株式会社共同テレビジョン
映像メディアの多様化に対応する新たなワークフロー
Final Cut ProとDVD Studio Proの連係でDVDを制作


取材技術部ビデオワークルームにて、Power Mac G5とFinal Cut Proによる映像編集が行なわれる。
パフォーマンスに優れたDVD制作ワークフロー

DVD制作の実績を作った山下氏が、次に手がけることになったのは、スカイパーフェクTVのアニメーション専門チャンネルAT-Xの年末特番として、人気声優の金田朋子をフィーチャーしたバラエティ番組です。放送枠は1時間で、番組の前半が文化放送で行なわれたラジオ番組の公開録音の映像、後半は屋外でのロケ撮影によるバラエティという二部構成。また、オンエアとほぼ同時にDVDとしてリリースすることが計画されていました。

Final Cut Pro HD編集画面。
番組の制作予算は非常に限られており、ポストプロダクションの作業はできるだけリーズナブルにやりたいというのが制作側の意向でした。番組ディレクター自らがFinal Cut Proを使ってカットをつなぎ、山下氏と取材技術部のスタッフがPower Mac G5上でFinal Cut Proを使ってオンエア用の完パケを作成しました。また、Final Cut ProでMPEG-2エンコードを行ない、それを元にDVD Studio Proでオーサリングを行ないました。「映像制作に携わる人間なら誰でも、限られた時間と予算の中で、できるだけよいものを作りたいと考えます。Final Cut ProとDVD Studio Pro、Power Mac G5なら十分に実現可能だし、何よりもパフォーマンスに大きな魅力を感じました」(山下氏)。また、この仕事を通じて、1台のPower Mac G5上で、高品質の番組編集作業からDVDオーサリングまで行なえることが確かめられたのも、大きな成果だったと言います。

DVD Studio Proによるオーサリング。
Final Cut ProとDVD Studio Proの連係は非常にスムーズで、操作する上でとくに問題はなく、DVD Studio Proの豊富なトランジション機能やDVD Studio Pro の中からPhotoshopの素材がシームレスに編集できるという機能が便利だったと山下氏は言います。また、Final Cut ProとDVD Studio Proを使用しはじめるのと同時に、アップルの技術サポートを受けられたことが安心材料のひとつだったと言います。「DVD Studio Proの書き出したDLTでエラーが出たことがありましたが、アップルのサポートのおかげで問題を素早く解決できました。アメリカですでに数多くの実績のあるソフトウェアであるとは聞いていましたが、それが実感できましたね」(山下氏)。

これまで着実に成果を積み重ねてきた山下氏ですが、今後それをどのような形で発展させていくのでしょうか。「これまでの仕事は、どちらも規模が小さかったので、私ともう一人のスタッフの2名でこなすことができました。こうした仕事をもっと数多くこなすには、マシンの数も足りませんし、スタッフも必要です。実際のところ、中小規模の映像制作のニーズに対し、会社としてどのような体制で応じていくのかについては、社内でも議論の余地のあるところです。Final Cut ProやDVD Studio Proのようなソフトウェアや、高速でパフォーマンスの高いPower Mac G5というマシンが登場したことで、限られた人員による高品質なDVD制作という、効率的なワークフローを実現しました。我々制作会社も、さらに柔軟に対応できる体制作りをしていかなければならないでしょう」(山下氏)。

アップルのビデオソリューションによるDVD制作のワークフロー。編集、エンコード、オーサリングをシームレスに連係することができる。DVD Studio Pro 3では、入稿用のDLTへの出力にも対応し、大手プレス工場での検証および受入れ体制もすでに整っている。

最後に、山下氏はアップル製品に対する熱い期待を次のように語ってくれました。「今年、HDV規格に対応した民生用カメラが発売され、業務用ビデオカメラもまもなく市場に出て来ます。取材技術部でも、これまで以上に機動性を活かしたハイビジョン撮影が可能になるでしょう。HDVの映像をFinal Cut Proで扱えるようになれば、これまで以上にハイビジョンの映像制作の幅は広がることでしょう」(山下氏)。

取材:2004年11月

Pro/Video

映像メディアの多様化に対応する新たなワークフロー
1. 社内分業の垣根を越えたDVD制作
2. パフォーマンスに優れたDVD制作ワークフロー



AppleCare Help Desk Support
ほぼすべてのアップル製ハードウェア・ソフトウェアツール・アプリケーション、Mac OSを対象に、製品やソリューションに関する技術サポートを行なっている。相談には、アップルの上級サポートスタッフが対応。週5日、8時間対応の電話サポートのほか、メールでの相談や問い合わせ、技術サポート情報のメール配信なども実施。Final Cut Pro、DVD Studio Proもサポート対象となっている。費用は年間365,000円。



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