矢部國俊【連載】MacBook Proで楽しむAperture:第2回

Apertureの有効性や理想の環境を考える

Apertureに適した環境とは?

Apertureを活用するのに最も適した環境と言えば、やはりMac ProとMacBook Proでしょう。高速でパワフル、そしてカラーマネージメントの効いた状態でRAWやJPEG、TIFFデータを素早く閲覧できるハードウェア環境が整います。また、Apertureをインストールするマシンでは、できる限りメモリを多く搭載すること。さらにインターネットに繋がっていて、アップルの統合インターネットサービス「.Mac」(ドットマック)のアカウントを持っている状態がより良い環境と言えます。

すべてアップル製品となってしまいますが、ハードウェアとソフトウェア、ネットワーク、サーバというコンピュータ時代には欠かせないツールを、それぞれ巧みにリンクした形で提供していることを評価しましょう。もし同じような製品やサービスを別々に揃えて環境を構築しても、完全にリンクはできませんし、価格も高くなってしまいます。

私は、PCバッグの中にAirMac Expressを必ず入れて持ち歩くようにしています。実際、ロケ先などで宿泊するホテルの部屋に無線LANがある場合はいいのですが、机にイーサネットケーブルが伸びているだけの場合もあります。ここにAirMac Expressを接続すれば、部屋のどこでもインターネットを利用できるようになるわけです。

図5

ApertureでWebギャラリーを設定した例。このままインターネットにアップロードすることが可能だ。これで遠隔地にいる人も閲覧できるし、カラーも自動的にブラウザ上で正しく見られるように書き出せる。従来はデータを8bitに書き出して解像度を設定し、別途フォトアルバムにアップロードするなど手間がかかっていた。

*クリックで画像を拡大できます

.Macでシームレスな作業環境を構築

.Macも活用しています。iDiskにファイルをアップロードして仕事のお客さんなどにダウンロードしてもらったり、ブログを書く、Webメールを利用するなど、さまざまなインターネットサービスをまとめて提供するのが .Macです。Mac OS Xの環境設定で .Macを設定(アカウントとパスワードを入力)することで、Apertureでの作業とリンクして使えるようになります。このメリットは、外出先ではMacBook Pro、事務所ではMac Proという作業環境を構築している場合でも、シームレスにApertureでの作業を続けられる点でしょう。

ユーザとしては余計なものを購入する必要はありません。せいぜい、モニタのカラーマネージメントツールを購入しておけばいいくらいでしょう。デジタルでは、モニタの初見が撮影した写真の初見です。単純にきれいに見えればそれでよし、というわけではなく、データのいいところも悪いところも忠実に見えている必要があります。その為にカラーマネージメントツールが重要なのです。MacBook Proでは元からカラーマネージメントには対応しているので、Apertureとの相性もばっちりです。

また、MacBook Proでは従来のPCカードスロットは搭載しておらず、次世代のExpressCard/34スロットを採用しています。撮影したデータはデジタルカメラからダイレクトに転送するほか、手持ちのメモリカード専用のカードリーダーを利用すると、より速くスマートにApertureへ読み込むことができるようになります。

図6

ルーペ機能は強力。メニューボタンからルーペを選んで画像に持っていくだけだ。RAWファイルで見たいポイントを拡大すれば、効率的にピントチェックができる。

*クリックで画像を拡大できます

図7

Apertureのプロジェクト追加画面。白く表示されているファイルは、レイヤーの互換性がない状態で保存されたPhotoshop形式の画像だ。読み込み時に表示される矢印は、どこのフォルダからどのプロジェクトにデータを書き足すかを示している。

*クリックで画像を拡大できます

 


 
 
 
 

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