スペースシャワーTV: Macが変えた映像編集

1989年に日本初の音楽専門チャンネルとして誕生した「スペースシャワーTV」。人気アーティストが出演する情報番組や、ライブ番組、ビデオクリップなど、日本のロック・ポップスを中心に、邦楽から洋楽、メジャーからインディーズまで、幅広いジャンルを網羅した音楽番組を24時間放送している。2006年4月には、最新の音楽情報をいち早く紹介する音楽ニュース番組「SPACE SHOWER MUSIC HEADLINE」がスタート。スペースシャワーTVでは、同番組の立ち上げにあたりMacによる独自のワークフローを確立。制作工程からコンテンツの発信に至るまで、スピードが求められるニュース番組の制作現場において、Macは何をもたらしたのかを伺った。

音楽ニュース番組制作を支えるプラットフォーム

2006年4月にスタートした「SPACE SHOWER MUSIC HEADLINE」は、スペースシャワーTVが独自の視点でピックアップした最新の音楽情報を、3人のVJが紹介する4分間の音楽ニュース番組で、月曜日から金曜日まで毎日放送されている。人気アーティストのイベント・ライブ情報や新譜情報などのメジャーな情報に加え、地方でのイベントやインディーズアーティストの動向、海外ミュージックシーンのレアな情報まで、ジャンルや話題性を問わずフラットな視点で集めた音と映像を日々発信し続けている。

「SPACE SHOWER MUSIC HEADLINE」の立ち上げについて、同番組のチーフディレクターの三好大輔氏は、次のように語る。「ニュース番組というのは、速報性が求められます。『SPACE SHOWER MUSIC HEADLINE』では、スペースシャワーTVらしい幅広い音楽情報を網羅したスピード感のある番組づくりを目指しました。そのためには、今まではメディアが取り上げにくかった小さな情報にも注目し、数多くの現場に足を運んで取材/撮影することと、それらをスムーズに進めるプラットフォームの構築が必要だったのです」。

そこでスペースシャワーTVでは、少人数で運用でき、一人ひとりがフットワークよく動くことのできる制作環境の実現に向けて、MacとFinal Cut Proを活用したプラットフォームを構築。速報性の高い情報発信を可能にするワークフローが実現した。「音楽ニュース番組の制作環境としてMacを選んだのは、導入コストの面で優れていることもありましたが、それ以前に、スピーディなワークフローの実現は、Macでなければできなかったのです。既にスタッフの多くが、他の番組やミュージックビデオの制作でFinal Cut Proを使用していたこともあり、導入後はスムーズに運用しています」。

機動力とスピードを高めるワークフロー

「SPACE SHOWER MUSIC HEADLINE」の制作チームには、20名ほどの取材ディレクターがいる。彼ら一人ひとりが、現場に出向いて取材/撮影し、Final Cut Proを使ったオフライン編集と、Photoshopのテンプレートを利用したキャプション入れまでを行い、ニュース映像を完成させる。そしてオンエア前日までに、作成したニュース映像とナレーション原稿を社内にあるXserve RAIDにアップする。

「ニュース番組の制作に必要なのは、何より機動力とスピードだと思っています。各ディレクターが作成したニュース映像は、オンエア前日の夜にはXserve RAIDにアップされていますから、スタッフはiWebを使ってその映像を自宅などで確認し、修正個所やスタジオ収録用原稿を考えて、オンエア当日の構成会議に臨めるわけです。おかげで、スタッフ間のコミュニケーションもスムーズになり、オンエアまでの限られた時間内にみんなの意見を反映することができるようになりました」。

 
 
 
 
 

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