Macを始めた人たちの声 Gackt

通算23枚目のシングル「届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…」も好調、9月にはニュー・アルバム『DIABOLOS』のリリースを控え、今年後半の加速ぶりにも要注目のGacktさん。その昔はコンピュータに興味がなかったというGacktさんは、Macとの出会いによって開眼、今では自他共に認める筋金入りのMacファンです。Gacktさんにとって、Macは生活の中になくてはならない存在になっているようです。



──Gacktさんが現在使われているMacを教えていただけますか。

普段よく使っているのはPowerBook G4の12インチ。いま持ち歩いているのが5台目になるかな。他の4台はベッドの脇とかソファーの横とか、家中のいろんなところに置いてある。そこにいたらそのMacを使うみたいな(笑)。もちろんデスクトップも持っていて、Power Mac G5が全部で4台とこのiMac G5。それからiBookは僕自身は使ってないんだけど、スタッフには全員それを使ってもらってる。Mac信者だからね、僕(笑)。初めてコンピュータを使うスタッフやWindowsを使ってたスタッフもいたんだけど、僕がホワイトボードに「Macとは?」みたいなことを書いて教え込んだ。でも、Macはもともと扱いやすいから、みんなすぐに覚えてくれたよ。今じゃみんなヘビーユーザーだからね。

──そもそもGacktさんがMacを使うようになったきっかけは何だったんですか。

音楽制作の現場でMacを使っているスタッフが多かったからなんだけど、僕はそれまでコンピュータっていうものにまったく興味がなかったんだ。むしろ嫌いだったぐらいで。その昔、NECのPC-98シリーズとかを使ってプログラムを組んだりしてたこともあったんだけど、あまりにも実現できることが少なくて飽きちゃった。それで、しばらくコンピュータから離れてたんだけど、現場の影響でMacを買って。最初は「意外と」使えるんだなっていう程度の感想だったんだけど、ある時期からMacが飛躍的な進歩を遂げたでしょ。それからはもう、新しいモデルが出るたびに買い替えるようになった。PowerBook G4はほとんどのモデルを買ったかな。買って、それまで使ってたのはスタッフにあげちゃう。ウチのスタッフは相当なMac長者だったと思うよ。僕はMac貧乏だけど(笑)。

──Gacktさんをそこまで夢中にさせるMacの魅力とはどんなところだと思いますか。

Macが優れてるって思えるところは、まずデザイン性。iMac G5はおしゃれだし、インテリアとして成立しているのがすごいよ。どこに置いても絶対に絵になる。かわいらしさもあるし、美しさもある。Mac以外は生活の中に取り入れたくないからね。あと、いじっていくうちに、なんとなく使いこなし方がわかってくるっていうのも魅力だと思う。親密な感じというのはMacらしさだね。処理速度の速さとか、ストレスのなさとか、パフォーマンスもかなり優れているんだけど、決してMacは“機器”ではないんだよ。ある種ペットみたいなものだったり、恋人や家族みたいなものだったり。コンピュータを生活に密着したものとして感じさせてくれるのがMacだと思う。

──Mac OS X Tigerも発売日に購入されたと聞いていますが。

うん、買ったよ。正直なところまだいろんな機能を使いきってないんだけど、ひとつ感動したのがDashboardのウィジェット。最初に使ったときは、「一体これはなんだ!?」っていう感想だった。でもその後でアップルのサイトに行ったらすごくたくさんのウィジェットが紹介されていて、それを見たときにこれはすごいな、すごい可能性を持ってるなって気づいたんだよね。世界中の人たちがどんどん新しいウィジェットを作って公開しているわけでしょ。つまりクリエイティブな世界規模のコミュニティに、みんなが参加できるということだよね。そこに可能性を感じるね。



──音楽制作以外では、どんなことにMacを使っていますか。

まずは写真の編集だよね。写真を「保存する」っていうすごくスタンダードなことから始めたんだけど、編集をするようになってからは「Macってこんなにいろんなことができるんだ!」って思って、映像の編集までやるようになった。僕はスノボが大好きなんだけど、泊まりがけで滑りに行ったら、夜はなにもすることがないんだよね。そういうとき、みんなが撮った映像をPowerBookに取り込んで、音もすぐ編集して、その場でムービーを作るんだ。そういうことがPowerBook1台であっと言う間にできちゃう。

──その日のムービーをその日のうちにみんなで楽しめてしまうんですね。

そう、この「あっと言う間」っていうのがポイントだよね。専用ソフトを買わなくても、それがすべてできるソフトが最初っから入っていて、どれもユーザにわかりやすい。でも、わかりやすいからといって「それなりのソフト」ってわけじゃなくて。初心者にも扱いやすくできてるけど、中級〜上級者でも十分満足できるレベルなんだよね。それに普通はさ、ソフトって説明書を読まないとわからないでしょ? でもMacに入っているソフトは、なにかをMacに接続した瞬間に自分から動き出す。それで、いじってる間になんとなくわかっちゃう。そういうところがMacらしい。コンピュータの説明書なんて、誰も読みたくないじゃない?

──では、これからMacに触れてみようと考えている方に、Gacktさんだったらどのような楽しみ方を提案されますか。

たとえば、映像を撮ったとする。いままでだったら、それをそのまま観るしかなかったよね。でもそれをMacの中に取り込んだとたんに、もっと大切ななにかに変わる。取り込んで、編集して、自分の好みに仕上げて、音はiTunesから持ってきて、映像と音と文字と記録っていうものを一体化できるシステムがMacには初めから揃っている。子供が生まれた人や、恋人がいる人が、自分たちだけのメモリアル的なアルバムを制作するのにはMacが「もってこい」じゃないかな。それは人生をすごく楽しませてくれるものだと思うな。

──もっともハッピーでクリエイティブな使い方かも知れませんね。

何のためにコンピュータを持つのかわからない人もいっぱいいると思うし、僕も最初はそう思ってた。音楽の仕事上で必要だけど、これを普段持ち歩いて、なにか自分のためになるんだろうかって。でも、いまはどの人よりもこの子(PowerBook G4)といっしょに過ごす時間が多いんだ。それはなぜかっていうと、Macは僕の人生をさらに楽しくしてくれるから。そういう可能性に、もっと多くの人が気づいてほしいな。「iLife」なんていう道具だってあるんだから、Macなら人生をより楽しくするいろんなことができるんだよ。これは、他のPCじゃ絶対できないことだしね。