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Final Cut Pro HDは、映像をキャプチャし、整理・再構成して、映像作品を完成させるまでの一連の作業を担う映像編集アプリケーションです。Final Cut Pro HDにはカラーコレクションを始めとするフィルタエフェクト、ディゾルブなどのトランジションエフェクト、タイトル作成、マルチレイヤー合成、モーションエフェクト、オーディオミキシングなど数多くの機能が搭載され、Final Cut Pro HDだけでも完璧な映像作品を創り上げることが可能です。しかし、より魅力的な映像コンテンツの制作、特に本格的なマルチレイヤー合成やオーディオ編集といった作業には、他の専用アプリケーションを併用したほうが効果的な場合があります。 ![]() 例えばタイトル作成。単に静止タイトルを映像にオーバーレイさせるだけであれば、標準のタイトル機能で事足りますが、よりダイナミックな文字の動きにで視聴者の目を引くモーションタイトルを作成しようとするなら、Final Cut Pro HDに付属するLiveTypeが最適でしょう。LiveTypeなら、タイトルにするテキストを入力し、フォントやスタイルを指定し、200種類にも及ぶアニメーションライブラリを適用するだけで、あっという間に魅力的なモーションタイトルが作成できます。 また、番組のオープニングタイトルを多重マルチレイヤー合成した映像にしたい場面は、アップルの新しいアプリケーションであるMotionが最適です。Motionはビデオ合成、モーショングラフィックス制作に特化したアプリケーションで、レイヤーの数や適用するエフェクト数が多く、複雑な内容の映像を制作する際でも、OpenGLアクセラレーションにより可能な限りリアルタイムで処理してくれます。テキストのみならず、静止画やQuickTimeムービーに、“引力/風”といった物理シミュレーションや、“引き寄せ/衝突”といった複数オブジェクトの連携アニメーションを施すことが可能で、従来であれば専門知識を必要とした複雑なアニメーション制作を、LiveType同様いとも簡単に生み出すことができるのです。 そして、Final Cut Pro HDで創り上げた作品をDVDに変換するのであれば、DVD Studio Proを。プロのビデオ制作の現場でも、DVDはビデオテープに代わるディストリビューションメディアとなっています。クライアント試写といったような機会で、VHSという、どちらかと言えばオールドファッションなメディアの代わりにDVDを利用すれば、作品の善し悪しを判別する際の印象も大分異なります。制作システムが現代的にアップ・トゥ・デートされていることを、それとなくアピールすることもできます。Final Cut Pro HDではCompressorアプリケーション経由で、DVもしくはHDの素材を簡単にMPEG2へ変換することが可能です。最新のPowerMac G5ならエンコードも非常に高速で、実時間を大幅に下回る時間で処理が完了します。 次ページ:中継メディアファイルによるやりとりの弊害 |
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