ひときわ優れた効率性と音質を実現するAAC(Advanced Audio Coding )は、MPEG-4, 3GPP, 3GPP2の各仕様の中核となる、インターネットやワイヤレス、デジタル放送分野に最適な新しいオーディオコーデックです。AACはMP3などの従来フォーマットよりもはるかに圧縮効率が高いオーディオエンコーディングを実現し、非圧縮のCDオーディオに迫る音質を提供します。

AACは、Dolby Laboratories、Fraunhofer(FhG)、AT&T、ソニー、Nokiaの各社が参加するMPEG標準化団体によって開発されました。これらの企業は、MP3やAC3(別名Dolby Digital)などのオーディオコーデックの開発にも関わっています。QuickTimeのAACコーデックは、Dolby Laboratoriesが開発した新しい最先端の信号処理テクノロジーに基づき、真のVBR(Variable Bit Rate)エンコーディングを実現します。

Movie properties dialog box

幅広いデータレートで高画質なムービーを提供し、業界標準に批准されているAACオーディオは、市場で幅広く導入されています。たとえば、iTunes Music Storeで販売されているすべての音楽で、デスクトップやiPodでの再生にAACが使われています。AACは、ISO MPEG(MPEG-4)、3GPP、3GPP2、DVB、XM衛星ラジオを始めとする、主要標準化団体によって承認されています。QuickTimeはこのAACに対応しているため、QuickTimeで作成したオーディオは幅広い機器、メディアプレーヤーで操作可能です。

両テクノロジーを並べて比較すると、AACがインターネットオーディオの新しい標準として、MP3の代わりとなるのにふさわしいことは明らかです。MP3よりも優れたAACの利点をご覧ください。

  • 向上した圧縮技術で、より高品質なデータをより小さなファイルサイズで提供。
  • マルチチャンネルのオーディオに対応し、最大48チャンネルをフル周波数レンジで実現。
  • 最高96kHzのサンプリングレートによる高解像度オーディオを提供。
  • デコーディング効率の向上により、少ない処理能力でデコードが可能。

データが語る性能

AACは多数の比較テストでトップクラスの評価を得ています。これらの素晴らしい結果をご覧ください。

  • AACを使って128kbps(ステレオ)で圧縮したオーディオは、オリジナルの非圧縮オーディオと「区別がつかない」と専門家に評価されました*
  • AACを使って96kbpsで圧縮したオーディオは、MP3を使って128kbpsで圧縮したオーディオの音質を全般的に上回ります。128kbpsのAACオーディオは、128kbpsのMP3オーディオよりも高いパフォーマンス(圧縮率)を誇ります*
  • EBUリスニングテストで比較された全オーディオ素材のうち、64kbpsで「優秀」と評価されたインターネットオーディオコーデックは、AACだけでした*

* Dolby Laboratoriesの情報による。