなども電話を通じて行っている。
株式会社シンク システム・エンジニア 小船井幸男氏。同社のシステム、ネットワークを設計している。
「アップル法人営業部のページを見たら電話番号が載っていて、アップルも法人向けの窓口があるんだなぁと思って、電話をしてみました。すると、法人営業担当者の方が非常に深い知識を持っているので、こちらも安心していろいろと相談をさせていただいたのです。コンタクトを取ったときは、Linuxでのネットワーク管理の煩雑さが悩みの種だったので、Mac OS X Serverの機能や安定性などを細かく突っ込んで話し合いました。そこで、Mac OS X Serverのメンテナンス機能などを紹介していただき、さらにはXserve G5のスペック検討までして検討してもらいました。また、Mac OS X Serverの料金体系で迷っていたことがあったのですが、こちらの状況を説明しただけで、見積もりを出してくれたのは、ありがたかったです。話し合いの中で、ソフトウェア自動送付サービスというライセンス体系などもアドバイスしていただいたので、OSのアップグレードを予算化できました。これで我々のネットワークは常に最新の環境を保つことができるようになったのです」と小船井氏は法人営業担当とのやりとりを振り返る。
株式会社シンク システム・エンジニア 山本剛史氏。同社のDNSやメールサービスを管理運用している。
「私が感じたのは、情報の信頼性ですね。アップルが公式で出しているドキュメントをもとに、アドバイスをいただけますから。例えば、Open Directoryといった新テクノロジーに関しても、導入事例やシステム構成などを含めた詳細な情報をスピーディにいただけました。技術的な深い話しまで気軽に相談に乗ってもらえるのは、私たち管理者としても安心です」(山本氏)。
アップルストア法人営業部とのファーストコンタクトは基本的に電話となる。その後、やりとりはメールやファックスも加わっていく。見積もりもPDFで送付できるのでスピーディに稟議に回すことができるようになっているし、請求書や領収書の発行など経理上のやりとりをスムーズにさせる仕組みが用意。こうして、株式会社シンクはXserve G5を2台、iBookG4を1台、Mac OS X Serverをアップルストア法人営業部を通じて導入し、新システムを稼動させたのだ。
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