Synchronized Multimedia Integration Language(SMIL、読み方は「スマイル」)を使って、オーディオと映像を駆使したインタラクティブなプレゼンテーションを簡単に作成できます。一般的に、SMILは、ストリーミングオーディオ、映像と静止画像、テキストなど、さまざまなメディアを組み合わせたマルチメディアプレゼンテーションに使われます。

SMILプレゼンテーションはテキストファイルで記述されます。テキストエディタを使って、SMLプレゼンテーションを作成、編集したり、テキストファイルを作成するスクリプト言語を使って、SMILドキュメントを自動的に生成したりすることができます。SMILドキュメントでは、表示するメディア要素、表示する場所やタイミングが指定されます。

SMILドキュメントのメディア要素はURLで指定されます。メディア要素には、テキストファイル、JPEG画像、QuickTimeムービー、ライブストリームなどのファイルがあります。メディア要素を指定するURLには、HTTP、FTP、RTSPなど、一般的なプロトコルを使用できます。

SMILプレゼンテーションには、静止画像、オーディオ、テキスト、QuickTimeムービー、スプライトアニメーション、ライブストリーム、VRパノラマ、VRオブジェクトムービーなど、QuickTimeで再生可能なすべてのメディア要素を使えます。

また、SMILドキュメントはテキストファイルなので、AppleScript、PERL、CGIスクリプトなど、SMILドキュメントを作成できるテキスト出力を生成可能なスクリプトを使って、カスタムQuickTimeムービーを自動的に生成できます。たとえば、バナー広告をWebページに挿入するスクリプトを使って、QuickTimeストリーミングムービーと一緒にSMILに広告を挿入できます。

QuickTimeムービーのトラックと同様、SMILプレゼンテーションのメディア要素は、順に並べたり、時間や空間を重ね合わせたり、オフセットしたりすることができます。

SMILの構造

SMILはXMLベースなので、HTMLよりも構造がしっかりしていますが、HTMLと同じ<tag>、</tag>の構文が使われています。

SMILとHTMLとの違いは、すべてのタグで大文字と小文字が区別され(常に小文字)、すべてのタグが、他の要素を取り囲む一対のタグ(<タグ> 要素 </タグ>、「/>」で終わる自己完結型のタグ(" (<tag パラメータ />)のいずれかで終わらなければならないことです。

また、通常、HTMLでは構造とコンテンツが同じドキュメントに混在していますが、SMILはそうではないことも、SMILとHTMLとの違いです。HTMLドキュメントには表示するテキストが格納され、SMILドキュメントにはテキストファイルのURLが格納されます。

HTMLと同様、SMILドキュメントにはヘッドと本文があります。SMILファイルの構造は以下の通りです。

<smil>
     <head>
          <layout>
               <!-- レイアウトタグ -->
          </layout>
     </head>

     <body>
          <!-- 本文タグ -->
     </body>
</smil>