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ソフトとハードが個別に提供されているということに関して、性能/機能的な不備を指摘する人もいますが、現在、Final Cut Pro HD向けに最適化されたドライバを含むビデオ/オーディオデバイスの多くは、Final Cut Pro HD(そしてQuickTime、Mac OS X)と非常に綿密に連携/統合が図られています。 その具体例をひとつ挙げてみましょう。Final Cut Pro HD向けのビデオ/オーディオデバイスの多くはキャプチャ時に、Final Cut Pro HDで対応しているDVCPRO HDコーデック(圧縮プログラム)や、QuickTimeに搭載されている各種コーデックを用いてリアルタイムエンコードする機能を持ちます。これにより、入力された非圧縮ビデオを「8/10ビット非圧縮」コーデックでストレートに記録するのはもちろん、以下のようなコンバート&キャプチャ、またはダウンコンバート&キャプチャを行うことも可能です。これらの処理はMac本体とビデオ/オーディオデバイスによってリアルタイムで処理されるため、キャプチャに要する以上の作業時間は掛かりません。
PhotoJPEG/DV25/DV50/DV100、8/10ビット非圧縮の各コーデックは、すべてソフトウェアコーデックです。ハードウェアベースとなっている大抵のビデオ機器は、非ネイティブフォーマットの再生互換機能を持っていても、記録フォーマットは1つしかありません。対して、Final Cut Pro HDは複数の記録フォーマットに対応している「マルチフォーマットビデオレコーダ」であるとも言えます。特に、DV50/DV100形式は松下電器産業からライセンス供給された、既に業界で高い評価を得ている圧縮コーデックです。非圧縮に対して圧縮であるという側面から見ると、DV50/DV100形式はオフライン編集用途と思われがちですが、圧縮と言えど、その最終出力映像の画質は完全にブロードキャスタブルなクオリティを保ちます。こうした定評あるコーデックがFinal Cut Pro HDの中で自在に使用できる点は、Final Cut Pro HDを中核とするノンリニアビデオ編集システムに、より一層の安心感を与えています。
FireWire経由でのキャプチャ、外部ビデオ/オーディオデバイスを用いてのキャプチャという二つの方法は、仕組みが異なるだけで、Final Cut Pro HD上での編集スタイルは完全に共通です。Final Cut Pro HDのスケーラブルな設計により、どのようなシステム構成のMacでも、編集操作方法はまったく変わりません。スタジオにあるPower Mac G5と、サテライト用のPowerBook G4をまったく同じように使えますし、将来的により高速なマシンに入れ替えた際も、操作性に変わるところはないのです。 Final Cut Pro HDの操作に精通しているユーザであれば、サードパーティ製の外部ビデオ/オーディオデバイスを追加導入することで、扱うことができるビデオ/テープフォーマットが格段に増え、また、コンバート&キャプチャ、ダウンコンバート&キャプチャ機能を積極的に活用することで、画質や編集作業の条件に照らし合わた最善のワークフローが構築できます。 次ページ:QuickTimeベースであることの効用 |
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