株式会社ディーウォーカー
Final Cut Pro HDとXserveで映像制作の新たな可能性を拓く
ネットワークを介して遠隔地との共同作業を実現


株式会社ディーウォーカー ディレクター・園田俊郎氏。最近では映像のみならず、作曲も自ら手がける。
すべての編集作業を自分自身の手で

ディーウォーカーのチーフディレクターとして、カシオ計算機のEXILIM「カードカメラ誕生編」のテレビコマーシャルやゴスペラーズのミュージックビデオなどの編集を手がけてきた園田俊郎氏は、Final Cut Proの魅力について、「操作がしやすい」、「自分自身の手で行なえる」、「編集時の画質の良さ」の3点を挙げます。

園田氏にはかつて、テレビ番組のディレクターとして、番組をVTRでオフライン編集した経験があります。VTRのオフライン編集では、マスターテープが痛まないよう、マスターからコピーしたワークテープを使って仮編集を行ない、このデータをもとにマスターテープでの本編集をして作業完了となります。ところが、いったん仮編集を終えた後で、「やっぱりこのカットと次のカットの間にもう1カット挿入しよう」ということになると、部分的な修正がききません。もう一度最初から編集作業をやり直さなければならないのです。90分、120分の番組を編集する際には、この作業が苦痛だったと言います。


Pro/Video

Final Cut Pro HDとXserveで映像制作の新たな可能性を拓く
1. テレビ放送品質で編集可能なFinal Cut Pro HD
2. すべての編集作業を自分自身の手で
3. Xserveとネットワークを介して共同作業を実現



柔軟なタイムラインとリアルタイムのプレビュー画面、オーディオミキサー、カラーコレクションツールなど、映像編集に必要な機能がひと目で分かるFinal Cut Pro HDの画面。
「X Japanのベーシストheathのミュージックビデオクリップを編集した時には、3分半の映像のために全部で800カットほどつなぎました。自分では編集機の操作は早い方だと思っていましたが、このときはあまりの大変さに根をあげそうになりました」(園田氏)。以前Avidはよく利用していましたが、そこでは、自分自身で編集機を操作することができず、口頭で自分のイメージを伝えて専任のオペレーターに編集してもらうというやり方だったため、大きなストレスを感じたそうです。

春日氏に勧められて、Final Cut Proを使ってみると、違和感なく操作できたことにまず驚きました。「僕は、じっくりマニュアルを読みながら、操作を覚える方ではありません。また、それまでパソコンをまともに使ったことすらありませんでした。Final Cut Proで映像をつないでいく感覚は、これまで経験したフィルム編集とほとんど同じなので、すぐに慣れました。プロユースとして十分な機能がありましたし、画質のレベルもベータカムと変わりません。画質を落とすことなく編集できるのがいいですね」(園田氏)。園田氏は、Final Cut Proを経験する前にも、Mac用の映像編集アプリケーションを使ってみたこともあるそうですが、「初めて編集をする人ならともかく、編集という作業の何たるかを理解している自分のようなプロには、Final Cut Proの方がはるかに使いやすい」ということに気付いたと言います。



Motionでは、Final Cut Proとの緊密な連係の下、リアルタイム処理されるインタラクティブなフィルタやエフェクトを使ったモーショングラフィックスのデザインが可能。
いまや、園田氏のクリエイターとしての活動にPower Mac G5とFinal Cut Proは欠かせません。映像を時間軸で伸縮することのできる機能やカラーコレクションの機能はとくに気に入っています。「VTRのオフライン編集では仮編集の段階でクライアントに映像を見せる際に、「この部分はスローになります」「ここからは逆再生です」「この部分は赤くなります」と口で説明を加えるしかありませんでした。Final Cut Proでは完パケとほぼ同じイメージをクライアントに見せられるようになったのが嬉しいですね」(園田氏)。

園田氏の関心は、アップルが2004年8月に発表したモーショングラフィックスのデザイン・制作用のアプリケーション「Motion」にも向けられています。Final Cut Pro HDと緊密な連係ができることから、今後はモーショングラフィックス制作の標準ツールになるだろうという予想はしていますが、それ以上に「Motion」によってどのように映像表現の可能性が広がるのか、という点に興味があるといいます。「他のプロフェッショナル用エフェクトソフトと比較して、Final Cut Proとの親和性が際立ちますね。あたかも、Final Cut Proのよくできたプラグインのように操作感が自然で、編集作業との連係も非常に楽にこなせました。」(園田氏)。

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