WebObjects は、強力なWeb サービスを構築する最も簡単な方法です。アプリケーションを効率的に統合して相互運用性を高めます。
オンラインカタログや発送した荷物の追跡システムなど、データベースとオブジェクトに基づいた動的なWebページを公開できます。また社内では、同様の技術を使って、異なる部署の機能を組み合わせて1ページに表示するといったことも可能です。例えば、給与明細に休暇日数を表示して従業員が閲覧できるようにしたシステムでは、休暇に関する情報は人事課のデータベースから、給与の情報は給与担当課から提供されます。WebObjectsを使うことで、このような整然としたWebページが作成できるのです。
WebObjects 5.3では、こうしたデータをWebサービスとして公開することも可能です。そうすれば、アプリケーションの内容を知らなくてもカスタムクライアントから情報にアクセスできるようになります。
WebObjects 5.3を使えば、SOAP、XML、あるいはWSDLのコードを1行も書かずにWebサービスを作成できます。WebObjectsのWebサービスは、Extensible Markup Language(XML)ドキュメントをサポートするSimple Object Access Protocol(SOAP)メッセージに基づいており、HyperText Transport Protocol (HTTP) を使って、TCP/IP経由でメッセージを送信します。すなわち、すでにWebサーバを使ってサービスを公開しているのであれば、この技術を利用するために別のサーバに投資する必要はないということです。作成したWebサービスを社外のほかの顧客に利用してもらうには、Web Service Description Language(WSDL)を利用してサービスを公開すればよいのです。
付属のツールを使って、コードを記述することなく、既存のデータベースからWebサービスを生成、構築、テストできます。WebObjects 5.2は、Apache Software Foundationが開発したSOAPインプリメンテーションの1つであるAxisを、SOAPエンジンのほか、コードジェネレータおよびWSDLプロセシングツールとして使っています。WebObjectsはAxisを用いて、Webサービスの運用と利用を実行します。WebObjectsはさらに、革新的なWeb Services Assistantを提供し、既存のデータベースの情報にアクセスするためのWebサービス作成をグラフィカルに支援します。
これらのサービスは、Java、AppleScript、Perl、.Netなど、さまざまな言語で書かれた他のサービスと相互運用できます。異なる言語で記述されたサービスを組み合わせ、1つのカスタムクライアントにまとめることも可能です。AppleScriptやPerlなどの言語からスクリプトレベルでWebサービスにアクセスできることで、新しいクラスのプログラマにエンタープライズアプリケーション開発の道が開けます。



