従業員の支援

職場と、その先の未来への
準備ができるように。

中国の深圳市で、廃棄物ゼロの取り組みについての
クラスに参加する受講者たち。

オンザジョブ・トレーニングは、
自らの権利を理解すること
から始めるべきです。

2008年以来、Appleのサプライヤーは925万人を超える従業員に対して、現地の法令、安全衛生規則、Appleの行動規範を理解するためのトレーニングを実施してきました。工場の監督者には、適切な雇用方針の徹底と安全な職場の維持を求めており、従業員とのコミュニケーションを改善する方法も指導しています。

労働者の権利に関するトレーニングの参加者数
累計参加者数 年間参加者数
2007 2千 2千
2008 2.9万 2.7万
2009 15.7万 12.8万
2010 32.9万 17.2万
2011 102万 70万
2012 230万 130万
2013 380万 150万
2014 620万 230万
2015 925万 305万
中国の深圳市で行われている、
iPadを使ったSEEDの授業。

仕事だけではありません。
様々なチャンスも
用意しています。

私たちは従業員にAppleの工場で活躍してほしいと願っていますが、新しい機会を探求するための支援もしたいと考えています。そのためにAppleは、Supplier Employee Education and Development(SEED)プログラムを開発しました。サプライヤーの施設内に設置した教室では、従業員がコンピュータ技能、グラフィックデザイン、英語、人事管理などの多様な分野の講座を無料で受講することができます。それぞれの教室にはMacコンピュータやビデオ会議設備が用意され、SEEDを通じて学べるものと同様の講座が組み込まれたiPadデバイスもAppleが支給しています。さらにモバイルデバイス上では職務権限、ライフスキル、財務リテラシーに関する簡単な講座や小テストも提供しています。2015年度にはSEEDの参加者の多くが、現地の大学との提携によって学士号や準学士号を取得しました。

ケーススタディー

仕事をキャリアに変えた
Carl Yang氏。

Carl Yang氏は職業訓練学校を卒業すると、すぐにJabil Suzhouの工場で材料オペレーターとして働き始めました。製造ラインで3年間働いたあと、新しいことに挑戦しようと考えたYang氏は、ある日SEEDプログラムの案内を目にします。そして、ずっと前から関心を持っていた分野である人事管理のプログラムに応募しました。

授業の準備をするSEEDの講師を
手伝うYang氏。

それから9か月間、Yang氏は人事のクラスを受講しました。人事を専門とする高校卒業資格を取得するまで、空き時間を見つけては勉強に打ち込む日々が続きました。その結果、講座の面接と職能考課で非常に優秀な成績を収めたYang氏は、SEEDの管理者として人事チームの一員になったのです。

この新しい職務で、Yang氏は教室で使うiPadデバイスやiMacコンピュータの技術サポートや、SEEDプログラムに参加する従業員への講座ガイダンスを担当しています。自分の仕事への新たな情熱が原動力となり、自らの学びを一段と深めるために講座の受講も続けています。現在は、ビジネスマネージメントの学士号取得に向けて順調に学習を進めています。

従業員の宿題を手伝うYang氏。

教育の水準を引き上げる。

中国では初等教育を終えたあと、多くの学生たちが職業訓練学校に通います。これらの学校が学生たちの成功に必要な技能を確実に教えられるように、Appleは地方自治体、Dell Inc.、スタンフォード大学のRural Education Action Program(REAP)と提携して、学校の資格認定制度を構築しました。

こうした学校からの研修生は、Appleのサプライチェーンには一握りしかいません。それでも、この制度が学生の技能向上と中退率低下につながっていることを2015年の評価結果が示しています。

職業訓練学校の評価のためにREAPが実施した
アンケートに記入する、中国河南省の学生たち。

進捗報告書

今年の進捗報告書をダウンロードできます。Appleの
最高執行責任者であるJeff Williamsからのメッセージや、
過去の報告書もご覧いただけます。さらに詳しく