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●活字を配列し印字(表示)する技芸である“日本語タイポグラフィ”は、さまざまな要素がからみ合って、いまだに解決できない悩みを日々仕事の現場で問いかけてきます。 日本語は漢字・平仮名・片仮名・ローマ字など、色々な文字体系を混在させて表記します。これらの複雑な表記を使用する他にも(「第三回:ヒラギノの表情七変化」でも少しふれましたが)悩ましい事柄が日本語行組版の現場では発生しています。 ローマ字の使用は“和欧混植”、あるいは縦組みにおけるローマ字(アラビア数字)の向き、また、縦組み横組み両用の表記が可能な日本語では、その組み方に課題が発生します。文字間ゼロのベタ組みをしようとしても、ほとんどの文章は完全に文字間ゼロで組むことはできません。 今回は、これらの日々遭遇する“日本語タイポグラフィ”における行組版の悩みを取り上げてみます。
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