株式会社シー・アイ・エー:
リアルタイムのブランド開発
Xserveが支える戦略構築のためのリファレンス環境
シー・アイ・エーでは、これまで外部スタッフとのデータ共有をレンタルサーバで行っていたが、ニューヨークやロンドンなど海外とのやり取りをシームレスにしたい、もっと作業効率を上げたいという要望も強くあったという。また、プロジェクトに比例して扱うデータ量が増加していたことや、地震などの災害対策としてバックアップによるリスクヘッジも考慮して、かねてからサーバ環境の見直しを検討していた。そこで選択肢として挙がったのが、アップルのサーバソリューションXserveだ。
「Xserveを選んだのは、オフィスや外部スタッフがMac環境だったので違和感なく使えるのではないかというシンプルな理由からでした。ただ、シー・アイ・エーには専門外であるIT分野に長けたスタッフがおりませんので、こちらからApple Storeの法人営業部に直接電話で相談したんです」。電話のみでの購入となったが、やり取りから実際の導入、さらにシステムの稼働まで非常にスムーズに進んだと宇都宮氏は言う。「Apple Store法人営業部には、会社のシステムに合ったサーバの仕様やカスタマイズ構成などを気軽に相談できる専任スタッフがいるので、とても安心して購入できました。レスポンスも早く、導入までの時間の短縮にもつながったと思います。購入前は電話で親身になって相談に乗っていただき、購入後はアップルのサポートプランを利用してテクニカルサポートや出張保守サービスも受けられる。我々は仕事だけに集中できているので、この選択は正解でした」。
導入したXserveのうち1台は、ファイルサーバとして5つの階層でセキュリティレベルを構築。コンフィデンシャルなデータについては、外部スタッフにはアクセスできないように設定されている。このファイルサーバには過去20年間に蓄積された資料が収められており、リファレンス機能を果たすことで以前は苦労していた資料探しの手間が大幅に軽減された。「作業の効率化が図れるようになり、提案や戦略を立案するまでの時間が短縮され、クリエイティブな作業にかける時間が増えました。リテール開発のトレンドはタームが短く、細かく分散された過去の情報収集は大変な作業でしたが、それもXserveの導入で同時に解消できています」と宇都宮氏は導入効果について語っている。
現在は社内ブログも運用しており、最近のマーケティング的、またブランド的に注目されるトピックをスタッフが書き込んで情報の共有化に活用している。「このブログには海外スタッフからの些細なネタから、緻密に分析された戦略データまで、さまざまな情報が納められており、まさに情報資産となっています。今後はサーバを使って、この情報をアーカイブとして整理できるようにできればと考えています」。
印象的なプレゼンテーションに最適なKeynote
多種多様のクライアントを抱えているシー・アイ・エーだが、「口コミとこれまでのトラックレコード(成功実績)のみで、基本的に営業活動は行っていません」と宇都宮氏は言う。「リピート率が高さが我々の誇りです。それは常にクライントと手に手を取って最後まで、という方針でプロジェクトを進めているからであり、ディテールにこだわった提案がクライアントに評価されているからだと考えています」。
例えば三菱東京UFJ銀行の場合、シー・アイ・エーは統合以前からカードのデザインを手がけていたが、デザイン以外でも新しい提案を続けてきた。「デザインだけでなくプログラムをセットし、ホスピタリティを取り込んだリテール業として、富裕者層を対象としたプライベート・バンキング・オフィスに深く関わりました。そこではデザインから他の銀行との差別化を図り、椅子などの家具やお客様にお出しするコーヒーに至るまで、ディテールに入り込んで取り組んだんです」。
こうしたクライアントへの提案で宇都宮氏が活用しているのが、アップルのプレゼンテーションソフトウェア、Keynoteだ。「プレゼンにはPowerPointを使う事もありますが、よりインプレッシブなプレゼンを行えるKeynoteが、提案成功への道筋を作ってくれています。特にデザイン系のプレゼンでは、Keynoteは欠かせませんね」。
なお、シー・アイ・エーでは内部/外部のスタッフ全員のスケジュールの共有に、Mac OS X標準のスケジュール管理ソフトウェアiCalを利用している。個人的にも長年のMacユーザである宇都宮氏は、今ではiCalのカレンダーがないと仕事の管理ができないと言うほどだ。
将来の展望としてホテルのデザインも視野に
「いずれはホテルに挑戦したいですね」と、数々の都市開発やブランド構築を成功させてきたシー・アイ・エーとしての展望を語ってくれた宇都宮氏。「デザインだけでなく、ホスピタリティ、フードとトータルなユーザ体験において、ホテルはダイレクトに結果が返ってくるプロジェクトだと思います」。近い将来、アップルソリューションのもたらすクリエイティビティを駆使して手がけた、シー・アイ・エーによる斬新でホスピタリティに溢れるホテルが誕生するかもしれない。



